旧市街で行列ができているお店がありました。
こちらです。

ここは Socca(ソッカ)と呼ばれる
ニースの名物料理を提供しているお店です。
去年は時間がなくて
行列に加わることができませんでしたが、
今年はぜひ食べてみようと思い、
ニースに到着した日の夜、
お店の周りにできている
人垣の最後尾に並んでみました。
名物料理と言っても、
手の込んだお料理ではなくて、
ひよこ豆のペーストを焼いたものです。
20分くらい並んでいる間、
店内で焼いている様子を見ていましたが、
たっぷりの油を使って、
クレープ生地みたいな液体を
平たいフライパンに流し込んで、
石窯で焼くだけのシンプルなものです。

フライパンからこそげ落とした
出来立ての平たい生地を
お皿に乗せて出しています。

お値段は3ユーロ(400円くらい)なので、
カフェオレ1杯よりも少しだけ高いくらいの値段です。
慣れた手つきで素早く作業する店員さんは
量を計ったりせず、
目分量でお皿に盛っていました。
お店の横にテーブルと椅子が並んでいて
その場でも食べられるようでしたが、
私はそこから歩いてすぐのところに泊まっていたので
テイクアウトしてきました。

宿へ戻る途中、
アツアツのものをちぎって食べてみましたが、
正直な感想を言いますと
「なにがしたいのか、よく分からない料理だなぁ」
と思ってしまいました。
ほのかにコショウの風味がしますが、
特に何かの味がするわけでもなく、
端っこは焦げているし、
無造作にこそげ落とされた生地は、
豆っぽい味のするパサパサした お焼きといった感じで
クレープみたいに見た目が良いわけでもありません。
日本人的な感覚で言うなら、
「とりあえずお腹が減ったから、白ご飯を食べよう」
といった発想で食べるものなのかもしれません。
安い値段で、とりあえず腹が膨らむ。
そんな感覚のお料理のように思えました。
寒いなか、20分も並んだのになぁ・・・
と少しガッカリしてしまいましたが、
とりあえず去年からの念願(?)が叶ったので
それはそれで良い経験でした。
この記事へのコメント
ミルモ
微妙だったのね、日本人の口にはあわなかったのね(。^。^。)小腹が膨れたら良かったね。楽しんでね。( ´∀`)/~~またね。
イチイ
不味くはないのですが、あまりに大雑把な感じだったので、これなら自分の家で作ったほうが美味しいかも?などと不遜なことを思ってしまいました。
4泊もある旅行でしたが、あっという間でした。明日には寒いロンドンに帰ります。ブログが追いついていないのですが、おいおい色々と書かせていただくと思います。とても楽しい旅行でした。