ニースからマントンへ

ニース3日目は、少し遠出をしました。

前日にニースの観光案内所で教えてもらって、
イタリアの国境近くの町、マントンへ行きました。

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ローカルバスに乗って行くのですが、
途中、モナコを通過していくので、
時間があったら帰りにモナコに寄ろうと思いましたが、
結局、時間がなくてモナコは車窓から見ただけでした。

こちらの写真の、
奥に写っている岬がモナコです。

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なぜ有名なモナコではなく、
マントンに行こうと思ったかと言いますと、
マントンには、ジャン・コクトー美術館があると聞いたからです。

高校生の頃、友達がいなくて、
図書館で過ごすことが多かったのですが、
図書館にある本を端から順に読んでいったなかに
ジャン・コクトーの「怖るべき子供たち」という本がありました。

高校生だった私には難しい内容で、
そこはかとない退廃感と
出口のない(解決のない)終わり方の印象ばかりが残って、
そのときは、文学作品として楽しめたとは言えませんでした。

その後、大学生の頃に都内で開催されていた
ジャン・コクトー展に足を運んだときに、
文学だけでなく、絵画、バレエ、映画など
多岐にわたる分野で才能を発揮した人だと知って、
興味をもったのです。


マントンの町はオフシーズンということもあってか、
のどかな田舎といった風情でした。

パスターミナル付近にある大通り沿いには
移動式遊園地のようなものがありました。

青空とヤシの木の前に佇む雪だるま、
違和感がありすぎます・・・

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まるで「トホホ・・・」という声が聞こえてきそうな、
困ったような顔をしているこの雪だるまを見たとき、
「ヤシの木の前に立たされて、そりゃ困るよね」
と思わず話しかけていました。

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そして、移動式動物園?もありました。

動物園と言っても、
山羊や羊といった
農場にいるような動物ばかりでしたが、
子供達がおっかなびっくり動物に触っている姿が
とても微笑ましかったです。

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ちなみに、下の写真の手前に写っている葉野菜は、
動物の餌として売っているようでした。

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買っている人はいませんでしたが、
何もかもが手作りっぽい、
素朴な動物園で、
気持ちがほっこりしました。

この記事へのコメント

  • ミルモ

    イチイさん(^o^)

    モナコって聞くとお金持ちの暮らしてる街って思ってしまいます(*^。^*)雪ダルマ溶けそうな感じが面白いね。野菜が高いから餌でも買いたくなりました(//∇//)・・・またね。
    2018年01月21日 15:46
  • イチイ

    ミルモさん、コメントをありがとうございます。
    モナコは一昔前の高層マンションが沢山立ち並んでいて、あまり高級そうには見えませんでした。でも、きっと物価もマンションも高いのだと思います。
    2018年01月30日 07:51