新しく始めたボランティアもあり、
週末も1日ゆっくりすることがありません。
また、同僚の尻拭いのあとは、
その同僚が2週間のホリデーに出てしまったので、
彼女のカバーの仕事で残業続きです。
正直なところ、
彼女が担当している仕事は驚くほど少なくて、
最初は呆れてしまったくらいです。
でも、ファイルやメールがきちんと整理されていなくて、
過去の履歴をもとに仕事を進めようとすると、
あるはずの資料がなかったり、
同じプロジェクトの資料が
あちらこちらのフォルダに散らばっていたり・・・
あまり系統だった整理ができていないために、
それを探したり、他の人に聞いたりしているあいだに
どんどん時間が経ってしまうのです。
ただ、彼女がいないとオフィスが平和です。
他の同僚も、こんなことを言っていました。
「Drama Queen な彼女がいないと、
静かで仕事がはかどるね。
彼女はヒマみたいで、
いつも思い付きでいらない仕事を探しては
私たちを巻き込んで引っ掻き回すから。
こっちは彼女ほど暇じゃないんだよ」
Drama Queen というのは、
悲劇のヒロイン的と言いますか、
小さなことを大騒ぎして、
人々の注目と関心を集める人のことです。
ちょっと酷い言いようだな・・・とは思いましたが、
私も「平和だな」と思っていたので、
そういう意味では、彼の言葉に共感できます。
でも、こうして忙しい日々を過ごしているせいか、
大切なことが後回しになってしまい、
ちょっと最近、失敗してしまったことがあります。
仕事のことではないのですが、
私としては「ああ、大失敗!」と思うようなことでした。
そして、ボランティアだの、
仕事のフォローだの、
なんだかんだと目の前に降りかかってくることを
とりあえず こなしていくのが精いっぱいで
気持ち的にも肉体的にも疲れ切ってしまって、
本当に大事なものをおろそかにしていたことに気づきました。
仕事も、ボランティアも、
自分の人生の一部であって、
しかも、それは人生の枝葉の部分であるような気がします。
仕事がないと生きていけませんが、
仕事だけをしていたら、
生きているうちに入らないと言いますか・・・
仕事をして得たお金で、何を経験するか?
それをどうやって活用して、
人生を楽しいものにするのか?
そういったことがメインであるはずで、
仕事やボランティアで生活の大部分を占めていては
身体も心も息苦しくなるような気がします。
実際、私の毎日は何かに追い立てられているようで
気持ち的にも、肉体的にも落ち着きません。
言い訳のようですが、
注意力も散漫になって、
サランラップごときで指を切って大量に出血したり・・・
虫よけスプレーを付けるのを忘れてガーデニングして
ブヨに刺されて、広範囲に腫れとかゆみと痛みが広がり、
歩くのさえ痛いくらいになったり・・・・
そんな、普段ならきちんと対応していることすら
おろそかになっていることに気づかず、
小さなところから綻びが広がっているような気がします。
これまで漫然と生きてきましたが、
きちんと1つ1つ考えながら対応していかないと
本当に大変なことになると思いました。
そして、人に頼まれた時に
きちんと断れるスキルを身に着けないと、
いつか自滅するような気がしています。
これを機に、
自分のなかで大切なことや優先すべきことと、
自分のなかにあるリソース(体力、時間など)をきちんと把握して
丁寧に生活していこうと思いました。
そして、たぶん私が一番に身に着けないといけないのは
「きちんと断る」スキルのような気がします。
マニュアルがあればいいのですが、
そんなものはなさそうなので、
色んな人に話を聞いたりして、
自分なりの「断り方」を身に着けたいと思います。
ところで、こちらは昨日見かけた大家さんの猫です。
こうしてのんびりしているのを見て、
愛玩動物って、生きていくのが楽そうでいいなぁ・・・
と思ってしまいました。
家猫は家猫なりの苦労があるのでしょうが、
食べるものと住むところに困らないのは
本当に素晴らしいことだと思います。
この記事へのコメント
ミツミ
早く治りますように。
ひとの頼みを断るときのコツがあるとしたら、それは、「大の大人が頼み事を断られたくらいでは全然傷つかない」と知ることかもしれません。
こちらが困るような過大なお願いをする位には鈍感なのですから尚更笑
もしかしたら、それで離れていく人もいるかもしれませんが、それは傷ついたからではなくて、こちらに興味がなくなっただけなので気にする必要はないと思っています。
とても淋しくなりますが。
大切なお友達とイチイさんの心安らかな生活を大事になさってお過ごしください。
背中を伸ばしてゆっくり深呼吸をすると、酸素が身体中に行き渡るので、少し気持ちが落ち着きますよ。
イチイ
自分だったら、頼んだことを断られたら傷つきそうです。でも、おっしゃる通り全然傷つかない人が多いのかもしれませんね。あまり「自分だったら」と考えて遠慮したり、物事を引き受けたりせず、仮にそう思ったとしても「相手は自分とは違うから、自分とは違う受け取り方をするはず」と自分に言い聞かせるようにします。
背筋を伸ばして深呼吸ですね、実践してみます! どうもありがとうございます。
なおみ
仕事の合間に、いつも楽しみに拝見してます。
イチイさんは、いつも精一杯、力一杯に、何事も頑張っていて、アタクシは感心するばかりです。
でも、そんなに頑張っていたら、ポキッと折れちゃうよ。
ゼロか100ではなくて、30でも誰かの力にはなれるわけで、テキトーは適当とも書くのであって、ゴロゴロする時間も大切ですよ。
大切ではない人の荷物を、背負わないでも良いのです。
って、充分ご存じだと思いますので、断り方。
顔をしかめて、
(忙しいから)「ムリです」「出来ません」「時間がありません」
だけで良いのでは?
理由は要らないと思いますよ。
ボランティアも他の人の仕事も、余力があってこそ。
読んでしまった空気も、さらりと流してね。
イチイ
確かに、時々どうしようもなく疲れてボロ雑巾になったような気分になるときがあります。昔から白か黒かはっきりさせたり、All of Nothing なところがあったような気がします。大切ではない人の荷物を背負うことはない、と聞いて「なるほどなぁ」と思いました。読んでしまった空気をさらりと流すことも、全然できていないような気がします。そういうところが不器用なのかもしれませんが、少しずつ流せるように気を付けてみようと思います。アドバイス、ありがとうございます。がんばってみます。