イギリスでアパートを買うための試練

今は夜中の12時を過ぎています。

明日は、今日休んだ分を取り返すため、
早めに出勤しないといけないのですが、
気持ちが高ぶって、眠くなりません。

なんといいますか・・・ 

今日は私の人生の中で、
いちばん大きな波乱が起きた日のような気がします。

いえ、もしかすると一番の波乱は、
イギリスに来るきっかけになった、
Nさんとの再会の日かもしれませんが、
それに匹敵するくらいの日でした。

順を追って、お話しさせてください。


今朝、バスの中から投稿したとおり ↓
前日の午後3時くらいに、
突然、上司に「明日休んでもいいですか?」と聞き、
幸いなことに許可をもらえたので、
すぐにチケットを手配して、
翌朝(今日)6時に家を出ました。

「我ながら、馬鹿なことしてるなぁ・・・」
という大きな後悔と、
「いや、これでいいんだ!」と
自分を奮い立たせる気持ちとの間を行ったり来たりしつつ、
そわそわと落ち着かないまま、
バスは順調に目的地に到着しました。

バスを降りるともう12時を過ぎていて、
お腹が減っていましたが、
「早い者勝ちだから!」と気持ちが焦っていた私は
「悠長にランチを食べている間に
誰かにとられたら、どうしよう・・・」
などと思い詰めていたので、
そのまま不動産屋さんへ向かいました。

そして、不動産屋さんに到着し、
担当者の女性に挨拶をしたら、
なんと開口一番、
残念そうな顔でこう言われました。

「実は、昨日あなたの電話の後に男性が来て
そのまますぐに、あのアパートの内覧をしたんだけど、
今朝、そのアパートを買うと連絡が入ってしまったの」


そ、そんな…

また!!??

しかも、今回は有給までとって、
片道5時間近くかけてやってきたのに…

ああ、やっぱり馬鹿なことするんじゃなかった…

いや、そんなことはない。
またこの経験から何か学べばいいんだ…!

いやいや、でも、これは本当に痛手だわ…


そんなことばかりが頭の中をぐるぐる回っていて、
しばらく言葉を失って、
その場に立ち尽くしていました。

そんな私をよそに、
その女性は さらに続けました。

「もう1軒、売りに出ているアパートがあるんだけれど、
こちらには興味あるかしら?
共有ガーデンもあるし、似た感じの物件なのよ」

不動産屋さんのサイトに載っている
その、もう一つのアパートを
コンピューターの画面で見せてくれながら、
色々と説明してくれましたが、
正直なところ、あまり頭に入りませんでした。

今日見て、気に入ったら、
即決で「買います」と言うくらいの気持ちでいたので、
「肩透かし」などという簡単な言葉では表しきれないくらい、
がっくりと落胆していたのです。

私があまりに気落ちしているせいか、
その女性はこう言ってくれました。

「今朝、連絡のあったその人は
『これからローンの申請をする』と言っていたわ。
もし彼のローン申請がうまくいかなかったら、
2番目の候補として、
あなたに連絡しましょうか?

そうなったときのために、もしよかったら、
そのアパートを見ておきますか?」

私のほうは、
すでに銀行からローンの証明をもらっているので、
私なら確実に購入できます。

なんで確実に買えることが分かっている私ではなく、
買えるかどうかも分からない人を
たったの2-3時間程度早くに「買う」と言っただけで
なぜ、優先するの!!??

・・・と、自己中心的な文句を口にしそうになりましたが、
さすがに、ぐっと堪えました。

そして、その人がローンの審査に
落ちる可能性は低いだろうとは思ったのですが、
ローン申請が却下された時のために
そのアパートを見せてもらうことにしました。

不動産屋さんから歩いて3分位の所にあるアパートは、
思っていたよりも広々としていて、
地上階ではあるものの、
人通りが少ない通りに建っており、
その通りに面しているのはキッチンの窓だけなので、
人から覗かれることは、
それほど気にならないような気がしました。

そして、ベッドルームは
手入れの行き届いた共有の庭に面しており、
お庭が部屋よりも1.5mくらい低いところにあるので
誰からも覗かれる心配はなさそうです。

毎月の管理費も35ポンドと、
一般的なアパートの半額なのに、
共有エリアや共有ガーデンの手入れが行き届いていて、
住人たちが大切に住んでいるんだろうな、
と思わせてくれるような場所でした。

お値段も安かったし、
このアパートをかなり気に入ったので、
本当に残念でした。

私が、わざわざ内覧の日を変えて、
さらに会社を休んで、
ロンドンからはるばる来たのを知っている
不動産屋さんの女性(Jさん)は、
「きれいな庭ですね」と目を輝かせながら、
ベッドルームから見える庭を眺めている私を、
気の毒そうに見ていました。

なんとなく「私も往生際が悪いなぁ…」と思いつつ
Jさんに、こんなことを聞いてみました。

「このアパートを買うことにした人は、
このアパートの内覧を最初にした人なんですか?」

すると、思っていた通り、
Jさんは「そうなのよ」と答えました。

やはり先手必勝が良い物件を手に入れる鉄則で、
良い物件は少しでも早く動かないといけないのだ、
と改めて実感しました。

でも、そうなると、遠く離れていて、
会社帰りに内覧に行けない私は、
とても不利です。

会社を休んでまで
最短の時間で内覧に来たつもりですが、
やはり地元に住んでる人には勝てません。

Jさんが、とても親切そうな、
話しやすい人だったこともあり、
私は続けてこんな話をしました。

「実は、もう一軒、
1カ月くらい前に内覧した物件があって、
そちらの方がここよりも値段が高くて
しかも最上階(屋根裏)なのです。

夏は暑そうだから、
あまり気乗りがしないのですが、
そちらの方が私がオファーを出したら
受けてくれそうなので、
やっぱりそちらを買うことにします」

すると、Jさんはこう聞いてきました。

「あなたは、その物件を本当に気にいっているの?」

聞かれた直後、一瞬戸惑いましたが、
正直にこう答えました。

「このアパートのほうがずっとお値段が安いし、
毎月の管理費も、あちらの方が2倍以上します。
しかも屋根裏にある部屋なので
屋根からの熱を受けて気温が高くなりそうで、
少し心配です」

すると、彼女は言葉を選ぶようにしながら、
こんなことを言いました。

「もしかしたら・・・
今は見合わせたほうがいいんじゃないかしら?

だって、あなたが買う不動産は
あなたが本当に好きにならないと、
買う意味がないでしょう? 」

この言葉を聞いたとき、はっとしました。

ここ数カ月の間、
いろいろなところへ内覧に行き、
これだ!と思った物件は他の人に先を越されてしまい、
毎日不動産サイトをチェックするのにも
少し嫌気がさしていました。

そんな状態だったので、
「もう、ここでいいや…」という、
諦めにも似た、
妥協の気持ちが心を占めていたことに
気づいたのです。

彼女の言葉をかみしめるように、
自分の中で反芻しながら、こう思いました。

やっぱり、私の予算では
『100%理想の家』は無理だとしても
『ここに住みたい』、『ここが好きだ』
と思えるような家を買わないダメだ!

だって、そうしないと、
それこそ本末転倒じゃない??

私は、何のために家を買うことにしたのか?
ということを、すっかり忘れていたのです。

自分がゆっくり寛げる場所が欲しい、
老後に住める場所が欲しいと思っていたのに、
妥協で買った家に住んだら、
きっと居心地も良くないに違いありません。

ただでさえ予算が低いので、
私が買える値段で気に入った家なんて滅多にないのに、
ようやくそんな家を見つけて、
時間とお金をかけて内覧に行っても無駄足を踏んだり、
欲しいと思った家を、
目の前で他の人にもっていかれたり・・・

そんな経験をしているうちに
だんだんと疲れてきてしまって、
「もう何でもいいから家を買いたい」ということに
目的がすり替わっていたのです。

たくさんの内覧と無駄足を経験したことで、
いつの間にか元々の目的や希望が揺らいで、
「もう、どうせダメなんだろう」と諦めてしまい、
「この、先の見えないアパート探しを早く終わらせたい」
という気持ちが心の中を占めて、
「とりあえず、これでもいいか・・・」という
妥協に陥っていたことに気づいたのです。

自分の疲れや、
自分が費やした努力にばかり目がいって、
肝心なことを見る目が曇っていたようです。

考えてみれば、
ノッティングヒルで借りていた部屋も、
場所は良かったけれど
屋根のすぐ下の部屋で、
夏は息苦しいほど暑いし、
なんとなく落ち着けない部屋だったので、
気疲ればかりしていました。

その時に、住むところはとても大切だということを
身に染みて感じたはずなのに
すっかり頭から抜け落ちていました。

彼女の言葉を聞いて、
何かが吹っ切れたような気がした私は、
こう言いました。

「もし最初にオファーを出した方がダメだったら
是非連絡をください」

さらに、ダメ元で…と言う気持ちで、
こう続けました。

「こんなことをお願いできるか分かりませんが、
私の予算は、× × ×ポンドで、
街の中心から歩いて3分位以内のところで、
ベッドルームが最低1つ、
できれば2つあるアパートを探しています。

何か物件が出てきたら、
声をかけていただくことは出来ませんか?」

すると、Jさんが驚いたようにこう言いました。

「あなた、そんなに予算があるんだったら、
ここよりも、もっといいところが見つかるんじゃない?」

実は、今日内覧をしたアパートは、
私の最大予算の半額だったのです。

この数字の違いだけを見ても、
「もう、これでいいや」と思った私の
投げやりさ加減が見て取れるかと思います。

私は、Jさんにこう返しました。

「でも、私はここ半年ぐらい
このエリアで探していますが
良さそうな物件を見つけてコンタクトをとって
物件を見に行っても、
タッチの差で他の人が購入してしまったり、
遠くに住んでいるせいで、
すぐに動くことができなくて
なかなか物件を見つけられないのです。

この間も、この近くの物件にオファーを出そうとしたら、
『ちょうど昨日、売れてしまった』と言われて、
今回と全く同じことを経験しました。

だから、さっきのあなたの言葉を聞いて、
自分がかなり妥協して、
『どこでもいいから、早く決めたい』と思って、
アパートを探していることに気づきました。

私の希望と予算ははっきりしているので、
今度はちゃんと自分が気に入る物件を見つけたいと思います。

アドバイスいただいて、とても助かりました。
ありがとうございます。」

すると、彼女はこんなことを言いました。

「そうね、きっとこのアパートも、
その買おうと思っているアパートも、
あなたには合わない(It might not for you)のかもしれないわね。

あなたにはきっと、
もっと違うアパートが合うはずよ。

ところで、あなたが買おうと思っていると言っていた、
そのアパートだけど、
もしかして XXX にあるところ?

そうだとしたら、
うちがマネージメントしているアパートがあるけれど、
あそこの管理費は相場よりも高めで、
保険代がさらに上乗せされるから、
もし買ったとしても、
費用がかさんでいたと思うわ」

この言葉を聞いたとき、
Jさんに対する信頼のようなものが生まれました。

というのも、私がそのアパートを買うつもりだ、
と言った時には何も言わず、
最終的に私が「やめます」と言った後に、
ようやくあのアパートのネガティブな点を教えてくれたのです。

良くも悪くも中立でいてくれる人なんだ・・・
そう思ったのです。


そして、彼女は少し考え込んでから、
ゆっくりと、記憶の端から
言葉を一つ一つ手繰り寄せてでもいるかのようにしながら、
こう言いました。

「もしかしたら・・・
ベッドルームが2つあるアパートを
売りたいかもしれないオーナーがいるわ。

私たちがマネジメントしているアパートで、
オーナーは はっきりと『売る』とは言っていないけれど、
ちょうど入居者が出て行くことになったときに、
確か『この機にアパートを手放そうかどうか迷っている』
という話を聞いたような覚えがあるから。

すぐそこの物件なんだけど、
もしよかったらオーナーに売る気があるかどうか、
聞いてみましょうか?」

この言葉を聞いたとき、
思わず Jさんのことを凝視してしまいました。

ご存知の通り、前に不動産屋さんにひどい目に遭っているので ↓
イギリスの不動産屋なんて、
いい加減で、自分の利益しか考えない、
酷い人ばかりなのかと思っていたので、
Jさんが親身になって考えてくれていることに
驚いてしまったのです。

「えっと・・・
もし、そうして下さるなら、とても助かります。
お願いしても良いですか?」

「ええ、もちろん!
すぐそこのアパートでね、
今はギリシャ人のご夫婦が住んでるの。

もしオーナーが『売る』と言ったなら、
また内覧に来れるかしら?」

「はい、週末であればいつでも来れます」

「分かったわ。
もしかしたら、今すぐ連絡を取れば
明日にでも大丈夫かもしれないけど、
でも、今日のうちにロンドンに帰るのよね?」

「はい。
すみませんが、土曜日に内覧できると助かります」

「分かったわ。
オフィスに帰ったら、連絡をとってみるわね」

そう言って、Jさんはにっこり笑いました。

そして、私はそのアパートを名残惜しく思いながら、
外玄関を閉めて、外に出ました。

すると、そこで思わぬ展開が待っていたのです。


すみません、あまり引きずるつもりはないのですが、
細かく書いていたら、長くなってしまいました。

そろそろ1時になるので、
今日は休ませてもらいます。

続きは、また明日書かせてください。


とりあえず写真がないので、
(あまりに気落ちしていて、写真を撮り損ねました・・・)
家に飾ってあるトラディスカンチアの写真を貼っておきます。

IMG_6859 (56).JPG

この記事へのコメント

  • ラベンダー

    こんにちは!はじめまして。
    いつも楽しくblogを拝見させて頂いております。

    いちいさんは、本当にバイタリティーのある方ですね。
    しかも、凄く行動的で、凄いです。
    海外に行こう!海外で働こう!と決心し、行動にしただけでも凄いのに、家を買おう!と思うなんて(*^-^*)

    私も、海外で暮らしてみたいなな~と思いはしても、
    実行なんて、とてもできません。

    このblogの読者の方は、
    いちいさんの生き方に、憧れてる方が、
    沢山いらっしゃると思います。

    家購入の話、今後の展開の記事のアップ、
    待ちきれずに待ってます。

    今後とも、blogを拝見させて頂きます。
    更新楽しみにしております。

    2018年06月06日 11:23
  • ミルモ

    イチイさん(^-^)/

    今回は残念だったね、でも色々買う前に聞けたしこれからに役立ちますよ。人生で一番の買い物だしね、妥協せずここって言うところを探しましょう(*^-^*)必ず見つかりますよ。・・・またね。
    2018年06月06日 12:45
  • たま

    不動産屋によくある詐欺商法に引っかからないで!釣り物件紹介して別のだめな物件紹介する手口です。騙されて契約してしまいますから。
    本当に必要ならばきちんと考える自家なるはずです、急かされて詐欺に引っかることもありますよ。よく考えて行動したほうがいいですよ!疲れているときは詐欺に会いやすいですから、思考力低下しているとき騙されやすいですから気をつけて!
    2018年06月06日 18:56
  • イギリスのことは知りません。あなたのやってらっしゃること、日本の『不動産あるある』です。

    既に買い手がついていても、物件の広告を出したままにしておく→客が問合せ、または来店する→つい先ほど申込が入ってしまったと客を残念がらせる

    ケース1 →代わりにこちらはどうですか、と、問題がある等で売りづらい物件を勧める→客は買う気になっているので、そちらでもよいか、という気持ちになる

    ケース2 →与信額、または予算を聞きだし、あなただったらこちらを買えますと高い物件を紹介してくる→与信額イコール自分の価値、と思って気をよくしている客は、将来支払いがどんなに大変になるかも気付かず、身分不相応の高い物件を買う気持ちになる

    日本だと、本当によい物件はネット等の広告に出ません。買う気のある客は不動産屋の担当に、欲しい物件の条件(町、マンション名、方角、階数、価格、広さなど)を伝えておいて、売り物が出たら広告を出す前に教えてもらうようにします。担当者を味方にするのです。広告費を節約できるので、不動産屋にとってもメリット大です。

    不動産屋はおしゃべりしてる間に、客のことすごく観察しています。ご自身で気付かれた通り、何故今アパートを買わなくてはいけないのか、不動産屋にその必然性が不明なので味方になりにくいのだと思います。逆にカモとして悪い物件を押し付けることはあるかもしれませんが。。。片道5時間かけたとか、有給使ったとか言ったら、口先では同情してくれるかもしれませんが、不動産屋は何とも思ってません。売買手数料さえとれればいいのですから。
    2018年06月06日 23:35
  • イチイ

    ラベンダーさん、はじめまして。コメントをありがとうございます。
    いえ・・・昔は全然で、引きこもっていました。今はその反動もありますが、今のうちのどうにかしないと老後が大変なことになると怖くなり、最初は嫌々ながら行動していました。でも、行動することに慣れてくると、なんだか大したことないような気になってきたのです。不思議なものですね。家と言っても一軒家を買う予算はないので、アパートなのですが、でも老後に住むところだけは確保しておきたいと思っています。おそらく皆さんが思っているよりもずっと質素でみじめな暮らしだと思うのですが(隙間風が吹くアパートに住んでいたり・・・)、自分の身の丈にあった努力を続けていきたいと思います。これからも、よかったらまた見に来てください。
    2018年06月07日 06:28
  • イチイ

    ミルモさん、ありがとうございます。
    いいえ、実はまだ終わっていないのです。続きをこれから書きますね。
    2018年06月07日 06:29
  • イチイ

    たまさん、ありがとうございます。
    そんなことがあるなんて、知りませんでした。たまさん以外にも、そういうコメントを下さった方がいて、日本なのにそんなことがあるの??と驚きました。知らぬが仏とはよく言ったもので、知らないまではハッピーでした。でも、たぶん今回は大丈夫な気がします。詐欺にしては、あまりに手が込んでいるような気がしますし、新聞でも取り上げられるくらい好評な不動産屋さんなのです。まぁ、新聞にお金を払って掲載してもらったとか、疑えばきりがないのですが・・・
    でも、本当に私って騙されやすいタイプだなぁ、と思いました。少しも疑わなかったですから・・・ 無知は身の不幸の始まりかもしれませんね。こうして私が気づかないことを指摘してくださって、いつもとても助かっています。ありがとうございます。
    2018年06月07日 06:31
  • イチイ

    匿名さん、ありがとうございます。
    こういうことって、よくあるのですね・・・ たぶん、私のケースは違うと信じたいのですが、実際のところはどうなのか分かりません。ただ、詐欺にしては手が込んでいますし、勧められたものは予算額の75%くらいの価格で、実はあらかじめ下調べしていた物件と同じ建物内の部屋だったのです。詳しくはブログで書かせていただきますね。
    とはいえ、やはりそこが不動産屋さんの手管なのかもしれませんが・・・
    2018年06月07日 06:34
  • わたしの家

    イチイさん、こんにちは。
    的確な内省に満ちた聡明な文章を、いつも楽しみに拝読しています。Glastonburyでお住まいを購入されているのですね。その話題が出る度に、一声おかけしたいと思いつつ、間に合わなかったかもしれませんが、おくればせながら応援のひとことを。

    わたしは、あなたと似たような状況で国外に脱出し、それから2年後に、家を買いました(当時は本当に安かったし、遠い国です)。とはいえ、一年をかけた売り家探しは、とても大変で、消耗し、まさにイチイさんが、みごとに内省されている通りでした。
    「この、先の見えないアパート探しを早く終わらせたい」「もう何でもいいから家を買いたい」 わたしもまさに、この心理状態でした。そして、危うく詐欺に合いそうになったり、今思えば「あんなひどい立地」と思えるような家を、購入しそうになりました。

    そのたびに、いろいろなひとに相談し、危ういところを助けられたのです。最終的に購入した家は、即決しました。売り手が新聞広告を出したその日に偶然見つけ、すぐに内覧させてもらい、10日後に弁護士を伴い、書類を確かめたうえで、購入しました。

    なぜか? 一年間、たくさんの家を見て失敗もしかけた経験を重ねた後、その家を見た瞬間、「わたしの家だ」と、わかったのです。家がそう、語りかけてくるような気がしたのです。なにしろ低予算だったので、完璧な家ではありませんでしたが、それから自分でペンキを塗ったり庭木や花を植えて、すこしずつ文字通りの「自分の家」にし、数十年が経ましたが、あのときの「わたしの家だ」という強い直感を信じてよかったと思います。

    いろいろな警告や忠告に耳を傾け、なおかつ家があなたに伝える何かにも、気づけたら良いと思います。どうぞ、すてきな我が家を手にいれてくださいね。

    十分な日照があるかどうかも、ご存知のように重要なポイントですので、お忘れなく!

    最後に、非表示にできるかどうか、うかがいたいのですが。。。もしも非表示が可能ということでしたら、今後は、もう少し具体的なこともお話しできるかと思います。

    ではでは、最後まで焦らず、気を抜かず、がんばれ~(^▽^)/ 遠くから応援しています!
    2018年06月07日 08:50
  • ランベダー

    家購入記事の続編、拝読させて頂きました。

    おめでとうございます!
    即決する程、条件の良い物件だったのですね!
    しかも、お写真拝見しますと、とても広々としていて、素敵ですね!

    家や車、大きなものを買う時って、
    一目惚れ!って大事だと思うんですよ・・。
    これだ!って、気持ちが(*^-^*)
    内覧1軒目でも「これだ!ここだ!」と思う気持ちの家ってあると思うんです。私も、2軒家を購入しましたが、二軒とも、内覧1軒目でした(笑)その後、2軒とも、後悔しませんでした。こんなに簡単に決めちゃっていいのか?と思ったのも事実ですが、悩んでいても仕方ない!なんとかなるさ!と・・。

    これからの季節、ロンドンは、ベストシーズンですね。
    一度しか行った事がないロンドンですが、
    また行ってみたい場所です。

    今後も、blogの更新楽しみにしてます。
    2018年06月07日 10:48
  • イチイ

    わたしの家さん、コメントをありがとうございます。
    今回の私と同じような経験をされた先輩なのですね。その後ずっと住んでらっしゃるということは、本当に良い物件と巡り会えたということですね。なんと素晴らしいことでしょうか。良かったですね。
    私はいまだに少しの不安が残っていますが、でも、今回のことは生まれて初めて「私、運がいい!」と確信できた出会いだったので、きっと なるべくしてなったことなのだろうと思い、そのご縁を有り難く受け入れて、アパートを大切にしたいと思います。
    これから色々と面倒なやりとりがあるのですが、これも勉強と思って頑張っていきます。(コメントは全く表示させないようにすることもできます)
    2018年06月08日 06:34
  • イチイ

    ラベンダーさん、ありがとうございます。
    正直なことを言いますと、あのときは 疲れやガッカリした気持ち、2LDKを内覧できたことへの興奮などが入り混じって、もしかしたら正当な判断ができないかもしれない・・・と、一瞬不安になりました。
    でも、パズルのピースがはまっていくように、次々と物事が進んでいったので「これは、きっとこの地の神様が私を呼んでくれているんだ」と、そんなことを感じていました。「悩んでいても仕方ない!なんとかなるさ!」とまで思えるほど強くはありませんでしたが、確かにおっしゃるとおり、悩んでいても状況は変わりませんよね。何かあったとしても、何とかできるように頑張りたいと思います。
    ロンドンはこれから良い季節になります。今はバラが満開で、道を歩いていても香りを感じることがあります。私にとっては、住めば住むほどイギリスが好きになっているような気がします。
    2018年06月08日 06:51