Osterley Park and House オステレィ・ハウス

今さらで恐縮ですが・・

今日は、6月に行った Osterley House をご紹介します。
(カタカナにすると「オステレィ・ハウス」と読みます)

ロンドンの西の外れにある、
ナショナルトラスト管轄の建物と公園です。

ピカデリー線の Osterley 駅から歩いて20分くらいですが、
私は車で行きました。

とても広い敷地で、表庭には池が広がっています。

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そして、その向こうにはネオクラシック様式の
立派な門構えの Osterley Houes が建っていました。

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・・・実は、ここで「あれ?」と思ったのです。


この景観、なんだかとても懐かしいのです。

うーん、と少し考えをめぐらした後、
はっと気づきました。

私がよく行くKenwood House に
セッティングが似ているのです。

ネオクラシック様式の三角屋根と柱、
そして、その手前に広がる池。

後から知ったのですが、
実は Kenwood House も Osterley House も
ロバート・アダムという
18世紀の売れっ子建築家によって設計されたそうです。

設計されたと言っても、
設計図から作ったわけではなく、
どちらも当時あった建物を改造したのが
ロバート・アダムだったのです。

しかも、玄関ホールに至っては、
部屋の広さが違うものの、
とても良く似た印象のデザインです。

こちらが、Osterley House の玄関ホールで・・・

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こちらが Kenwood House の玄関ホールです。

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なんとなくデジャヴを感じつつ、
館内に足を踏み入れたのですが、
Kenwood House よりもずっと規模が大きく、
エリザベス1世女王が泊まったこともあるという
格式のある豪邸でした。

こちらが、女王が休んだベッドだそうです。

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それにしても、このドレーブ、
重厚で素晴らしい出来栄えですね。

同じ四柱頭ベッドでも、
私が ウェルズで寝た四柱頭ベッドとは大違いです(笑)

私が寝たベッドはこちらに写真があります ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/453160604.html


お部屋も豪華絢爛です。

刺繍張りで統一されたお部屋もあれば・・・

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金子で統一されたお部屋もありました。

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Kenwood House も豪華ですけれど、
こちらのほうが規模が大きくて、
立派な家具調度が数多くありました。

ロバート・アダムは建物の設計だけでなく、
内装や家具のデザインも同時に手掛けていたので
彼が改装した屋敷は全体的に統一感があるのです。


実は、Kenwood Houes のほうは
取り壊しの危機に陥ったことがあって
そのときに昔からの家具は
全部オークションで売り払われてしまったのです。

そのため、現在の Kenwood House にある家具は、
他の屋敷から借り受けているものや、
当時のものを再現したもので、
家具の数もそれほど多くありません。

でも、それを補って余りあるほどの
有名画家の絵画が沢山ありますので
どちらが良いという判断はできませんし、
部分的に似たようなものがあるものの
随分と印象の違うお屋敷だと思いました。


そして、Osterley House にも
絵画ギャラリーとなっている大広間がありました。

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古い絵もたくさんあるのですが、
お部屋にいたガイドさんの話では、
美術館などから借り受けている絵画ばかりなのだそうです。


同じ時代に、同じ人が手がけた建物でも、
その後の持ち主や環境の違いによって
随分と違う歴史を辿ってきたようです。

こうして考えると、
イギリスは本当に歴史の深い国で、
きっとイギリスの至る所で
いろいろな人々がさまざまなドラマを繰り広げ、
それぞれの歴史を作り上げてきたのでしょうね。

吹き抜け会談には
こんな天井画があったりして、
まさにドラマのようなセッティングでした。

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建物の地下は大きなキッチンになっていて、
古いオーブンがそのまま残っています。

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そして、テーブルの上には
キンセンカとトリコロールセージが・・・

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素朴な木のテーブルに、
さりげなく飾ってあって、
とても温かい雰囲気を醸し出していました。

お手洗いや小さな踊り場などにも
お花が活けてあったのですが、
ガイドさんの話によりますと、
すべてお庭で摘んだお花なのだそうです。

次回は、そんなお花の咲き乱れる
素敵なお庭をご紹介しますね。

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