昨日の夜に
こちらのお話を投稿しようと思っていたのですが、
突然、ホテルのインターネットが使えなくなり、
そのまま復旧しなかったため、
投稿するのが遅れてしまいました。
実は今回のリストラについて、
色々と考えてみた末に、
私は「自分を守る」ことに決めました。
そう思うに至った理由の一つを
お話しさせてください。
まず、今回のリストラについて、
人事の担当者と話をして分かったのですが、
どちらか1人をリストラするか検討したときに
色んな観点から点数をつけて
その点数の低い方をリストラするのだそうです。
人事の担当者は最初の面談の時から
「あなたに非はないのよ」と何度も言っていました。
そして2回目の面談で、こう話してくれたのです。
「あなたの点数が低いわけではないの。
それだけは分かって欲しくて、
最初の面談の時にもそのことを何度も言ったのよ」
その評価の点数も教えてくれましたが、
確かに問題があるような評価ではありませんでした。
ということは、仕事の評価以外で
(点数のつかなかったところで)
私の評価が低かったことになります。
そして、それに1つだけ心当たりがあったのです。
実は、少し前から
身に覚えのないことで
私についての悪い噂が流れていたんです。
同僚の一人と喧嘩状態にある、
とかそういう感じのことらしいのですが
詳しくは知りません。
興味がなかったから、というよりも
仕事をきちんとやっていれば、
わかってくれる人はわかってくれるはず、
と思っていたからです。
どこかで評価の差がついたとしたら
その点(人間関係)しか思いつきません。
あくまで推測なので
もしかしたら真実とは違うかもしれませんが、
それ以外に心当たりがないので、
それが原因である、という前提で色々と考えました。
実は、その噂を流したのは
リストラされなかったアシスタントでした。
それは、他の同僚から
「こんな話を彼女から聞いたけど」と
教えてもらったので、確かな事実です。
これまで、私は彼女の仕事を裏で支えていました。
「もう一人のアシスタントじゃ埒があかないから
イチイさん、やってもらえませんか?」と言われたことが
数え切れないくらいありました。
でも、それを「上司を通してください」などと言ってしまうと
彼女の評価が下がってしまうと思って
黙って引き受けていたんです。
これまで数え切れないほど黒子となって
彼女の尻拭いをしてきました。
しかし、その一方で彼女は
私の評判を悪くする噂を流していたのです。
今回の「同僚と喧嘩している」以外にも
私の耳に入ってきただけで
3つの身に覚えのない噂が流されていました。
そして、その煽りを受けて
一時的に他の部署のアシスタントから
冷たくされていたこともあります。
その人は、私と一緒に仕事をしているうちに
そんなことをする人ではないと分かってくれたようで
その後、「誤解してました」と言ってくれました。
だから、今回の噂も耐えていれば
いつかそうなるだろうと思っていたのです。
仕事において、私に非がないとはいいません。
実際に至らなかった点があったと思います。
そういった噂が流された時に
聞いた人が笑い飛ばして否定してくれるような、
そんな人間関係を築けていなかったわけですから、
私自身の行いに、その噂の信憑性を高めるようなこと、
改善した方が良いことがあったのだと思います。
しかし、そのことは別として、
私は彼女の至らなかった点をカバーしてあげていたのに
彼女は私の至らない点を皆に暴露して
私を貶めていたわけです。
しかも、その「至らない点」は
私には身に覚えのないことでした。
しかし、それが誤解だろうと真実だろうと、
「イチイはこうだ」と皆に言いふらしたら、
いつの間にかそれが真実となって皆に広まります。
彼女は笑顔で私に向かって、
「私たちはチームだから助け合いましょうね」
とよく言っていましたが
実際には彼女の方が私より優れていることを証明したくて
事あるごとに私に対してマウントを取っていました。
しかし、私はそういったことを気にしないタイプなので
彼女の好きなようにマウントを取らせていました。
他の人なら人事にクレームをしていただろう
と思われるようなことをされても、
黙って耐えていました。
でも、それが間違いだったのだと気づきました。
イチイは何も言わないから、何をしても大丈夫。
イチイは信じやすいから、
適当なことを言っていればバレたりしない。
イチイは甘いから、
たとえ嘘がバレたとしても許してくれるはず。
一言でいえば、舐められていたのです。
しかし、実際に嘘がバレた時に許していたりしたので、
舐められるのも当然ですし、
彼女を増長させたのは私です。
「私たちはチームだから」などという言葉を信じて
かつて彼女が私の前任者を
虐めて追い出したことがあったのをすっかり忘れ、
彼女の優しげな顔に騙されて、
信じていた自分が大馬鹿者に思えました。
人を信じやすい性格は自覚していましたが、
こうして大きな実害を被ることになって
ようやく、それではいけないのだと気づきました。
そうして、強くなろう、自分を守ろう、
自分を守るためなら戦いも受けよう、と決めたのです。
私が採用された経緯から、
自分の価値はトラブルメーカーである彼女と
問題を起こさないことにあると思っていました。
しかし、今の上司はロックダウンになってから
日本からやってきた人たちなので、
彼女がトラブルメーカーだったことも
私の前任者がイジメが原因で退職したことも知りません。
私が彼女のご機嫌を取り続け、
好きなようにマウントを取らせていたので
はたから見たら、彼女の方がしっかりしていて、
私の方がダメだと見えていたのかもしれません。
彼女は気に入らないことがあると、
よくデスクまで駆け寄ってきて怒鳴りつけてきました。
ロックダウンになってからは
突然電話をかけてきて、
人の話も聞かずに、
言いたいことだけを怒鳴り散らしていました。
言い返しても火に油で聞いてはくれないし、
声が大きて口の達者な彼女は
ますます興奮して手がつけられなくなるため
面倒で適当に相手をしていました。
喧嘩を売られてきた時に
「はいはい、ごめんなさいねー」などと
適当に流していたのですが、
今後一切、そういうことはやめます。
私はイギリスで一人で生きています。
誰も守ってくれる人はいません。
自分で自分を守る以外にないのです。
元々が平和主義なので、
理不尽なことや一方的なことを言われても、
私さえ我慢していれば・・・とか、
相手にもきっと理由があるのだから
多少無理してでも受け入れてあげよう・・
といった考え方で生きてきましたが、
それをやめることにします。
例えば、理不尽なことを言ってきた人には
面倒になるのが嫌だからという理由で
相手の言い分をを受け入れて詫びたりして丸く収めたり、
相手に言いくるめられたりせず、
自分の理も主張するようにします。
もし、身に覚えのない悪い噂が流れた時には
噂を放置したりせず、
噂の元凶を突き止めて、
直接、その理由を聞くなど対峙するつもりです。
さすがに、彼女ほどクセのある人はそうそういないので
次の職場ではそういう心配はないとは思いますが・・・
しかし、私生活でも理不尽に私を攻撃する人がいたら
私は対抗することに決めました。
これまでは自分に自信がないこともあって
「そういうものかもしれない」とか
「やっぱり私がいけないんだ」などと思いがちでしたが・・・
こんな状況になって初めて、
自分を優先しないとダメだ!と思い当たったのです。
自分が、自分を信じてあげなければいけないと思いました。
アドバイスに耳を貸さないと言っているのではなく、
まずはアドバイスしてくれる人を見極める必要があると思いました。
同僚のようににっこり笑って助けるふりをしながら
陰で逆のことをしている人もいますので、
言葉を額面通り鵜呑みにすることなく、
それが本当のアドバイスなのか、
それとも親切なふりをしているだけなのか、
はたまた他の意図があるのか・・・
そういったことを判断した上で、
アドバイスの真意を考えて汲み取り、
それが役に立つと思った時だけ実行するつもりです。
これまでの人生、流され過ぎました。
育ち方のせいで「自分の意思」というものを持たず、
いざ、自分の意思を通そうと思った時に
自分の意思が何なのか、
分からなくなっていました。
例えば、友達と遊園地に行って、
「何に乗りたい?」と聞かれた時に
自分はジェットコースターが苦手でも
友達が乗りたいだろうと思われるものが
ジェットコースターだったら
咄嗟に「ジェットコースター」と答えてしまう。
ずっとそんな生き方をしてきましたが、
それじゃダメなのだと気づいてから、
まずは「自分の意思」を探すことから始めました。
なんとなく「自分の意思」が分かるようになっても、
結局、人の言う通りに動くことで満足して
面倒くさがって自分の意思や意見を
主張しなかったことが積み重なり、
今回のように取り返しのつかないことになってしまったのです。
おそらく、それ以外にも改めるべき点はあると思います。
それらについても、きちんと直していくつもりです。
ある方からのコメントのように
「50歳でしょ?そんなの無理無理!
いい加減、理解しなよ!」などと
思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「できない」と思ってらっしゃるのであれば、
そう思っていればいいと思います。
私自身が「できない」とは思っていないから、
諦めていないから、努力するだけのことです。
他人がどう思おうが、
私にはそんなことを気にする余裕はありません。
自分が優先です。
他人がどう思うかなど、関係ありません。
誤解のないように言っておきますが、
長年私のブログを読んで
私を応援し続けてくださっている方は
「他人」とは思っていません。
他人どころか、これから目指す生き方に
必要な方達だと思って大切に思っていますし、
心から感謝しています。
これまでの自分は、
たとえ赤の他人からでも何か言われたら、
いちいち真剣に受け入れようと努力していました。
しかし、私はもう流されません。
一つ一つの事柄について
自分を中心に置いてよく考えて結論を出し、
結論が出たら、それを進めていくだけです。
そして、将来的に
上辺だけの優しさなどに惑わされることがないよう、
本当に信頼できる人たちだけで
身の回りを固めることができるような
人間関係の構築を目指そうと思います。
これも誤解のないように言っておきますが
「自分の足りないところを補ってくれる人が欲しい」
「助けてくれる人が欲しい」
という意図ではありません。
今の自分はギリギリのところで頑張っており、
ともすると二度と這い上がれない泥沼に落ちそうなので、
私の足を引っ張ったり
私をネガティブな方向に引きずるような人たちの
相手をしている余裕はないのです。
だから、アドバイスするふりをしながらマウントを取ったり、
優しい顔をしながら害をなす人を
シャットダウンすることにしました。
人を区別するなんて発想、
これまではありませんでした。
私なんかの相手をしてくれて・・・と
誰に対しても感謝していました。
しかし、今になって思うと
単なる打算や
簡単に騙して利用できる私が便利で
近づいてくる人も大勢いました。
そういった事実を認めるのが嫌で、
自分が嫌な人間になったような気がするから、
できるだけそんなことは考えないようにして、
流されるがままになっていました。
自分に自信を持てるようになりたかったからこそ、
「良い人間」になるために必要なのだと思い込んで、
何もかもを受け入れていたのだと思います。
でも、それだといけないのだと分かりました。
嫌な人間だと言われてもいい。
ひどい人間だと思われてもいい。
それが「自分を守る」ために必要であれば、
勇気を持って、堂々と行動していくつもりです。