Nさんからの指令

私のブログを長く読んでくださっている方はご存知だと思いますが、
私にはNさんという友人がいます。

以前は近くに住んでいたこともあり、
頻繁に会っていたのですが、
Nさんがロンドンの外れに家を買って引っ越してからは
時々メールでやりとりするくらいでした。

でも、実はNさんは昨年、
日本に帰ってしまったのです。

ご家庭の事情のようでしたが、
買った家は知り合いに貸し出して、
日本に帰ってしまって1年近くになります。

またロンドンに来るつもりはあるようですが、
コロナのこともありますし、
あと数年は日本にいるようです。

そんな状況だったので、
私がリストラにあったことを
Nさんにメールで報告しました。

すると、Nさんがお世話になったという
リクルート会社の名前と担当者の連絡先とともに
返信が来たのですが、その返信にはこう書かれていました。

「きっと家に引きこもっていると思うけど、
どこか別の場所に行って気分転換しておいでよ!

今はお金を節約しなくちゃって思うかもしれないけど、
コンサルテーションピリオドが終わるまでは
無償の有給休暇みたいなものなのだから、
その数日を有効に使うべきだと思う。

お花を見にいくのもいいし、
雄大な自然に身を置くのもいいと思う。

旅行に出たからといって状況が変わるわけではないけれど、
あなたの気持ちはきっと変わるから。

少しの変化かもしれないけれど、
絶対に少しは変わるから!

今は、落ち込んで自分を責めていると思うけど、
負のスパイラルから抜け出すことが先決だよ。

そんな時に考えて出した解決策よりも、
フレッシュな頭で思考できるようになってから
今後のことを考えた方が、
きっと良い解決策が出るから。

とにかく、行きたいと思っていたところがあったら、
そこに行ってきなさい!!」

なんか、Nさんらしい断定的な言い方だなぁ・・と
とても懐かしく思いました。

コンサルテーションピリオドというのは、
リストラ時にもらえる補償金とか
残っている有給休暇の買取とか、
会社によっては再就職支援のトレーニングの紹介とか、
そんなことをするアフターケアの期間です。

この期間を経て、
私が補償金などに納得したら、
私がリストラ契約書にサインをして、
ようやくリストラが完了したことになるのです。

私の場合は木曜日から
コンサルテーションが始まります。

先輩の話によると、
普通は2回のコンサルテーションを終えてから
契約書にサインをするそうなので、
2回目の会議をするまでの間は
働かなくても給料がもらえるのです。

つまり、2回目の会議の前までに
ちょっと旅行に行ってこい!というわけです。

実はメールを読んだ直後は
「旅行なんて行く気分じゃない」と思ったのですが、
机の横にかけてあるカレンダーを見て、
気が変わりました。

この時に買ったカレンダーです ⇨ 霧のロンドン

そうだ、去年は「今年こそウェールズに!」と決意を込めて
このカレンダーを買ったんだった・・・

たった1つだけでも自分の願いを、
「これをするぞ」と思ったことを実現できたら、
ほんの少しは自分に対する自信が持てるかもしれない。

自分のことを見放して、
見限ってしまいたいと思っている気持ちが
少しは和らぐかもしれない。

世の中って思うようにならないことばかりだけど、
たった1つくらいは自分の思った通りのことを実現できたら、
こんなに嫌で嫌で仕方がない自分のことを
多少は見直せるかもしれない。

そんな風に思い、旅行の計画を立て始めました。

そしてウェールズで泊まるホテルを探しているときも、
「そんなお金、もったいない・・・」と思い直して、
何度も手が止まりました。

でも、たった一つでも、お金がかかっても、
自分にもできることが1つくらいはあるんだって思いたい、
という一心から、断続的に止まりながら、
何時間もかけて計画を立てました。

計画を立てても、いざホテルを予約する段階で、
3回も「やめよう」と思ってブラウザを閉じました。

お金がもったいないし、
こんな気分で長距離を運転して
事故でも起こしたら大変だし・・・
そんな風に思って、ブラウザを閉じてしまうのです。

でも、またしばらくすると
こんな自分でも何かできるということを証明したい、
という気持ちが起きて、結局 宿も予約しました。

行きたいところリストから
いくつかを選んで立てた計画は4泊の旅行になりました。

木曜日にコンサルテーションがあるので、
金曜日から出発する予定です。

宿は、2泊はホテルですが、2泊は民泊にしました。

コロナが心配ではありますが、
ワクチンも2回受けましたし、
民泊の方がホテルよりも安いですし、
何よりも、誰かと話をしたいと思ったのです。

民泊のオーナーに対して、
リストラにあったことを愚痴るつもりはありません。

ただ、遠くの地で生きている人たちの考えや
日々の生活に触れることで、
自分の気持ちが紛れたり、
新たな価値観を知ることができるかもしれない、
と思ったのです。

そうして旅行の計画を立て終わったら、
少しだけ気分が上向きになっていることに気づきました。

旅行が楽しみ!というわけではなく、
旅行の計画を立てるという、
小さなことではありますが、
何をやり遂げたという気持ちが湧いてきたからだと思います。

今でも長距離の運転は不安ですが、
この、ほんの少しだけ上を向いた気持ちを大切にして
頑張って行ってこようと思います。
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posted by イチイ at 10:06Comment(23)日記

昨日は眠れませんでした

コメントを下さった皆さん、ありがとうございます。

ちょっと、まだお返事を書く根性がありませんが、
きちんと目を通させていただいています。
どうもありがとうございます。

昨夜はずっと求人情報を見ていました。

イギリスの求人では
年齢制限を課してはいけないことになっていますが
実際のところは50歳という年齢での雇用は
何か特別な資格でもないかぎりは難しいようです。

必死に勉強して取れなかった
あの資格があったら、また違っていたかも・・・

会社で、私のあの行為が原因で
リストラになったのかな・・・

怪我さえしなければ・・・

いろんな後悔が頭を巡って眠れず、
お腹はグーグーなっているのに
食事を摂る気にもなれず、
しまいには知恵熱が出ました。

一人暮らしなので
ともすると後悔ばかりが浮かんできて、
寝ているときが一番楽です。

でも、かつて会社をリストラされた先輩に連絡を取ったところ、
すぐに電話をくれて、
これからのプロセスについて説明してくれました。

一般的には、勤務年数 x 1か月分の給料が
退職時に支給されるようなので、
当面の生活は大丈夫そうですが、
それでもアパートの家賃と
家のローンを払い続けることを考えると
すぐに次の仕事を見つけないといけません。

でも、資格もないただの事務員にできる仕事なんてないし、
ましてや50歳なんて定年も近いし
アシスタントとして使いづらいであろう年齢を考えると
仕事なんてあるわけがない・・・と絶望してしまいます。

先輩は、求職市場は少しずつ上向きだから、
と励ましてくれましたが、
求人を探すたびに絶望感しか感じることができず、
手が止まってしまいます。

本当に、こういうときに
経済的に自立できない自分が情けなくなりますし、
経済的に頼れる人すらいないという事実を突きつけられて
どうしたら良いのか分からず、
ただただ打ちひしがれています。

でも、誰も頼る人がいないのは事実なので
自分でどうにかしないといけません。

今日は3時過ぎぐらいにノロノロと動き出して
履歴書のアップデートをしました。

これは、先輩に「今日・明日中にやりなさい」
と言われたことです。

こういった小さな指示でも、
与えてくれていなかったら1日中何もせずに
ただただ落ち込んでいたと思います。

がんばらなくては・・・

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posted by イチイ at 00:31Comment(6)日記