具合が悪いと忍耐力がなくなります

昨日、会社で失態を犯してしまいました。

風邪をひいて、熱があったのですが、
こちらで書いた通り、
急に同僚が辞めてしまったので ↓
簡単に病欠できないのです。

できないわけではないのですが、
事務という誰でもできる仕事にもかかわらず、
たとえば宅配便の送り方とか、
資料を印刷して、製本する方法とか、
そういうことを知っている同僚が一人もいないのです。

せめて半日だけでも出勤して仕事をしたら
多少は皆の不便が減るかと思って、
「急ぎのことがあれば、午前中に言ってください」と
70人の同僚全員にメールを送り、
午後は休む・・・ということを、
2日間続けていました。

でも、2日間と言いましたが、
実際には1日でした。

昨日も「午後は休みます」と宣言したのですが、
12時過ぎから急ぎの仕事を次々と頼まれて、
それが途切れたのが、3時半でした。

もちろん、ランチ休憩なんて
取る暇はありませんでした。

それも、みんな自分勝手な理由で
『急ぎ』を押し付けてくるのです。

自分勝手と言いますか、
「それ、前もって分かってましたよね?
なんで、ギリギリで言うんですか??」
ということばかりなのです。


クリスマス前までに支払いをしてほしいから、
今日中に、この出張経費を清算して。

今日の午後からホリデーに行くから、
今すぐに、来月のパリ行の電車を予約して。

今日の午後に会議をしたいけれど、
会議室が空いていないから、なんとかして。

今から15分後に来客が来るのを伝え忘れていたから、
受付に知らせて、お茶と会議室の手配をして。

今から1時間後の会議に必要な資料を
印刷して、製本して。

などなどなど・・・・・


頭痛とダルさでボーっとしながらも、
なんとかこなしていましたが、
「今日の午後からホリデーに行くから、
今すぐに、来月のパリ行の電車を予約して」
というメールを見た時に、怒りが爆発しました。

だって、私も「午後は休む」のですよ?

しかも、あなたのようなホリデーではなく、
病気なんですよ?

パリ出張、同行者は1週間前に手配を完了していますよ?
なぜ、今の今まで放置していたんですか?

同僚が辞めた時点で、
私一人が70人のサポートをすることになったときに、
部長から「出張手配は自分でやるように」
という指示が出てましたよね?


「部長が言っていた通り、自分でやってください」と返信したら、
「今からホリデーだから、無理。今回はやって」
というメールが来ました。

そのメールも、すごく短くて、
Would you..? とか、 Please などといった
依頼する言い方ではなく、こんな風にかかれていました。

I'm going to holiday from this afternoon, so do it this time.
「僕は今からホリデーだから、今回はやって」

Do it って、完全な命令形の文章です。

「お前がやって当然だろう」という印象を受けた私は、
そこで、忍耐が切れました。

しかも、この人は今日の午前中は出勤していて、
「今から15分後に来客が来るから、
受付に知らせて、お茶と会議室の手配をして」
と言ってきた人です。

そこで、私はキレました。

このフランス人同僚は、
いつも自分勝手なことをする人ですが、
昨日はは体調が悪いことも相まって、
「もう忍耐の限界!自分のことばかり言ってるんじゃないわよ!」
と本気で、思ったのです。

その時点で3時を過ぎていましたが、
とりあえず旅行会社に電話をして、
ユーロスターの予約を依頼し、
予約が取れたら、その人にメールするよう頼みました。

そして、部長と課長をCCに入れて、
「旅行会社に予約を依頼しました。
あとは、ご自分でお願いします」とメールをしたら、
怒りのメールが届きました。

携帯から送ったと思われる、
改行のないメールで、こんなことが書かれていました。

「僕は『今日中にやれ』とは言っていない。
なんで、部長と課長をCCに入れるんだ?必要ないだろう!」

普段だったら、
「そんなつもりはありませんでした」と引くところですが、
発熱で正しい判断ができなかったこともあり、
私は、こう返信しました。

「『do it this time』を『今日やれ』と理解しました。

今日、他の人のユーロスターを予約しましたが、
1時間の間に20ポンド値上がりしていましたので、
昨今言われているコスト削減の観点から、
週末をはさむ前に予約したほうが良いと判断しました。

また、発券するには部長の承認が必要なので、
先のメールの通り、部長をCCに入れました。

課長は、私の仕事を管理しているため、
午後遅くになっても働いていることを、
報告しただけです」

ちなみに、「先のメール」というのは、
予約確認メールが来たら承認とメールで返信するよう、
部長宛てにメールで依頼して、
そのメールをフランス人同僚にもCCしていたのです。

もう、こんなの、やってられない!

と思った私は、その返信を待たずして、
荷物をまとめて帰ってしまいました。

結局、午後休みどころか、
昼休みも取らずに、
午後の3時半まで働いていたので、
普段と比べて、1時間短いだけの『早退』になってしまいました。


でも・・・・

今朝になって、風邪が大分楽になって、
昨日のことを考えてみたら、
大人げないことをしたなぁ・・・と反省しています。

『do it this time』を『今日やれ』と理解しましたが、
「今回は」と書かれていて、
「今日は」とは書かれていません。

正直なところ、フランス人の性格からして、
(いつも「すぐやれ!」と言う人なので)
「今日、やれ」の意味で書いたと確信していますが、
その後のフランス人の屁理屈(言い訳)も理が通っているのです。

私の頭がきちんと機能していたら、
メールを受け取った時点で、
そのことに気づいたと思います。

もう、「昨日は、本当に辛くて・・・・」
という言い訳しか出てきません。

具合が悪いと正当な判断もできなくなりますし、
広い心で他の人に接することができません。

いくら仕事で迷惑をかけるとはいえ、
こういうことで私の印象を悪くすると、
ずっとその悪印象が付きまとうことを考えると、
やはり、仕事に穴をあけるとしても、
ちゃんと休んだほうが良かった、と思いました。

これも言い訳ですが、
こんな状況が目に見えていたのに、
しかも、同僚が辞めた時点で、
「私が病欠したら、どうするんですか?
次の人が見つかるまで、短期派遣を探してください」
と頼んだにもかかわらず、
結局、短期派遣を探さないことにした、
上層部にも問題があると思います。

なんだか、一生懸命頑張っている自分が、
バカみたいに思えました。

そして、来週月曜に出勤したら、
今回のことを、きちんとお詫びしよう・・・
と思いました。


本当に、具合が悪いとダメですね。

体調が回復して、
こんなに苦々しい思いをするくらいなら、
あそこでガマンしておけばよかった、と後悔しています。


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