今日は実家に来ていますが、
その前に、ナショナルトラストに立ち寄って来ました。
Lacock(レイコック)という寺院で、
選んだ理由は高速道路から
それほど遠くない距離にあったからです。
最近分かってきたのですが、
イギリスでのドライブは
距離から時間を予測できないのです。
高速道路を通っていく100マイルと
Aから始まる国道を100マイル走るのとでは、
所用時間に雲泥の差があります。
しかも、地図上では同じ太さの国道でも、
実際に走ると3車線だったり、
1車線だったりして、
同じ距離の国道だったとしても、
実際にかかる時間が全然違うのです。
と言うわけで、大回りになって、
走行距離が長くなったとしても、
高速道路を使って移動したほうが
所要時間がかからないので、
距離は二の次として、
とにかく高速道路沿いの観光地を探したら、
レイコックがあったのです。
レイコックはコッツウォルズに位置しますので、
行った事がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
まず、その街並み(村並み?)に驚きました。
中世そのままの家が並んでいて、
しかも太秦映画村みたいなところと違って、
実際に人々が住んでいるのです!
舗装道路と車がなかったら、
タイムスリップしたかと勘違いしてしまいそうです。
これほど保存状態が良いだけあって、
「ダウントンアビー」とか、
いろんな映画やドラマの撮影に使われているそうです。
そして、レイコック寺院という
ナショナルトラストが管理している
小さな寺院があるのですが、
ここの回廊(クロイスター)が
ハリーポッターの映画で使われた事で
有名なのだそうです。
残念ながら寺院には入れませんでしたが、
回廊のほうは入場できました。
ハリーポッターの映画では、
こんな風に、学院の廊下として使われていたようです。
個人的には、この看板が一番印象的でした。
何が印象的って、
足元のテニスボールです!
緩やかな坂になっている場所なので、
ずり落ちないためなのか、
それとも由緒ある寺院の床を傷つけないためなのか、
用途は謎ですが、
生活の知恵っぽくて笑ってしまいました。
800年前の回廊よりも、
生活の知恵に心を奪われてしまうのは
どうかと思いましたが・・・
お庭も素敵だったので、
次のブログで紹介しますね。
この記事へのコメント
リラ
テニスボールの再利用で見たことあります、傷つけないように?クッションかわりになりますよね。
ミルモ
テニスボールが今風だね。イギリスは田舎もいい場所が沢山あるし、ちょっと遠出したら別世界だね。移動は高速の方が混まないだろうし、下道みたいに信号で止まらないし楽かもね。のんびりね。・・・またね。
イチイ
はい、いろんな映画の舞台になっていて、ロケで使われた場所の地図なども配っていました。
テニスボール、やはり傷防止なんですね。なんだか笑ってしまいました。
イチイ
そうなんです。古くて雰囲気のある寺院で、そこだけカラフルで現代的で、そのギャップに笑ってしまいました。
高速は歩行者がいないので運転しやすいです。イギリスでは信号無視た当たり前なので、街中は信号だけを頼りに走っているととても危険なので疲れます。今回の滞在はドアの修理だけなので、のんびりしています。午後に休みをとってナショナルトラストに行ったり、庭でボーッとしたり、家を買ってよかったなぁ・・・と改めて実感しています。