うっかり洗濯して、2万円も・・・

実は、車の鍵をポケットに入れたまま、
パーカーを洗濯してしまいました・・・・・・

車の鍵は大破(プラスチック部分が分解)していて、
電池なども外れていました。

この車を買うとき、
鍵が1つしかついていなかったので、
100ポンドくらい追加料金を払って、
合鍵を作ってもらっていました。

そのため車を運転することはできますが、
もともと心配性な私は、
鍵が一つというのが心もとなく、
合鍵を作ることにしました。

近所の合鍵を作るお店に鍵を持っていったら、
リモートコントロールでドアを開けるシステムなので、
「ここでは作れない」と言われてしまいました。

ネットで歩いていける距離にある鍵屋さんを探して、
3軒に電話してみましたが、
やはり合鍵を作ることはできないと言われました。

でも、そのうちの1軒が
車で30分くらいのところにある、
Timpson というチェーンの鍵屋さんなら
作れるはずだと教えてくれました。

Timpson に電話したら「作れる」とのことでしたが、
値段を聞いてみたら140ポンド(約2万円)とのこと。

作るかどうか2日ほど迷いましたが、
このご時世、万が一車に乗れなくなったら、
公共交通機関を使わなくてはならず(=感染リスク)、
やはり確実に車を使えるようにしたほうが良いと思い、
合鍵を作ることにしました。

行く前に、ロックダウン中も営業するか聞いてみたら
「今のところは開けるつもりだけれど、
お客さんがそれほど来なかったら閉めるかもしれない」
と言われたので、昨日 行ってきました。

小さな店内にはコンパクトに必要なものが
所狭しと並んでいましたが、
チェーン店ということもあり、
すべてが整然と並んで機能的に見えました。

2CAC073A-4F49-4D72-AACF-1FAB9EFB3D47.jpeg

ところが、ですね・・・・


EA531AA3-6206-434C-8FCE-0367492A3740.jpeg

このコンピューターと、
それに繋がれた機械で合鍵を作るようですが、
コンピューターには
「XXX(型番)のブランクキー(合鍵を作る前の鍵)を使え」
と出てくるのに、
そのブランクキーが本物の鍵の厚さと一致しないらしいのです。

お店の人はどこかに電話して、
「システム通りの型番なんだが、合わない」と言っていましたが、
結局、システムの情報が間違っていて、
時々そういうことがあるのだ、ということが分かりました。

なんだか、すごくイギリスっぽいなぁ・・・
と思いました。

時々そういうことがあるなら、
システムをアップデートするなり、
そのブランクキーを用意するなりすればいいのに、
「そういうこともあるから」で済ませてしまうところ、
そういう適当なところがイギリスらしいです。

確かに私の車は三菱で、
イギリスでは珍しい部類に入ります。

購入して1年半、路上で三菱車を見たことは、
おそらく10回にも満たないですし、
自分と同じ車種を見たことは一度もありません。

鍵が作れなかったらどうしよう…と思っていたら、
店員さんがこう聞いてきました。

「この合鍵をよく見ると、
ヤスリで削った跡とボンドで留めた跡があります。
この合鍵をどうやって作ったか分からないけれど、
こちらの壊れた鍵を流用してもいいなら、
合鍵が作れますけれど、それでいいですか?」

つまり、壊れたのはプラスチック部分と
リモートコントロール部分で、
刃先(金属部分)は壊れていないので、
それを流用する、というわけです。

良いも悪いも、他に選択肢がないので、
そうしてもらうことにしました。

リモート部分に何か細工を加えている間、
暇だったので、この本を手にとって
パラパラとめくってみました。

C17A1313-0588-4EBB-A63C-DD533E85EA79.jpeg
この小さな冊子、全部で4冊ありましたが、
なんと無料で配っているそうです。

自己肯定感の低い人のための本や、
子育てで鬱になっている人のための本など、
私たちのメンタルヘルスを向上させるための冊子です。

フルカラーで、絵本のように分かりやすく、
お金を取ってもいいような内容の本でした。

この Timpson という会社は、
社長の方針でこういったものを配布しているそうです。

こういう形で利益を社会に還元している姿勢もまた、
とてもイギリスらしいと思いました。

イギリスではボランティアや人助けの精神が、
日本よりもずっと浸透しているからです。

さて、パラパラと本を見ていたら
鍵の作業が終わったらしく、
車を持ってくるように言われました。

店の前に車を停めると、
バッテリーに機材をつないで、
ハンドルの下を開けて機材と接続しました。

7CF7526C-C42B-420B-B52D-14F4FBC60598.jpeg

リモートコントロール部分にあるシステムに
このエンジンを登録させるのでそうです。

これが上手くいかなくて、
何度もやり直していたので、
ドキドキしながら見守っていました。

どうにか合鍵が完成したのが、
お店に行ってから1時間後でした。

思っていたよりも手間取りましたが、
これだけの労力を見ていたら、
1分足らずで出来る家の合鍵が6ポンドなので、
車の合鍵が140ポンドもするのは
仕方がない気がしました。

それにしても「うっかりミス」で2万円とは
我ながら情けなくて、泣きたくなります。

もう二度と鍵を洗わないぞ、と心に誓いました。