高速道路を走行中にエンジンが壊れました

昨日は、思い立ってバラ園を見に

Cliveden(これで「クリフデン」と読みます)へ行きました。


バラ園と高級ホテルのことはまたの機会に譲るとして、

その帰りがけに、なんと車が壊れたのです。


しかも高速道路を走行中に、

いきなりエンジンが止まったのです!


まさに「肝を冷やした」という言葉がぴったりの

冷や汗ものの経験でした。



4車線もある大きな高速道路の、

右側から2番目の車線を走っていたら、

突然、ゴンゴンと車がノッキングし始めたのです。


MT車で間違ったギアに入っていて

今にもエンストしそうなときに感じるノッキングです。


スピードも落ちてきたようだったので、

慌ててギアをニュートラルにして、

ハザードスイッチを入れて、

一車線ずつ左側の車線に移動していきました。


幸いなことに、

ヒースロー空港を貫いている高速道路だったので

速度制限が50マイル(約80km)の道路でした。


だから、周りの車もゆっくり走っていたおかげで

なんとか一番左側の車線に行けました。


ちなみに、通常の高速道路の制限速度は

70マイル(約113km)ですので、

惰性で走っている車が2車線横断をするのは

かなり厳しかったと思います。


でも、一番左側の車線に入って気づいたのですが、

この空港を貫いている道路には路肩がないのです!


どうしよう・・・と、

今にも止まりそうな速度になりつつ走っていたら

運良く、合流地点に差し掛かりました。


左側から高速道路に合流する入口の

一番奥のほうに車を停めて、

ハザードを付けたまま、

遠くからでも故障車だと分かるように

後ろのトランクの蓋を開けておきました。


急いでAA(日本のJAFみたいなもの)の連絡先を探して、

助手席に座って電話をかけていたら・・・



なんと、ドアの外に Police と書かれた制服を着た

男性が立っていて、窓をノックしてきたのです!


停車して、まだ2分も経っていませんし、

もちろん私は通報していません。


何が起こっているのか分からないまま、

「Police」と書かれた文字を凝視しながら、


「ああ、ここって駐車禁止なのかな?

道路交通法違反? 罰金??

怒られる? どうしよう?

でも、壊れちゃったものは仕方ないし・・・」


と、いろいろな考えが

一挙に頭のなかに押し寄せてきました。


電話の呼び出し音を聞きながら、

早口で、どもりながら警官にこういいました。


「す、すみません!

あの、その・・・運転してたら急に車が壊れて!!」


慌てて車から出て説明しようとしたら、

警官はジェスチャーで制止しました。


でも、そんなジェスチャーなんて

目に入らないほど動転していた私が

片足をドアの外に出すと、

警官は眉間にシワを寄せながらこう言いました。


「危ないから、そのまま中にいて。

壊れたって? 何が?」


「えっと、運転してたら、急にエンジンが止まって、

エンジンをかけようとしても、かからないんです」


「ちょっといい?」


と言って、警官は運転席に乗り込み、

セルを回しましたが、

シュルルルという音がするだけでエンジンはかかりません。


「そのまま待ってて。

ここは危ないから、安全なところに動かすから」


「え、動かす?」


と、またもや警官を追いかけて、

ドアの外に出ようとした私に、警官はこう言いました。


「危ないから、中にいて!」


たしか、イギリスでは高速道路で車が故障したら、

ハザードランプをつけて、

トランクを開けたままにして、

車から出ていないといけないって、

ルールブックで読んだけどなぁ・・・


と思いつつも、警官が言うならと思って

車の中にいました。


そして、こうなったわけです。


IMG_1144.JPG


警官が牽引用の紐を

パトカーの後ろに括り付けているところです。


そのまま警官は私の車の運転席に乗り込みました。


そして、顔をひきつらせながら、

AAの連絡先などをまとめている

ファイルをぎゅっと抱えている私を安心させるように

こう言いました。


「これから安全なところに連れて行くから。

AAに迎えにきてもらう住所も教えてあげるから、大丈夫だよ」


「これって違反ですか?罰金ですか!?」と

聞きたい気持ちを抑えつつ、

「はい」とだけ答えるのが精いっぱいでした。


そして、パトカーに引っ張られながら一番近い出口から

高速道路をおりて、

ガソリンスタンドまで牽引してもらいました。


警官は約束通り、

ガソリンスタンドのある通りの名前を教えてくれて、

「さぁ、AAに電話して迎えに来てもらいなさい」

と私に言うと、牽引用の紐を片づけ始めました。


私がAAと電話をしている間に

紐を片づけ終わった警官は、

そのままパトカーに乗り込みかけました。


それを見た私は、慌ててドアを開けて外に出て、

「どうもありがとうございました!!」と叫ぶと

2人の警官はニッコリ笑いながら片手をあげてくれました。



ああ、罰金を取られなくてよかった。


牽引代もとられなくてよかった。


税金を払ってて、よかった。


これからもちゃんと税金を払おう!



などと、また沢山の考えが頭に浮かびつつ、

AAにガソリンスタンドの住所を伝えて、

迎えにきてもらうことになったのです。



それにしても、こうして後から落ち着いて考えてみると

「事故にならず、良かった」などということよりも

お金に関することを真っ先に思い浮かべていて

本当に私は根っから貧乏性が染みついているんだなぁ、

と改めて実感してしまいます・・・



しかし、この後AAが来るまでが大変で、

AA来てからも「やっぱりイギリスだなぁ」という

対応をされたのでした。


文字通り「長い1日」だったのですが、

続きは次回にお話しさせてください。


この記事へのコメント

  • たま

    凄すぎる。高速で車動かなくなったなんて…事故になる恐れありますから。
    凄い事件でしたね。警官が来て手伝ってくれたから良かったね。事故に巻き込まれることもなくてよかったです。
    やはり車長く乗っていると壊れてくるものですね。きちんと車検しないと危険ですね。
    とにかくよかったです、無事で事故にならなくて良かったです
    2017年07月18日 09:02
  • ちーのまま

    とりあえず、事故も起こらず無事にAAに連絡ついて
    警察の方も親切で良かったです。
    そんな突然車って止まるんですね。
    1つ前に乗っていた車は15年のってましたが
    走行距離が少ないのもありますが、調子よく走ってくれたんです。
    日本車だからかもしれませんが…

    車修理でしょうか?
    あまりお金かからず直るといいですが
    事故なくが1番ですので、それは本当に良かったです!!
    2017年07月18日 14:03
  • ミルモ

    イチイさん(^o^)/
    事故にならなくて良かったです、大変でしたね。高速で故障は怖かったね( ´△`)良い方に考えましょうね。体が一番です(*^-^*)
    大事な車も無事で良かったね。物事は意味が有ってね、そうなったって思えばいいしね。事故に遭わなかった体も大丈夫、まだまだ綺麗な景色が見れるって、思えばねいいんです。下むいて凹んでたら駄目ですよ。イチイさんは強い方です、何でも乗りきって来たんだから(o^-^o)またね。
    2017年07月18日 21:05
  • イチイ

    たまさん、コメントをありがとうございます。
    本当にびっくりしました。一歩間違えたら大事故だったので、本当にラッキーだったと思います。きちんと整備されている車を買ったつもりだったのですが・・・いろいろと難しいです。
    2017年07月19日 06:40
  • イチイ

    ちーのままさん、ありがとうございます。
    直すのはお金がかかりそうですが、もしかするとそれほどかからないかもしれません。いずれにせよ、大家さんからの連絡を待ってみます。
    2017年07月19日 06:41
  • イチイ

    ミルモさん、ありがとうございます。
    今、さらに落ち着いて考えてみると、大事故にならなくて良かったと心から思います。高いレッスン料でしたが、また一つ勉強したと思って、半ばあきらめています。励ましてくださって、ありがとうございます。毎日いろいろなことがあるので、そうそう落ち込んでもいられません。生きていくのって辛いな、って思ったりしましたが、大家さんのやさしさや、ボランティアのガーデニングに癒されています。
    2017年07月19日 06:43