前日にニースの観光案内所で教えてもらって、
イタリアの国境近くの町、マントンへ行きました。

ローカルバスに乗って行くのですが、
途中、モナコを通過していくので、
時間があったら帰りにモナコに寄ろうと思いましたが、
結局、時間がなくてモナコは車窓から見ただけでした。
こちらの写真の、
奥に写っている岬がモナコです。

なぜ有名なモナコではなく、
マントンに行こうと思ったかと言いますと、
マントンには、ジャン・コクトー美術館があると聞いたからです。
高校生の頃、友達がいなくて、
図書館で過ごすことが多かったのですが、
図書館にある本を端から順に読んでいったなかに
ジャン・コクトーの「怖るべき子供たち」という本がありました。
高校生だった私には難しい内容で、
そこはかとない退廃感と
出口のない(解決のない)終わり方の印象ばかりが残って、
そのときは、文学作品として楽しめたとは言えませんでした。
その後、大学生の頃に都内で開催されていた
ジャン・コクトー展に足を運んだときに、
文学だけでなく、絵画、バレエ、映画など
多岐にわたる分野で才能を発揮した人だと知って、
興味をもったのです。
マントンの町はオフシーズンということもあってか、
のどかな田舎といった風情でした。
パスターミナル付近にある大通り沿いには
移動式遊園地のようなものがありました。
青空とヤシの木の前に佇む雪だるま、
違和感がありすぎます・・・

まるで「トホホ・・・」という声が聞こえてきそうな、
困ったような顔をしているこの雪だるまを見たとき、
「ヤシの木の前に立たされて、そりゃ困るよね」
と思わず話しかけていました。

そして、移動式動物園?もありました。
動物園と言っても、
山羊や羊といった
農場にいるような動物ばかりでしたが、
子供達がおっかなびっくり動物に触っている姿が
とても微笑ましかったです。

ちなみに、下の写真の手前に写っている葉野菜は、
動物の餌として売っているようでした。

買っている人はいませんでしたが、
何もかもが手作りっぽい、
素朴な動物園で、
気持ちがほっこりしました。
この記事へのコメント
ミルモ
モナコって聞くとお金持ちの暮らしてる街って思ってしまいます(*^。^*)雪ダルマ溶けそうな感じが面白いね。野菜が高いから餌でも買いたくなりました(//∇//)・・・またね。
イチイ
モナコは一昔前の高層マンションが沢山立ち並んでいて、あまり高級そうには見えませんでした。でも、きっと物価もマンションも高いのだと思います。