コンスタブル・カントリーで泊まった宿のことは
こちらに書いています ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/451787710.html
また、コンスタブルのことはこちらに書いています ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/451842483.html
コンスタブルの故郷を出た後は、
もう一つの目的地である、
Beth Chatto Garden に向かいました。
お庭のことをお話しする前に、
Beth Chatto(ベス・チャトー)さんんことを
簡単に紹介させてください。
イギリス園芸会の大御所ともいえる女性で、
「The right plant for the right place」
という名言を残していることで有名な人です。
これは「その植物が、本来あるべき場所に植えること」
といったような意味合いで、
この言葉は、こちらでも少し触れています ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/449850012.html
ガーデニング好きなご両親のもとに生まれたそうですが、
チャトー氏と結婚するまでは教師をしていて、
夫婦そろって引退した1960年から
本格的にガーデニングを始めたそうです。
彼女が生まれたのは1923年なので、
ガーデニングのカリスマ的存在になったのは
50代になろうかという頃なのです。
ヨーロッパはもとより、
アメリカ、カナダ、オーストラリアなどへ
ガーデニングの講義をしに出かけるなど、
とても有名な方ですが、
こうして遅咲きの大家がいることに対して
なんとなく嬉しい気分になるのは、
きっと私の年齢のせいなのでしょうね(笑)
というわけで、60年近く前からあるお庭ということもあり、
ベス・チャトー・ガーデンに生えている木々は
とても大きくて立派なものばかりでした。

このお庭は湿気が多い場所にあり、
シダや柳などの水辺を好む植物が沢山植えられていました。

こういう湿気の多いお庭を美しくするための努力から、
「The right plant for the right place」
という言葉が生まれたのでしょうね。
その一方で、公園の入口近くには「Dry Garden(乾いた庭)」もあり、
こんな風に、乾燥に強い植物が植えられていました。

どの植物も、生き生きしています。
どんなに手間と時間をかけても、
その植物にとって良い環境でなければ、
植物のもつポテンシャルを
全て引き出すことはできないのでしょうね。
「好きだから」という理由だけでは
植物は育たないかもなぁ・・・と思いつつ、
お庭を散策していたら、
こんな看板を見つけました。

最初、2羽ともじっとしていて動かないので、
看板についている飾りかと思ったくらいです。
でも、しばらく眺めていると、
キョトキョトと左右に首を動かし始めて
そのしぐさの可愛いことといったら!
私は鳥のことは詳しくありませんが、
もしかしたら番(つがい)なのかもしれませんね。
そして、このテラコッタの鉢植えに、
ちょっとした衝撃を受けました。

実は、私は何事も四角四面に考えるところがあるので
複数の鉢飢えを飾るときも
大きさを揃えて並べて置いておくのが好きなのです。
こちらのブログの、7枚目の写真のような感じです ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/449140069.html
でも、こうしてアンバランスなものを並べておくのも、
鉢植えの大きさと質感の違いが
リズミカルな風情を醸し出していて、
とても素敵だと思いました。
私も、こんなふうにクリエイティブで
センスの良いガーデニングができるようになりたいです。
この記事へのコメント
ちゃちゃまる