今日勉強したことなのですけれど、
ちょっと不思議に思ったことがありました。
効率の良い仕事の流れについての話で
上手く説明できるか分かりませんが、
こんな感じのことです。
こんなふうに、タスクAが終わると、
Aの成果を使ってタスクBという仕事を開始できます。
タスクBが終わると、それらの成果を使って
タスクCという仕事に着手でき、
これについての説明を読んでいた時、
「Student Syndrome」という言葉を知ったのです。
タスクAを例にとって書きますと、
この赤・青・緑の線が
作業スタッフの「仕事に対する頑張り度」です。
一般的な人は緑色で、
スタートはのろのろとして、
最後が近づくと焦って頑張って、
締め切りに間に合うことが分かるとスローダウンして、
予定通り3日後に終わる。
典型的な学生は青色で、
スタートはのろのろして、
嫌なことを後回しにして、
最終的に締め切りを守れない。
これを Student Syndrome と呼ぶらしく、
しかも、このStudent Syndrome に陥る人が、
世の中にはなんと10%もいるそうです。
私の信条としては赤色で、
嫌なことや義務はさっさと片づけたいので、
最初から頑張って、早めに終わらせて、
残った時間は見直しなどに使います。
さっき勉強したことは、
AからCまでの一連の仕事について
計画を立てるときは、
この Student Syndrome も考慮して
考えたほうがいいという内容でした。
たしかにAとBとCで1日づつ遅れたら、
10日で終わるはずが13日もかかります。
その逆に、私のペースで進めたら、
見直しをせずに次の仕事に着手した場合、
10日かかるはずが、もっと早く終わります。
要するに、あらかじめ1つ1つのタスクに
バッファをもって計画を立てると、
仮に、頑張れば2日で終わるものだとしても
人というものはギリギリまで時間を使うもので、
しかも10人に1人は締め切りを守らないから、
注意が必要だということらしいです。
そのため、AとBには最低限の期間を割り振り、
バッファはCの後(最後)に設けるべきだ、
という考え方です。
私にとっては仕事を締め切り通りに行うのはもちろん、
できるだけ早く終わらせるのは常識で、
しかも遅れる人がいるなんて
許されないことだと思っていたので、
びっくりしました。
これって適当な人の多いイギリスだから
10%も締め切り破りがいるのか
それとも私がきっちり考えすぎなのか・・・
ちょっと悩んでしまいました。
でも、これを読んで納得もしました。
うちの会社、
10%どころか30%くらいは
確実に Student Syndrome です。
面倒なタスクの場合は、
おそらく70%が Student Syndrome になります。
こんな風に理論的に仕事ぶりを分析されたら、
「だから、仕事でストレスが溜まるのか・・・」
と妙に納得してしまったのです。
学生の頃から締め切り破りに慣れていたら、
社会人になってもそれが許されると思っているのも
当然だよなぁ・・と思ったのです。
日本の Student Syndrome 率は
どのくらいなのでしょうかね?
締め切り破りが10人に1人もいるとは
思えないのですが・・・
この記事へのコメント
アラフィフの派遣
だから作業工程の最初のほうで遅れが出ると、作業工程の後ろを受け持つ人達ほど時間が足りなくなり、負担がかかります。
(映画製作なんてその典型です。上映開始日はずらせないのにね)
私は派遣先を転々としていますが、ある会社でかかわった部署の6割がStudent Syndromeでした。
で、中でも1つの部署が締め切りをとっくに過ぎてもなんのフィードバックもしてこないので、上司が直接のりこんで情報を取り出してきたんですけど、その情報もめちゃくちゃで…誰も整理してなかったんですね。締め切りどころか、はなからなんにも手を付けてなかったという。。。バッファはもたせて締め切りを設定していたけど、それでももう間に合わないところまで来ていたので、派遣の私一人で残業しました。
私は大学って行ってないんですが、締め切りを守らなくても単位がもらえるんですか? だとしたらずいぶんチョロいんですね。
ちなみに私も、「赤」派です。
大夫の監
それはお世辞ではなくイチイ様の頭が良くていらっしゃるのだと思います。
でも皆がイチイ様のようには出来ないのです。私は指を組んでも腕を組んでも左が上になります。
そういう人は右脳優位な文化系で、
そのせいか私は計算とかルーチンワークワークだと生きる気力さえ失いそうな按配でして。
「夏休みの友」みたいに、機械的な計算問題がずらりと並ぶページを見ただけで苦痛でした。
女の先生からものろいと言われました。ところが小学2年生で転校した学校では算数でも文章問題が多くてじっくり取り組みましたから、算数も好きになりました。
学習導入路の型は遺伝や環境ひっくるめて各人それぞれ異なるらしいです。
イチイ
日本はそうなんですね。日本にいたときはただの下っ端事務員だったから、言われたことを機械的にするだけで、こういったことにまで頭を巡らせたことがなかったので知りませんでした。
結局のところ、タスクチェーンの最後にあるところが尻ぬぐいをする羽目になってしまうのでしょうか。それって良くないと言いますか、チェーンの前にある部署は「まぁ、また何とかしてくれるだろう」と甘えてくるような気がします。
イギリスの大学にはいっていないので分かりませんが、有名私立女子大に行った人から「泣けば単位がもらえる」とか言っていました。その学校、教授がセクハラで逮捕されたこともあって、先生のほうからそういうことを持ち掛けたりしてて人によっておは単位とかもらってたみたいです。
イチイ
いいえ、私は頭は良くないと思います。がんばっていますが、試験は多分受からないと思いますし・・・ たんに人様に迷惑をかけないようにという生き方が身についていただけだと思います。酷いときは会社に泊まりこんでまで仕事をしていましたから、決して要領の良いタイプではないと思います。
ミルモ
日本人ならきっと間に合わすだろうね。
そんな所はイチイさんは、日本人ですね。
考え方の違いだね。どちらもお互いの国では、当たり前なんでしょうね。・・・またね。
イチイ
私も日本人ならそうすると思ったのですが、アラフィフの派遣さんのコメントを見ると日本人でもそうでもない人がいるみたいです。どうして約束通りに働けない(働かない?)人がいるのか、理解に苦しみますが、そういうことなのでしょうね。。。