勝手に私の部屋を物色する40代独身男の大家

実は、私が今住んでいるアパート、
お風呂とトイレが共同なんです。

共同といっても大浴場みたいなものじゃなくて
お風呂場とトイレがある小部屋が2つあって
そこを7部屋の住人が共同で使っています。

もともと大きな1軒家を個別のアパートに改装したらしく、
部屋の大きさもバラバラだし、玄関も共同なので、
一昔前の下宿屋さんという感じです。

駅から歩いて2分と立地が良いのに
建物が相当古いし、お風呂・トイレも共同なので
家賃は相場よりもずっと安いんです。

だから、これまで何度も
「こんな部屋、出て行ってやる!」と思いましたが
その度に「この立地で、この値段はないよね」と思い直して
ずっと我慢してきました。

実際に物件を調べ始めたら、
本当にここの家賃が
相場の半額近くだということが分かりました。

本当は、大家の色々な行為に腹を据えかねていたので
自分の決めたことに対して「後悔」なんて言いたくないのですが
本当のことを言うと、少しだけ後悔しました。

「大家の言うなりに『ハイ、ハイ』と聞いていたら
少なくともお金には困らなかったかも・・・」

「こんな安い家賃で都内には住めないんだな」

物件探しサイトを見ながら、
こんなことを何度も思ってしまいました。

でもね、本当に大家の横暴が酷いんです。

家賃が現金払いになっているので
毎週水曜日に現金を玄関口に置いておくのですが、
玄関から部屋の中に入る必要なんてないはずなのに
いつも勝手に部屋に入って、物色しているんです。

プライバシーなんて、ありません。

勝手に物を移動したりするのは、日常茶飯事。

部屋にあったイスが壊れたので
折りたたみイスを自分で買った時には
「新しい家具を買うときは、予め言って許可を取るように」
とA4版の紙に大きく書かれた紙が
部屋のテーブルに置かれていました。

椅子が壊れたことを伝えても
何もしてくれないまま1か月が過ぎたので
仕方なく自分で買ったのに、ですよ?

他にも色々とありすぎて、書ききれません。

こうやって大家の横暴を思い出すと
「いや、やっぱり無理。ここにはもう住みたくない」
という気持ちになります。


物件を探しながら、
「大家に謝って、居させてもらおうかしら」という後悔の気持ちと
「引っ越すしかない」という前向きな気持ちを行ったりきたり。

若いころは「思い立ったが吉日」とばかりに
直ぐに決断して、すぐに行動に移せたんですけどね、
やっぱり年を重ねると、人って変わるんですね。


決断するのが怖い。

何かを変えること(日常が変化すること)が怖い。


そんな気持ちに襲われます。

若いころは、ありきたりな毎日が退屈で
変化に富んだ毎日でありたいと思っていたのに・・・

イギリスに留学していたときの自分が、
まるで赤の他人のように感じられます。

これ、イギリスに留学していたときに買った
鉛筆削りなんです。

image-thumbnail2.jpg

普通のお土産屋さんで買える、
特別でも何でもないただの鉛筆削り。

でも、分からない英語で一生懸命勉強した、
苦労した時間を共有した仲間みたいな気持ちがあって
捨てられずに、今も持っています。



気を取り直して、物件を探します。

吉祥寺あたりだと家賃が少し安いみたいです。
駅から離れるけど、だいたい7万円くらいでした。

でも、それって私の給料のほぼ半分なんですけど・・・

光熱費とかの生活費を考えると、
本当に私は引っ越せるのかしら?と不安になります。

この記事へのコメント