正直箱

実はこちらのお部屋、
私がコウトン・コートを訪れた日に
公開を始めたばかりなのだそうです。

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物置になっていますが、
私の部屋の5倍はありそうな広さです。

横置きされている長い棒は、
タペストリーだそうです。

ナショナルトラストは、
お城の配線工事や警報機、
火災時のスプリンクラーなどを設置する作業を
数年にわたって続けているそうで、
工事をしているお部屋のものを
一時的にこちらに保管しているのだそうです。

そして、このお部屋にいたガイドさんは、
このお城で15年間も
ボランティアガイドをしているそうです。

驚いて、「そんなに長く!?」と聞き返すと
こんな答えが返ってきました。

「もっと長く働いている人もいるのよ。
ずっと働いているボランティアスタッフには
来月予定されている、
当主のお孫さんの結婚式に招待されている人もいるわよ」

長年にわたって
ナショナルトラストと共存してきた一家にとって、
毎日のように顔を会わす人々は
もう「赤の他人」ではないのでしょうね。


そして、お城の外にはこんなものが・・・・

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テーブルの上にバラの植木鉢が置いてありました。

「Please find our honesty boxes on the door」
(「正直箱」はドアにあります)

どうやら、好き勝手に植物を取って、
代金をドアに設置している箱(郵便受け)
に入れるシステムのようです。

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こんな売り方で、盗まれたりしないのかしら?

そう思いつつ、バラの鉢を見てみたら、
なんと、前日に一目惚れした David Austion の
ガートルード・ジェキルがあります!

ガートルード・ジェキルのことは、
こちらに書いています ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/450413833.html

しかも、一鉢だけ売っています。

そして、お値段が通常価格よりも
3ポンド(約500円)安くなっています。

前の日にグッと堪えて
買うのを諦めたガートルード・ジェキルです。

ここで会ったが百年目!
あ、使い方が違うか・・・

などと独り言を呟きながら、
買うかどうか、また散々迷いました。


でも、ここで一鉢だけ残っていたのも、
お値段が安くなっているのも
何かの縁かもしれません。

そう思ったら、
家に連れて帰りたくなりました。

そして・・・

結局、買ってしまいました!

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こちらの株には、
もうすぐ咲きそうな蕾が1つついていますので、
近いうちに素敵な香りを楽しませてくれそうです。


ここで売っている植物は、
1~2種類ずつしかありませんでしたし、
お値段も普通のガーデンセンターよりも安いようです。

そして、David Austin のバラは、
安売りしないことで有名で
どのお店に行っても定価販売なのです。

あくまで私の推測ですが、
もしかするとお城のお庭に植えようと
大量に購入したものの、
結局使わず仕舞いに終わったものを
売っているのかもしれません。

ガートルード・ジェキルは
裸苗の定価が17ポンド、
植木鉢に入ったものが22ポンドなので、
裸苗で大量に買ったもので、
使わなかったものを適当な鉢に植えて、
鉢代1ポンドを上乗せして販売していたのかも?
という気がします。

いずれにせよ、
素敵なバラを安く買えてラッキーでした。

そして、こんなふうに助手席に乗せて、
そのまま次の宿に向かったのでした。

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== 追記 ==

このガートルード・ジェキルは
日本でも売っているようです → ガートルード・ジェキル

咲いたバラは見た目も美しくて、
とても良いオールド・イングリッシュ・ローズの香りがします!

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この記事へのコメント

  • ミルモ

    イチイさん(^o^)/
    物置にするには勿体無いお部屋ですね、家族で住めそうな広さですね。ちゃんとシートベルトしてるね、こんな置き方も有るのね、考えましたね(^▽^o)シートにぴったしだし。イチイさんの愛情が感じられます。
    日本の無人販売みたいですね、咲くのが楽しみですね(*^-^*)体調はましになりましたか?ご飯いっぱい食べてね。・・・またね
    2017年06月12日 01:16
  • イチイ

    ミルモさん、コメントをありがとうございます。
    はい、こんなお部屋を物置にできるとは羨ましい限りです。
    今日1日ゆっくりして、元気になりました。今週もお仕事がんばります。ミルモさんも頑張ってくださいね。
    2017年06月12日 07:16
  • ちーのまま

    助手席でシートベルトまでしてもらい
    相棒のようで微笑ましいです。
    テラスに置いたらきっとテラスがますます素敵になり
    楽しみ増えますね!!
    2017年06月12日 07:35
  • May

    はじめまして!
    私も日本同様に古いものに興味があります。
    イギリスの古城。。。その昔誰が住んでいたのか?想像すると
    わくわくしますね。
    旅の途中に巡り合ったバラの苗を助手席に!
    想像したらステキです。
    これからのブログを楽しみにしています。どうぞ
    よろしくお願いいたします。


    2017年06月12日 08:40
  • イチイ

    ちーのままさん、ありがとうございます。
    はい、なんだか新しい友達を横に乗せているようで嬉しかったです。このお花、本当に良い香りがするのです。毎日バラを眺めるのが楽しくて仕方ありません。
    2017年06月13日 05:13
  • イチイ

    Mayさん、はじめまして。コメントをありがとうございます。おっしゃるとおり、イギリスは歴史があって、その時代のことや生きていた人のことを考えるとワクワクします。知れば知るほどイギリスが好きになりますし、もっとたくさん素敵なものを見たいと思います。これからも見てきたことや思ったことを書かせてもらいますので、よかったらまた見に来てください。
    2017年06月13日 05:20