人の苦労を知らないから・・・

今朝は4時間以上かけて
大量に生えているブラックベリーを伐採してきました。

もともと、ボランティア仲間のHさんから
ガーデンの雑草取りを頼まれたのですが、
雑草の下にはブラックベリーが沢山生えていて、
雑草に手を伸ばすと
ブラックベリーのトゲが刺さって痛くて・・・

ブラックベリーをどうにかしないと
雑草をとることができなかったのです。

ブラックベリーは美味しい果物ではありますが、
野に生えていると
害獣ならぬ害植とも思える植物なのです。

まず、生命力が旺盛で、
たったの1年で大きな枝を何本も伸ばし、
長いものは3mくらい伸びたりします。

直径も太くて、
ハサミで切れないくらい
立派な幹に成長してしまうのですが、
そこにトゲがあるので、大変です。

ウォーキング好きのNさんは、
ウォーキングへ行くときには
かならず剪定ばさみを持参しているそうです。

と言いますのも、
ブラックベリーが細い通路を阻んで、
歩けなくなっている箇所があるのだそうです。

しかも、切った枝を地面に落としたままにしておくと
そこ(ほんの5㎝足らずの枝)からでも
発根して増えるので、手に負えなくなります。

さらに地下茎を伸ばしてどんどん増えていくので、
地植えにした日には
庭すべてがブラックベリーに
侵略されてしまうこともあります。

私より前にボランティアしていた誰かが、
その『地植え』をしたものですから、
ボランティアしているガーデンの
いたるところでブラックベリーが顔を出しています。

抜こうと思ってもトゲが痛いから、
つい放置してしまうと、
どんどん増えて、
取り返しのつかない状態になります。

そんな凶悪な(?)生命力を誇るブラックベリーは、
切った枝を捨てるのにも制限があったりします。

普通のゴミや堆肥リサイクルゴミと一緒に捨てると、
ゴミの山から生えてきたりするため、
住んでいる区によっては
回収ゴミと一緒に捨てることを
禁止している自治体もあるくらいなのです。

厚手の皮手袋をしても突き刺して来る
凶悪なトゲと格闘しつつ、
手や顔に擦り傷を作りつつも、
どうにか可能な限りのブラックベリーを引っこ抜いたり、
刈り取ったりして、
ようやくきれいになりました。

とても大変な作業だったので、
これからのことを考えると
ブラックベリーを根絶したほうが良いと強く思いました。

苦労の末に、
地表からブラックベリーを一掃したこの機会に、
親株も抜いてしまったほうが良いと考えたのです。

今は畑の7割くらいのところから
芽が出ている(=根が回っている)ので、
表面に出ている部分は刈り取ったとはいえ、
あと1年もしたら庭全体に根が回って、
取り返しのつかないことになると思ったのです。

そこで、「これらの元になっている
親株のブラックベリーを抜いても良いですか?」
とボランティアのリーダーである
Jさんに聞いてみたら
「好きなようにしていいよ」
と言ってくれました。

ところが・・・・・

元ガーデナーのHさんが、反対してきました。

「よく大きく育っているから」というのが、
その理由です。

ええ、大きく育っているから、
雑草取りが大変になっているんですよ?

あなたは伸びたブラックベリーを伐採していない、
つまり、痛い思いをしていないから、
そんなことを言えるんですよ。

・・・と言いたいのを、グッと堪えました。

Hさんはボランティア仲間のなかでは新参者とはいえ、
元ガーデナーのお爺さんですし、
今、一番ボランティアに来てくれているのも彼です。

ここで機嫌を損ねるようなことになって、
「もう行かない」などと言われたら大変です。

実は、過去3年ちょっとボランティアしている間に、
そういう理由(ガーデンの方向性の不一致)で
ボランティアをやめた人が3人もいたので・・・

自分の庭ではないから仕方がないと諦めましたが、
もうブラックベリーを抜いて
キズだらけになるのだけは嫌だったので、
角が立つかもしれないことを承知で、
私はこう言いました。

「分かりました。
でも、今後ガーデン内に出てきた
ブラックベリーの苗はHさんが処理してくださいね。

私は、もう充分キズを負ったし、
もう二度とこんな大変な思いはコリゴリです」

こう宣言しておけば、
ガーデンがブラックベリーだらけになっても
私が責任を感じる必要もないし、
誰かに「雑草(とブラックベリー)を抜いて」と
言われることもないと思ったのです。

でも、正直なところ、
実際にまたブラックベリーが繁殖してしまったら、
きっと伐採を手伝わされるのだと思います。

その理由は、他にそれをしてくれる人がいないから。

結局のところボランティアなので、
皆が好きなときに、好きなことだけ手伝う、
という状態になっているため、
雑草取りという地味でエンドレスで
腰痛を起こしそうな仕事は誰もやりたがりません。

だからこそ、好き・嫌いにかかわらず、
ちゃんと毎日水やりに来てくれたりする
Hさんみたいなボランティアは貴重なので、
あまり機嫌を損ねるようなことはしたくありません。

とはいえ、また繁殖して大変なことになったなら、
今度こそ、もっと強く「だから言ったでしょう?」と、
ブラックベリー退治を主張しよう!と密かに誓いました。


こちらはブラックベリーではなく、プリムラです。

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こういう小さなパステルカラーの花を見ると
心が和みます。

特に、巨大で凶悪な怪獣(?)ブラックベリーと戦った後では・・・
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posted by イチイ at 18:57Comment(6)花とガーデニング