我が家で3番目に咲いたバラは、
デビッド・オースチンの「ボスコベル」でした。
このボスコベルもとても丈夫なバラで、
挿し木にするとほぼ100%の確率で根付くという
恐るべき生命力のバラなのです。
先日こちらで書いたマダム・ポンパドールも丈夫ですが ↓
ボスコベルのほうがトゲが少ないし、
樹形も横に広がらずにまとまるので、
バラ初心者にもおすすめです。
色はピンクなのですが、
咲き始めは少しだけオレンジ色っぽくて、
イギリスでは「アプリコット色」と呼ばれる
サーモンピンクです。
ボスコベルは、日本でも売っています → ボスコベル
ボスコベルは、デビッド・オースチン農家のある
ウォルヴァーハンプトン近くにある
チューダー様式の屋敷の名前です。
デビッド・オースチンのバラって、
イギリスの有名な物語や
地元を舞台にした逸話からとられた名前が多く、
愛国主義と言いますか、
地元を愛するファミリーなんだろうな と思います。
こちらがウォルヴァーハンプトンにある
デビッド・オースチン農家付属のバラ園に
行ったときのブログです ↓
話をボスコベルに戻しますが、
去年はあまり本気でバラの挿し木をしなかったのですが、
ボスコベルだけ5鉢くらい生き残りました。
本気で・・・というのは、
ちゃんと茎を切って成長ホルモン剤を付けたりせず、
使い古しの土に突き刺していただけなのです。
それでもちゃんと全部発根したのですから、
その生命力たるや、他に類を見ません。
さらに切り花にしても、割と長持ちします。
花びらの先がしおれてきたかしら?と思っても、
他のバラのように花弁がドサッと落ちず、
がんばってくれています。
我が家のバラ自体は10数種類なのですが、
挿し木鉢を加えると40鉢近くあるバラ、
今年はどうしようか思案中です。
といいますのも、
今年はコロナウイルスのせいで、
ご近所のチャリティ植物セールが中止になったのです。
このチャリティセールで売ってもらおうと思い、
バラを多めに育てていたのです。
売るのは挿し木にして2年目のバラのつもりで
準備していましたが、
仕方がないので来年まで育て続けるつもりです。
去年の Charity Plants Sale はこちらに書いています ↓
他の挿し木で増やした植物、
各種ミントやイチゴ、ゼラニウムなどは丈夫で、
誰でも簡単に育てられるので、
今年は「どうぞご自由にお持ちください」という
看板と一緒に家の前の道路に置いています。
朝のうちに置いておくと、
夕方には全部なくなっています。
でも、バラは育てるのに手間暇がかかるので、
ちゃんとその覚悟がある人じゃないと
貰われた先で枯れてしまうか、
病気で苦しむことになるのが目に見えているので、
それらと一緒に置くことができません。
テラスのブランコ椅子に座って、
「バラだらけだなぁ・・・」と周りを見回しながら
ニヤニヤしている自分に気づいて
やっぱりバラが好きなんだなぁ、と改めて思いました。
この記事へのコメント
ミルモ
オレンジ色も綺麗ですね、バラはトゲがあるけどお花は綺麗で、大好きです。持って帰って、育ててくれたら嬉しいね。イチイさんの育てたバラは、とても綺麗です。ブランコ椅子、素敵だね(^∇^)・・・またね。
イチイ
このバラはオレンジがかったピンクなのですが、家のバラはピンク系ばかりだということに気づきました。いろんなバラが咲いてくれていて、嬉しいです。暇にまかせてせっせと挿し木にしており、どれだけ根付いてくれるか楽しみです。