最近、よくジムで会う人と知り合いになりました。
ジャグジーに行く時間帯が重なって
「こんにちわ」から始まって、
色々と話をするようになりました。
「話をする」というよりも、
一方的に相手の話を聞いていることが多いのですが、
私の下手な英語を忍耐強く聞いてくれる、
とても感じの良い人です。
そして、彼はイギリス人なのに、
日本人の私が「同感!」と思うようなことを言うのです。
たとえば、彼は近々インドに長期旅行へ行くのですが、
一番高い旅行保険に入ったそうです。
でも、彼の周りの人たちは、
口々にこう言ったそうです。
「そんな高くなくても、
最低限の保険で良いじゃないか。
なんで無駄なことにお金を使うのか?」
たとえばハワイとか、
平和で衛生的なところへ行くなら、
最低限の保険で良いと思います。
でも、衛生的に問題があって
お腹を壊しそうなところや
いまだに貧困が問題になっていて
スリや置き引きが心配な地域へ行くなら、
私は、予算の許す範囲で、
できるだけ良い保険に入ると思います。
実際に何か起きることを想定しているわけではなく、
そうしたほうが、
安心して旅行を楽しめると思うからです。
おそらく多くの日本人の方々は
私と同じように考えると思うのですが、
考えてみれば、私の同僚などは、
「安い保険でいい」と言いそうです。
自分に自信があるのか?
自分には何も起こらないと思っているのか?
理由は分かりませんが、
万が一のために備えるという感覚を
あまり理解してもらえない人が多い気がします。
・・・・と、ここまで考えたときに、
あることに気づいてしまいました。
実は、私の同僚の大半は、フランス人なのです。
つまり「私の同僚だったら・・・」という仮定は
「フランス人だったら・・・」という仮定と同様なので、
イギリス人である彼の考え方と比べるのは
おかしいですよね。
すみません、うっかり「自分」と
「自分以外」で括って考えていました。
話が少しそれますが、私が働いている会社は、
フランスの元植民地と取引しているので、
フランス語を話す人が採用されやすいようで、
部署員の8割がフランス人という環境です。
正直なところ、フランス人と働くのは、
結構大変と言いますか、
精神的に強くないとやっていけない、
というのが正直な感想です。
フランス人たちと1年近く働いて、
私が受けた印象は、こんな感じです。
人の話を聞かない、
ダメもとで自分の我儘を主張する、
自分のやり方を通そうとする、
でも、上司に何か言われると考えを曲げる。
よく言えば「自分」というものをしっかりもっていて、
自分の信念を貫こうとするのです。
悪く言うと、空気を読まず、
自分が正しいと思う方法を主張して、
それを強引に押し通そうとします。
そして、自分の思った通りにならないと、
すぐに不機嫌になります。
「すぐやって」と言われたときに、
別件の至急案件があって
「この後でやります」などと言おうものなら、
あからさまに不機嫌になります。
不機嫌に「じゃ、いいよ!」などと言われたり、
人によっては、返事もせずに、
プイっと席に戻ってしまったりするので、
気持ち的にタフにならないとやっていけません。
・・・と、ここまで書いてきて、
私の同僚って、子供っぽい人が多いのかな?
と思ってしまいました。
毎日の仕事が忙しくて、
あまり深く考えたことがありませんでしたが、
こういう対応って、社会人としておかしい・・・ですよね?
とはいえ、不機嫌になっても、
翌日にはケロッとしているのが常なので、
彼らは、気持ちの切り替えが上手なのかもしれません。
もしくは、彼らは不機嫌になって不満を発散することで、
それでスッキリして、忘れてしまうのかもしれません。
いずれにせよ、世界中のフランス人を
一括りにするつもりはありませんが、
少なくとも私の同僚のフランス人たちは、
よく不機嫌になります。
それから、昼休みを1時間半とか2時間くらい、
平気でとります。
これは注意しない(気づいていない?)
上司の責任もあると思いますが、
なんでも本国フランスでは
2時間の昼休みが一般的なのだそうです。
「郷に入っては郷に従え」という言葉があるけど・・・
と喉元まで出かかりましたが、
頑固なフランス人に言っても
「僕は、僕のスタイルがあるから」と
聞く耳をもってもらえなそうなので、
言いませんでした。
今日のブログは、
イギリス人にも日本人みたいに考える人がいるんだ、
ということを書きたかったのですが、
いつの間にかフランス人談義になってしまいました。
なんだかまとまりがなくなってしまい、
すみません・・・
こちらは、同僚(日本人)に貰いました。
そろそろイースターなので、
イースターエッグをかたどったチョコです。
とても美味しかったです。