イギリスで住宅ローンを組む 2

今日は、先日書いた「イギリスで住宅ローンを組む」の
続きを書かせて頂きます。

こちらの続きです ↓

小さな不動産会社を経営しているJさんに
住宅ローンを組むならアドバイザーに相談するよう言われましたが、
Jさんのようなお金持ちの対応をしているアドバイザーなので、
私のような少額予算でも対応してくれるのか心配でした。

でも、Jさんが「反応が早いし、とても優秀だから大丈夫!」
と太鼓判を押してくれたおで、
数日の間迷った末に、私はMさんにメールを出してみました。

すると、すぐに「10分くらい電話で話せませんか?」
といった内容の返事が届きました。

電話かぁ・・・

何を聞かれるのだろう?

バカにされたりしないかしら?

などと、さらに数日 迷ったのですが、
せっかく紹介してもらったのに、
ここで連絡をとらなかったら、
Jさんに申し訳が立たない!と思い直し、
ある日の昼休みに、思い切って電話してみました。

Mさんはテンポの良い明るい声で応対してくれて、
私の給料や毎月の支出額などを聞いた後、
驚いたことに、こんなことを言ったのです。

「ロンドンで買うなら、
君が銀行から提示された金額が、ほぼ最大だね。

でも、ロンドン以外で買うなら、
XXXポンド(銀行が提示した額の倍額)まで借りられるよ」

倍!?そんな、計算間違いじゃないの??
と思った私は、
つい「本当ですか、それ!?」と言っていました。

そんな私に対して、
Mさんは笑いながら、こんな説明をしてくれました。

「銀行というものは保守的だから、
基本的に回収可能な金額しか貸さないものなんだよ。

だから、通勤圏外に家を買って、
万一にも仕事を辞めたりされたら困るから、
制限を設けているんだ。

でも、イギリスには大通りに店を構えている銀行だけでなく、
地方銀行などもたくさんあって、
そういったところは『通勤圏内』なんて
固いことは言わないんだよ。

与信状況が良くて、
しっかり返済してそうな人になら、
そんな制限を設けたりせずに貸してくれるところは
沢山あるから、大丈夫だよ」

借りられる金額が倍になるなんて、
本当に驚きました。

しかも、利率も銀行から提示されていたものが
2.79%から3.24%の間だったのに対し、
Mさんが勧めてくれたもの(5件ありました)は、
利率が低いもので 2.12%、
高いものでも 2.59% だったのです。

これは、手数料を払っても価値のある、
大きな収穫でした。

なぜなら、この予算倍増のおかげで、
スコットランドやハイランドのような
ロンドンから日帰りできない地域ではなく、
もう少しだけロンドン寄りのところで、
(それでも、遠いですけど・・・)
家を探すことができるようになったからです。

Mさんに紹介してもらったローンがなければ、
私の予算は半額のままでした。

今回買うことになった 2LDKアパートは
最初の予算をはるかに超えていましたので、
どんなに気に入っても、
あのアパートを買うことはできなかったと思います。

最初の予算で買えるのは、
せいぜい 1LDKかワンルームでした。

そうなると空き部屋を貸し出して
家賃収入を得ることなど見込めず、
ローンの返済に四苦八苦することに
なっていたかもしれません。


しかも、初めてのことなので不安が多く、
Mさんに色々と細かいことを質問したのですが、
それらにも、こちらが恐縮してしまうほど
丁寧に答えてくれて、とても助かりました。

アポイントを取って、
Mさんのオフィスに行くことになったときも、
20分くらいの予定だったのに、
私が色々と質問をしていたこともあり、
結局 1時間くらいお邪魔していました。

それでも嫌な顔一つせず、
丁寧に、分かりやすく説明してくれました。

私みたいな少額ローンだと、
儲けも少ないだろうに・・・と恐縮しつつも、
何もかもが初めてで、
文字通り、右も左もわからない状態だったので、
いろいろと教えてもらってきました。

しかも、料金が税込みで600ポンドでした。

約10万円なので、決して安くはありませんが、
あれだけ詳しく教えてもらえるなら、
決して高いとは思いませんでした。

しかも、銀行でモーゲージを組んで、
1年間返済した合計金額と、
Mさんに紹介された安い利率のモーゲージで
返済した場合の金額の差はかなりのもので、
600ポンドを軽く超えていました。

つまり、1年もしないうちに
回収できる金額ということになります。

また、モーゲージによっては、
成約時にキャッシュバックをしてくれるところが多く、
その金額はモーゲージによりますが、
500ポンドから1000ポンドが相場なので、
アドバイザーへの料金を、
キャッシュバックしてもら金額から賄うこともできそうです。

Jさんが「優秀なアドバイザーだ」と言っていた理由が、
とてもよく分かりました。

モーゲージ・アドバイザーなんて・・・
と偏見をもっていましたが、
J さんにアドバイスをしてもらえて、
良いモーゲージ・アドバイザーを紹介してもらえて、
本当に良かったです。

私も、もし誰かに
「モーゲージアドバイザーって、どう?」と聞かれたならば
「料金を払ってでも、Mさんに頼んだほうがいい」
と自信をもって答えると思います。

特に、イギリスで初めて住宅ローンを組むときは、
いろいろと仕組みを教えてもらえるので、
アドバイザーに支払う金額分の価値はあると思います。


その日は、Mさんと会ったときにもらった
アドバイザリー業務契約書を持ち帰り、
家でじっくり読んでみました。

本来であれば、
その場でサインするものらしいのですが、
念のため、きちんと内容を読んでおきたかったので、
サインはせずに、持ち帰ってきたのです。

サービス内容や料金といった、
一般的なことが書かれており、
特に問題はないようだったので、
サインした書類をスキャンしてメールで送り、
これで、業務契約が成立しました。


その次に、実際にどのローンを組むか決めて、
そのことをMさんに伝えると、
銀行の残高証明や、
過去3か月の給与明細などを提出するように言われました。

それらの書類を使って、
Mさんが銀行にコンタクトをとって、
モーゲージ・サーティフィケート
(住宅ローンを確実に提供するという証明書)
を取ってくれるそうです。

前に、私が銀行に行ってもらってきた書類ですが、
その時はアポイントを取って、
アポイントの時間に行ったのに
前の人のアポイントが続いていて、
かなり待たされました。

そういうことを考えると、
とても便利だと思います。

しかも、私はサーティフィケートを
2回とってもらったのです。

実は、「この会社のモーゲージでお願いします」と言った2日後に、
他の人からのアドバイスを受けて、
違うモーゲージに乗り換えたのです。

その時点で、Mさんはすでに最初に決めた会社から
モーゲージ・サーティフィケートを入手してくれていたのですが、
嫌な顔もせず、次の会社からも
サーティフィケートを取ってきてくれました。

なぜ、私が一旦決めたことを翻して、
他の会社のモーゲージにしたのかといいますと、
これはこれでまた長い話になってしまうので、
またの機会に説明をさせてください。


話は変わりますが、
今日はこちらをもらいました。

IMG_1928_800x600.jpg

イスラエルからのお土産の、コーヒー豆です。

まだ飲んでいないのですが、
最初に見た時に、このパッケージの、
どちらが上なのか分かりませんでした。

なんだか模様みたいな文字ですよね。


この記事へのコメント

  • レモンマートル

    こんばんは。
    住宅ローン、知らないことが少しづつわかっていくというのは楽しいことでもありますが、1つづつ意味を理解しながら読み解いていくのは大変な作業ですよね。
    でも良さそうなアドバイザーさんに出会えて良かったですね。
    私が言うのも大変おこがましいですが慎重に納得しながら進められますよう願っております。
    がんばってください〜。
    2018年06月12日 23:20
  • イチイ

    レモンマートルさん、ありがとうございます。
    今のところは順調に進んでいます。弁護士さんの反応が遅いのが気になりますが、まぁ、なんとかなると思います。これからも慎重に、間違いのないように進めていきたいと思います。
    2018年06月13日 14:14