政府は国民全員を保護すべき?

イギリス政府は、いろんな方面から
イギリス国民の生活を助けてくれています。

でも、それに乗じて利を得ようとしている人が
かなり大勢いるみたいです。

たとえば、コロナウイルスを理由に
家賃を払わないテナントがいたり・・・

若い頃に年金積み立てをせず、
セカンドハウスの賃貸収入で生活している年配の人で、
やはりテナントが家賃を払わないから
生活費がないとか・・・


家賃を『払えない』ならまだしも
『払わない』というのは、
どういう神経をしているのかしら?

と思いますが、
これまで日本の常識が通用しない人たちを
大勢見てきた経験から言いますと、
そういう人のほうが多いかもしれない、
とすら思います。

しかも、『支払いを待ってもらう』ではなく
『払わない』というところが
スゴイと言いますか、
呆れてしまうといいますか・・・

こういう発想って、この国でよく見かける、
典型的な利己主義が現れていると思いました。

イギリスでは、失業保険や子供手当、
シングルマザー手当などなど、
福利厚生だけで私と同じくらいの収入を得ている、
働かずに、私よりも優雅な(?)
生活をしている人が大勢います。

福利厚生だけで生きている人のなかには、
お金が足りなくなると
もう1人子供を作って貰える手当を増やす・・・
ということをしている人もいるそうなので、
そういう生き方しか知らなければ、
『支払わない』という発想になるのも
当然なのかもしれません。


テナントが家賃を払わないから
生活費がないご老人は気の毒ですが、
本来であれば政府などから年金をもらって
普通に生活できる年齢です。

そのため、政府の保護対象から
外れてしまっているわけですが・・・

これも難しい問題ですよね。

若い頃に年金を積み立てずに使ってしまったのは
本人の責任であって、
政府が尻拭いすることではないように思えます。

かといって、
放置していたら生活できなくなってしまいますし、
何も対策しなかったら、
「見殺しにするのか」と不満が出ると思います。


「あの人たちは助けて、私は助けてくれないのか」
というのが、彼らの言い分のようですが・・・

なんでもかんでも政府が助けてくれる、
政府は私たちを助ける義務がある と思える根拠が、
よく分かりません。

税金を払ってきたから、でしょうか?

でも、そんなことを言ったら、
ヨーロッパからイギリスに来て間もない人たちは、
払った税金が微々たるものですから、
保護の対象外になっても仕方ない
という発想になりかねません。

私には何が正しいのかよく分かりませんが、
いろんな人たちを相手にしなくちゃいけない
役所の人たちって大変だな、と思いました。


先週、外に出た時にこれを見かけました。

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私たちが安全に引きこもっている間、
リスクを負いながら仕事をしてくれている人がいることを
改めて認識しました。

私も、次回の資源ごみのときに、
同じような看板を出そうと思いました。

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posted by イチイ at 18:33Comment(2)日記