弁護士に必要な資質

今日、最近知り合ったアメリカ人男性と一緒に
タパス屋さんへ行きました。

最初にお話しておきますが、
デートとかそういうのではなくて、
その人が日本に旅行に行くそうで、
熊野古道のこととか、
京都の町屋ホテルのを探す手伝いとか、
そういうことを頼まれたのです。

いろいろと教えてくれたから・・ということで、
ランチ代は払ってくれました。

そんなつもりはなかったのですが、
ご馳走してもらえたうえに、
ご飯も美味しかったので、
かえって恐縮してしまいました。

特に、こちらのエビが美味しかったです。

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たっぷりのオリーブオイルでグリルしたエビで、
ニンニクの味が効いています。

火の通り加減が絶妙で、
生ではないくらいにちょうどよく火が通っていて、
「エビってこんなに柔らく調理できるんだ!」と
驚いたくらいです。

そして、こちらが「ブラックプディング」というお料理です。

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ブラックプデングというと、
アイルランドのB&Bなどで朝食に出てくることで有名な、
動物の内臓を刻んで混ぜて固めたお料理です。

アイルランドのブラックプディングは癖があって、
好き嫌いが分かれるそうですが、
こちらの(スペインの?)ブラックプディングは
コロッケみたいな食感で、
クセもなくて食べやすかったです。


ランチをご一緒した、
アメリカ人の D さんは、弁護士をしています。

イギリスの弁護士システムは日本と少し違っていて、
たとえば私がお世話になった(酷い目に遭った?)
不動産契約書を専門に扱う弁護士のように、
資料をまとめたり、
いろいろな書類を準備する弁護士のことを、
ソリシターと呼びます。

そして、ドラマなどで見るような、
法廷に立ち弁護士のことをバリスターと呼び、
完全に仕事内容が分かれており、
バリスターが弁護するための資料は、
ソリシターが纏めます。

Dさんは、そんなバリスターと組んでいる
ソリシターなのです。

これまで裁判にかかわる人と
知り合ったことがなかったので、
かねてから疑問に思っていたことを聞いてみました。

「真実は一つしかないはずなのに、
バリスターによって
裁判の結果が変わったりするのですか?」

「それは、変わるよ。
その問題を専門に何十年もバリスターをしている人は、
考えるよりも先に、
弁護する内容が口をついて出てくるものだから」

「でも、そういう人はきっと料金も高いのですよね?」

「そうだね。その人のキャリアによって
弁護士代は変わるからね」

「ということは、やっぱり
『地獄の沙汰も金次第』というのは事実なのですね」

「まぁ、そう言えなくもないね」

「でも、真実は一つのはずなのに、
どうしてバリスターによって、
有罪になったり、無罪になったりするのですか?」

「それは解釈の違いからだね」


彼から聞いた話をまとめると、
真実は一つだけれど、
それをどのように捉えるか?
つまり、どの法律を根拠に、どのように解釈するか?
ということが大切なのだそうです。

物事の見方は一つではないので、
これまで一般的だった解釈とは
別の観点から事件を捉えて、
その事件に新たな解釈の方法を見つけて、
さらに法律や証拠などを揃えて、
根拠をもたせることで、
クライアントの望む判決を導き出すのだそうです。

「なんだか、クリエイティブな仕事ですねぇ」

そう相槌を打ったら
「そうなんだよ」と同意されました。

弁護士さんは頭が良いのだろう、
とは思っていましたが、
ただ頭が良いだけではなく
物事や常識に囚われない
柔軟な発想も必要なようです。

なんだか、すごいですね。

この記事へのコメント

  • リラ

    えびのアヒージョかな?おいしそうですね?
    弁護士さんって聞いただけで、緊張しちゃいそうです。
    私も熊野古道はいつか行きたいと思いつつ、去年、京都から和歌山を周り熊野古道に行ってきました。日本人でもはじめてなところの交通網っ
    分かりにくいものです。まして、海外の人は大変だと思います。でも、結構。海外の人の方が詳しかったりして、下調べしているんでしょうね?それに今はSNSで情報得ているようだし
    その弁護士さん、いい旅行できるといいですね?
    2019年03月04日 15:04
  • ミルモ

    イチイさん(^o^)/

    ブラックプディング、こんなお料理も有るんですね。イチイさんのお口には合ったかな?エビが美味しそうだね。判決もお金なのね(((・・;)でもそれが仕事だしね・・・
    2019年03月04日 17:15
  • イチイ

    リラさん、ありがとうございます。
    熊野古道にいらしたことがあるのですね。弁護士さんのために調べていたら、私も桜の季節に行ってみたいなって思うようになりました。私の周りには屋久島に行ったイギリス人とか、日本でスキー三昧ホリデーをしてきたフランス人とか、割と日本に行っている人が多い気がします。町屋の宿が予約できたので、京都を楽しんでもらえた良いな、と思います。
    2019年03月05日 07:32
  • イチイ

    ミルモさん、コメントをありがとうございます。
    スペインのタパスは、味がそれほどこってりしていなくて、美味しかったです。
    判決もお金・・・その通りですよね。話を聞いていると、いろいろと頑張っている様子が伝わるので、高い報酬を得ているのも当然なのかもしれないな、と思いました。
    2019年03月05日 07:33