ボリス首相の支持率

このブログでもボリスさんの政策について
色々と書いていましたが、
またしても呆れることがありました。

先週の水曜(16日)に、
労働党党首がボリスさんに詰め寄っている、
ということを書きました ↓

23-27日はロックダウンを緩和して、
3家族まで室内で集まって良い 等と、
クリスマス休暇期間の自粛を緩和したことについて、
「これで感染が拡大したらどうするんだ?
緩和すべきではない」という批判でした。

ボリス首相は、この日の公開討論を、
「皆さん、良いクリスマスを過ごしてください」と
かっこよく締めくくったのですが・・・・

それから2日後に撤回して、
他の家族と会うのは25日だけ、
さらにロンドン地域は昨日の夜中に
Tier 3 から Tier 4 にランクが上がり、
4月頃とほぼ同じロックダウン状態となりました。

春のロックダウンと違うのは、
当時は外でのエクササイズは1時間だけだったのが、
無制限となったことくらいです。
真冬ですから、何時間も外にいるはずがないので、
わざわざ1時間と定義しなくてもいい、
と判断したのではないかと思います。

しかし、甘いです。

青空の広がった今日、
近所の広い公園は人手で溢れかえり、
空いているベンチもないくらいでした。

そして、隣の家の人は、
こう言っていました。

「公園は感染しそうで怖かったから
お散歩に行ったけど、すぐに戻ってきたわ」

国民の心理を分かっていないと言いますか、
片手落ちと言いますか、
もう言葉を失ってしまいます。

こうなることが
分からなかったのでしょうか。

また、前回のときは
Support Bubble という概念がなかったので、
Support Bubble に対する特例がありませんでした。

Support Bubble とは、
私のように1人暮らしの孤独な人は、
他の1人暮らしの1世帯と
Support Bubble を作ることができて、
同居している人と同じような扱いになります。

つまり、Support Bubble 内の2人は、
同じ家に住んでいる家族と同じように
過ごしても良いとされています。

ボリスさん、3日前に労働党からの激しい追及を退けて、
23-27日のクリスマス特例を押し切ったくせに、
2日後には、完全撤回です。

日本の表現に
「舌の根も乾かぬうちに」というものがありますが、
きっとこういうことを言うんだろうな、
と思いました。

急に撤回した理由は、
変異したコロナウイルスの感染率が、
既存のものよりも70%も高いことが分かったから、
というものでした。

ボリスさんは昨日の記者会見で、
「We must follow sience」と言っていましたが、
(サイエンスに従わなくてはならない)という
この言葉、ほんの数日前に労働党党首が
公開討論でボリスさんに言っていた言葉です。

16日時点でも
変異種が存在することは分かっていました。

そのため、労働党だけでなく、
知識者たちが「We must follow sience」と言い、
規制を緩めるべきではないと言っていました。

だから昨日、ボリスさんがぬけぬけと
「We must follow sience」と口にしたとき、
思わず、「それはあなたでしょう?」と声に出して
笑ってしまいました。

サイエンスに従っていますけれど、
従うのが遅すぎます。

それによって、
どれだけの人が迷惑をこうむったか・・・

休暇の3日前になって、突然、
「クリスマスは出かけるな」と言うなんて、
あまりにひどいと思います。

私の実家も、16日に23日から3泊の分のが入りました。
その街に住んでいる妹さんに会いに行くそうで、
ギリギリまで様子を見て、
首相が「良いクリスマスを」ときれいに締めくくった
アナウンスを見て安心して、予約を入れたそうです。

すでにキャンセル料がかかる時期ですが、
今日になって「無料でキャンセルさせてください」
という連絡が来ました。

こればかりは政府のお達しなので、
無料キャンセルを了承しましたが、
了承しない宿もあるでしょうから、
ボリスさんのせいで休暇の予定が台無しになっただけでなく、
お金を損した人もいることでしょう・・・

ダメならダメだと最初から言われていれば、
国民もこんなに混乱しなかったと思います。

国民は、もともとクリスマスも自粛かもしれない、
と薄々思っていたのに、
そこへ朗報をもたらして期待させて、
その直後に撤回するなんて、
最初から「ダメ」と言うよりもずっと悪手です。

実は、スコットランド首相の
スタージェンさんは12月初めに会見をして、
「みなさんには気の毒だと思いますし、
本当はこんなことは言いたくないのですが、
クリスマスは親戚で集まらずに自粛してください」と、
批判が来るのを覚悟のうえで
はっきりと厳しい規制を示しました。

申し訳なさそうにしつつも毅然とした様子で、
一言一言をゆっくりと発しながら、
スコットランド人に語り掛けていた姿を思い出し、
前々からスタージェンさんの政策のほうがいいな、
と思ってはいましたが、とうとう本気で、
「ほんとに、この人(ボリスさん)はダメだわ」
と思うようになりました。

Brexit 問題(No Deal になりそうです)も含め、
ボリスさんの信頼が失われつつあるので、
支持率を調べてみたら、
11月23日の時点では34%が支持、58%が不支持でした。

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コロナウイルス騒動が持ち上がった4月は
支持が66%、不支持が22%だったので、
完全に逆転しています。

11月23日、つまりこのクリスマス糠喜び騒動前ですら
34%しかなかった支持率なのに、
今統計を取ったとしたら、
一体どのくらい低くなっているのでしょうか。

ニュースでは「同じ保守党議員ですら、
ボリスさんのやり方について行けないと言って、
批判的な人もいる」と話していました。

ボリスさんも頑張っているのでしょうが、
もしかしたら政治家に向いていないのかも?
と思ってしまいました。

この記事へのコメント

  • ミルモ

    イチイさん(^o^)/

    ウイルスも変異してるね、今のワクチンも効かなくなるね。出来るだけ部屋にこもってる方が良いよ、命に関わる事だしね。クリスマスも残念だけど、健康には変えられないしね。日本も感染者が増えてるし、まだまだ収まりませんね。私の職場のね家族の人が、脳外科で仕事しててね。そこの病院で感染者が出たんだけどね、報道されないんですよ。隠してるみたいらしいけど、その内表に出てくるね。感染元もまだ分からないらしいけど、近くの病院でね結構大きな脳外科なんですよ。怖いね。イチイさんも気をたけてくださいね。・・・またね。
    2020年12月21日 17:17
  • イチイ

    ミルモさん、コメントをありがとうございます。
    それは怖いですね。言われて見れば日本には「臭いものには蓋」という習慣がありましたね・・・ きちんと感染源を皆に知らせないと、どんどん感染が広がるでしょうに、それよりも評判などのほうが大事なのでしょうか。ミルモさんも気を付けてくださいね。
    2020年12月21日 19:50