また、見知らぬ人にいきなり怒鳴られました

先週の日曜日、久しぶりにボランティアへ行きました。

11月から2月までは冬季休みなので、
ボランティア先が閉まっているので、
3月になって最初のボランティアでした。

去年は、数カ月ぶりに行ったら、
すっかり仕事内容を忘れていたので、
今回は、ちゃんと覚書メモを見直してから行きました。

順調に仕事をしていたのですが、
ちょっとした誤解で、
ある訪問者の男性に怒鳴られました。

夫婦で来た60歳くらいの人たちで、
背が高くて、やせぎすの旦那さんが
入場料を払わずに入ってこようとしたので、
「すみませんが、こちらは有料の展示になります」と
声を掛けただけなのですが・・・

「お前は失礼だ! 」

と怒鳴りつけてきました。

びっくりしましたが、
前にも似たようなことがあったのと、 ↓
自分は間違ったことをしていないという自信があったので、
気持ちは落ち着いていました。

「そのようなつもりはありませんでしたが、
気分を害されたのでしたら、すみません」

そう言いましたが、
冷静な私に対してさらに怒りが増したのか、
こんなことを言い出しました。

「なんだ、それは! 
ハムステットは高級な界隈と聞いていたのに、
それがハムステッド流の歓迎か!?」

私のことをどうこう言うのは構わないけど、
どうして、この地域全体を悪く言うんだろう?
なんだか理不尽なことを言ってるなぁ・・

そんな風に思いつつ、
どうしたものか・・・と考えていたら、
畳みかけるように、こう言われました。

「こんなのだったら、俺は入場しないぞ!」

すると、つかさず奥さんが
無表情のまま、大きな声でこう言い放ちました。

「あら、私は入るわよ!!」

旦那さんのほうはムッとした顔をしていましたが、
奥さんが2人分の入場料を払って、
すたすたと中へ入っていくのを見て、
そのまま後を追って、中へ入りました。

背の高い男性の後ろ姿を見ながら、
いろんな思いが頭をよぎりました。

見知らぬ男性にいきなり怒鳴られるのも
二度目ともなると、慣れるものなのねぇ・・・

あの奥さんの様子からして、
おそらく旦那さんは、
いろいろなところで理不尽に絡んでいるんだろうなぁ・・・

そんなことを考えながら、
いきなり怒鳴られたことを、
ちっとも気にしていない自分に驚きました。

昔だったら、オドオドしていたでしょうに、
「あ、また狂犬みたいに誰彼構わず噛みつく人がいた」
くらいにしか思わなかったのです。

おそらく、小柄な日本人である私は
ある種の人たち(人種差別的な考えをもっている人など)から
ターゲットにされやすいことを
身をもって学んできたせいかもしれません。

ぼやーっと、そんなことを考えていたら、
ボランティアのリーダーが、
こう声を掛けてきました。

「あなたの対応は、まったく問題なかったわ。

あなた以外の誰にも、
あれ以上の対応はできなかったと断言できるわ。

だから、気にしなくていいわよ」


どうやら、私が抗議もせずに、
「気に障ったのなら、すみません」と
素直に謝ったことを
褒めてくれているようでした。

言われてみれば、
イギリス人は理不尽なことを嫌う人が多いので、
もしイギリス人が私のように怒鳴れていたら、
ちょっとした嫌味の一つも言い返していたかもしれません。

ましてや、ラテン系の人たちだったら、
言い訳を滔々と述べながら、
相手に食ってかかっていたかもしれません。

すぐに謝るという行為の是非はともかく、
言い訳もせずに、お客さんの言うことを肯定して、
すぐに謝るというのは、
リーダーにとって意外な対応だったようです。

私たち日本人にとっては、
「お客様は神様」という言葉があるように、
割と普通のことだと思うのですが・・・


すぐに下手に出てしまうのは、
私が物心ついたころから身についていた習性で
特に職場ではマイナスに働くことが多いので、
直そうと努力しているのですが、
意外なところで役に立ったようです。


こちらはボランティア先の裏庭にあった、
これから庭園に植えるウ予定のアネモネと
腐葉土の山です。

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こういう様子を見ると、
もうすぐ春なんだな・・・と思います。

今は色んな植木鉢や土が所狭しと置かれているだけですが、
これから、こういったお花たちが
どのようにお庭を飾っていくのか、とても楽しみです。

この記事へのコメント

  • たま

    いま日本では客は神様ではなくなっていますよ、特にサービス業で理不尽な客にはきっぱりと断っていますよ、欧米流のサービスに値しない人には断る、拒否することが主流になっていますよ、下手にクレーマーに対応して社員がやめていく実態がありますから。トラブル起こすクレーマーには断固とした対応をすることにしているサービス業が出てきていますよ。客は神様ではなくなっていますよ。
    きちんと冷静に対応できてよかったですね。
    ガンバ!
    2019年03月07日 09:14
  • BlueDal

    ショックですよね、理不尽に怒鳴られるなんて・・・。以前も同じ目に遭ったとはいえ、そこまで冷静に返せるイチイさん、肝が据わっていると思います。
    その男性、認知症か何かかもしれませんね。でも、60歳くらいなら可能性は低いか・・・。
    リーダーさん、優しいですね。
    2019年03月07日 11:11
  • ミルモ

    イチイさん(^o^)/

    嫌な人だね(ーー;)お金を払わず入る事を、悪いとか思わないんですね。失礼は相手の方だしね。イチイさんの対応は正しいしね(*^^*)女だと舐められるのね。きっと。日本人は礼儀正しいとかお客さんより下目線で応対するのが、当たり前みたいな所もあるからね。外国人の取り方が違うんでしょうね?きっと。相手の腰が低いと、自分が偉くなったと勘違いしてるのね。気にせず行きましょうね。足はどうですか?痛みが酷くなってたら、無理して歩き回ったら駄目ですよ。寝るときね痛い足をクッションとか置いて、高くしたら少し楽ですよ。早く治療してもらいたいね。走ったら駄目ですよ。・・・♪v(*'-^*)^☆またね。
    2019年03月07日 22:51
  • ミカ

    イチイさん、こんにちは。

    素晴らしい対応でしたね!
    冷静であることはその人の強さです。

    ハムステッドはジグムンド・フロイトが亡命してから住んでいた家があって、有名なカウチが展示されております。
    ウィーンにもフロイトの家ありますが、そこは見るものはなーんにも無いです。フロイトは大事なものみんな持って逃げたんです。
    2019年03月08日 08:06
  • ミルモ

    イチイさん(^3^)/

    足はどうかな?痛く無いですか?週末は安静にしててね。痛かったらお出かけしないよ。・・・(o・・o)/~またね。
    2019年03月08日 19:49
  • イチイ

    たまさん、コメントをありがとうございます。
    そうなんですね、イギリスはサービスのレベルが低いので、お客さんも諦めているところがあるような気がします。いろんな人がいますので、皆さんを満足させることは不可能だと割り切ることにしました。これからも頑張りますね。
    2019年03月11日 04:41
  • イチイ

    BlueDalさん、ありがとうございます。
    そうですね。ただ、人種差別的なことに慣れてきたような気がします。日本よりも、他人(異人種や立場の低い人)を見下す人が多いので、諦めの気持ちが強いのかもしれません。
    2019年03月11日 04:57
  • イチイ

    ミルモさん、ありがとうございます。
    この国は、ときどきそういう人がいるんです。自分がすることなら「ちょっとくらい良いじゃないか」という特別扱いを当然のように求める人が・・・ 物事によっては、大したことではないから目をつぶることもありますが、そうやって周りの人が「まぁ、いいや」と目をつぶることが多いから、自分は特別だと思ってしまうのかもしれません。
    足はまだ痛みますが、大分良くなりました。骨に異常はなかったのですが、痛みの原因は分からないままです。ほんと、この国の医療はどうしようもないです。
    2019年03月11日 04:59
  • イチイ

    ミカさん、コメントをありがとうございます。
    ハムステッドの名跡は殆ど訪れたのにフロイトの家は知らないなぁと思って調べてみたら、ハムステッドではなくフィンチュリーロードのほうにあるのですね。隣同士のエリアですし、West Hampsted が近いといえば近いのですが、あのエリアはHampstead でなくて、Swiss Cottage とか Finchely Road と呼ばれるエリアです。入場料がかかるようですが、機会があったら行ってみますね。
    2019年03月11日 05:12
  • イチイ

    ミルモさん、ありがとうございます。
    痛みは引いてきましたが、あまり無理はしないようにしています。ご心配くださって、ありがとうございます。
    2019年03月11日 05:12