昨日の夜、
ロイヤルオペラハウスへ行ってきました。
実は、ここのところ身体がダルくて、
風邪なのか、気持ち的に落ち込んでいるのか分からず、
なんだか頭痛がしてきたような気がしたので、
行くのをやめようかと思ったのです。
でも、好きなバレリーナが舞台に立つ日だったのと、
3つの小品が上演されるため、
具合が悪かったら、途中で帰れば良いと思って、
少し無理をして、行ってきました。
オペラハウス内には
大きなクリスマスツリーが飾られていました。
飾りは、手書きっぽい紙製のカードでした。
ひょうきんな表情のジンジャーマンを見て、
高尚なイメージのロイヤルオペラハウスなのになぁ・・・と、
思わず笑ってしまいました。
昨日も、安い席で見てきました。
チケットは、16ポンド(2千円ちょっと)でした。
そういえば、この写真の手前に写っている女性、
上演前に、何度もセルフィーを撮っていました。
そして、気に入ったものが撮れたようで、
それを携帯の待ち受け画面にしていました。
私は自分の写真が嫌いなので、
セルフィーなんて撮ろうと思ったことすらありませんが、
世の中には色んな人がいるのですね。
最初の作品は、les patineurs というタイトルで、
舞台が真っ白なスケートリンクに設えてありました。
あたかもスケートをしているようなダンスで、
ウィンターワンダーランドという言葉がぴったりな、
可愛らしい、冬の世界が再現されていました。
家に帰ってきてから、
les patineurs の意味を調べたら、
「スケートをする人」という意味でした。
文字通り、スケートをする人たちが、
ドイツの民族衣装っぽいコスチュームに身を包んで、
楽しそうに踊っている、微笑ましい舞台でした。
2作目は、チェーホフの小説がもとになっている、
Winter Dreams というバレエでした。
小説のタイトルは「三人姉妹」というそうですが、
悲しい内容のお話で、
舞台も、一転して黒が基調になっている
重苦しい雰囲気のバレエでした。
このバレエ、
日本でもDVDが売っているようです → Winter Dreams 三人姉妹
そして、最後の作品が The Concert というのですが、
これが、バレエのコメディなのです。
いつも品があって、
優雅に踊っているダンサーたちが、
わざと皆とテンポをずらして踊ったり、
空気イスのポーズで音楽を聴いていたり、
まるで機械人形のように動いたりしているのが、
とても新鮮でした。
しかも、舞台の上にグランドピアノが置いてあり、
私の好きなショパンの曲が奏でられていました。
バレエは悲劇が多いので、
こんなふうに笑えるバレエがあるのが意外だったので、
家に帰ってから振付をした人を調べてみたら、
なんと、ジェローム・ロビンスでした。
もう亡くなっていますが、アメリカの振付師で、
「ウェストサイドストーリー」や「王様と私」といった
有名なミュージカルを振り付けた人です。
The Concert の最後は、
蝶に扮したダンサーたちが
コメディ調でソープオペラを繰り広げていました。
舞台の写真を撮ってはいけないのですが、
アンコールの時に他の人たちが撮っていたので、
いいのかな?と思って、撮ってみました。
遠くからですが、
こちらの左側がプリンシパルのサラ・ラムです。
サマーハットを被った蝶々の衣装を着ています。
金髪の華奢な女性で、
まるでオルゴールの上で踊っているお人形のような、
軽やかに舞う妖精のような、
そんなイメージのバレリーナでした。
でも、グーグルで調べてみたら、
今年で38歳になるそうです!
舞台から遠かったからかもしれませんが、
10代の少女のような可憐さを感じたくらいで、
そんな年には見えませんでした。
具合が悪いのも飛んで行ってしまうような、
とても楽しいバレエだったので、
無理をして、行って良かったです。
この記事へのコメント
ミルモ
ジンジャーマン面白いね(^-^)扇子に天使かな?今風なのね(^_^;)オペラハウス夜見るとお城みたいだ。小人が並んでるみたいですね、可愛らしいね( ・∇・)風邪はどうですか?身体を冷やさないようにね。しんどい時は寝て身体を休めてくださいね。普段の疲れが出たんですかね?ご自愛下さいね。・・・(* ^ー゜)ノまたね。
イチイ
いろいろと悩んでしまうことが多くて、うじうじ暗くなっているから元気がないのかもしれません。いろんなことを気にしすぎて、なんだか嫌になります。こちらに書こうにも、気持ちがまとまらず、欝々としています。お天気が悪いこともあるのかもしれません。ちょっとゆっくりしたいと思います。