コロナウイルス イギリス政府の対応が凄すぎます

昨日の夜、衝撃の外出禁止令が出たイギリスですが、
国民に無理を強いるだけでなく、
政府の対応にも目を見張るものがあります。

まず、このときに ↓
政府がリタイアした医療従事者に
現場復帰を呼びかけたことを話しましたが、
なんと、これに応えて11,788人もの
現場を退いていた医師や看護婦、薬剤師たちが
医療現場に復帰してくれることになりました。

また、看護学校の最終学年に在籍している、
18,700人の生徒たちも
最前線に投入されることになりました。

すでにコロナウイルスに感染した医療従事者もいて、
ジワジワと医療体制が圧迫されつつあったので、
この増員は心強いです。

また、医療業務に従事したことがなくても、
健康に自信のある人たちが
ボランティアとして病院で手伝えるような、
特別なボランティア・スキームも
近いうちに始まる予定です。

さらに、政府はロンドンのエクセルセンターに
4,000ベッドの“field hospital”を作りました。

エクセルセンターは幕張メッセのような
コンベンションセンターで、
そこにテンポラリーの病院を作ったのです。

しかも病院スタッフだけでなく、
イギリス軍人も業務に従事するそうです。

この病院は『ナイチンゲール病院』と名付けられ、
来週オープンする予定です。

クリミア戦争で負傷兵を看護したことで有名な、
ナイチンゲールの名を冠した病院なんて、
まさに『野戦病院』的なイメージで、
コロナウイルスと戦うぞ!という意気込みを感じます。

もし政府が「外出するな」とだけ言って、
目に見える成果を何も上げていなかったら
人々の怒りが募るばかりだと思いますが、
このように頼もしい機動力を発揮してくれるなら、
「私たちも頑張って協力するぞ」という気になれます。

実は、昨日スーパーへ行ったときに
トイレットペーパーが売切れだったのです。

こんな貼り紙があって、買えませんでした。

A1892FBD-F2CD-4B5F-96E4-3C173CB37661.jpeg
石鹸、消毒液、掃除用スプレーなども売り切れで、
このときに ↓
マット・ハンコック(保健社会福祉担当国務長官)が
「トイレットペーパーはイギリス国内で作っているから、
備蓄がなくなることはありません」と言っていたのを思い出し、
思わず『嘘つき・・・』と呟いてしまいました。

でも、政府がこんなに頑張ってくれていることを知って、
政府の対応を疑ってしまった自分を恥ずかしく思いました。

テレビを見ていると、
昨夜発令された外出禁止令にもかかわらず、
今日も混雑した地下鉄で通勤する人の姿が映っていました。

また、美容師や大工など自営業の人たちが
「外出しないとお金が稼げず、生活ができなくなる」
と訴えていました。

そんな人たちを見てると、
自宅勤務が許されて、
とりあえず給料は貰える(はず)の自分は、
とても恵まれている環境にあることを痛感しました。

昨日の夜はショックでしたが、
政府の言いつけをちゃんと守って、
私にできることがあったら協力しようと思います。

イギリス 外出禁止令が出ました

今日の夜8時半、
またボリス首相がテレビをジャックして
すべてのテレビ局からメッセージを発しました。

20200323.JPG

これから3週間、家に籠るようにという
外出禁止令です。

1日に一度、1種類の運動のための外出、
食料や薬などの必要最小限の外出のみ許され、
これについては警察が取り締まり、
違反した場合には罰金も課せられるそうです。

しかも、生活必需品を売る店以外はすべて、
図書館も電気屋さんも洋服屋さんも
すべて閉店することになりました。

ほんの数分前にアナウンスされたことですが、
友達と会うこともダメなのだそうです。

このような外出禁止令が出てしまったのは、
一部のバカな人たちのせいなのです。

まず、先週の金曜5時に、
ボリス首相はテレビをジャックして
「金曜だけど、今夜と明日の夜は夜遊びしないように」
と訴えかけました。

でも、かなりの人たちが
首相の訴えを無視して出歩いていたため、
政府はウイルスの拡散を防ぐために、
全てのレストランやパブの営業を停止するよう
指示を出しました。

そのため、今日までは空いていたテイクアウトのお店、
コーヒー屋さんやマクドナルドなども
明日から閉店を余儀なくされました。

そして、一昨日の土曜日、
同様にボリス首相は「週末だけど出歩かないように」
というメッセージを放送しました。

エクササイズなどで出かけるときも
「他の人と2m以内の距離に近づかないように」と言いました。

でも、とてもお天気が良かった日曜日、
大勢の人たちが公園やビーチに出かけて、
2mの距離なんて関係なく、
いつも通りに遊びまわっていたのです。

ロンドン南にあるリッチモンドパークでは、
あまりに首相の訴えを無視する人が多かったため
警察が出てきて取り締まる事態になりました。

このため、リッチモンドパークなどの主だった公園は
人が集まってこないように、
今日から閉鎖されています。

そして今朝のニュースでそのことが問題になり、
いわゆる厚生大臣にあたる役人が
強い口調で、こう言ったのです。

「『出かけないように』と
首相が言っても全く効果がないことから、
もっと強い対応に出ざるを得ない。
今は、そのための準備を進めている」

この時点で、
外出禁止令が出ることが予想されました。

そしてさっき、
予想通り外出禁止令が出たのです。

首相の必死の訴えを守らない人が多すぎて、
きちんと決まりを守っている私たちにまで
迷惑がかかった形です。

私も日曜日はボランティアで
ガーデニングに出かけましたが、
1人で出かけて、
他の人との距離をきちんと取っていました。

他の人々も節度を守り、
言われたとおりに動いていたならば、
外出禁止という厳しい処置にはならず、
これまで通り、
外出するときは2mの距離をとるように、
という処置で済んでいたかもしれません。

でも、決まりを守らない、
社会のことを考えない人たちがいる限り、
こうするよりほか仕方ないのだと思います。

それにしても、3週間も独りだなんて、
一体どうしたら良いのやら・・・

鬱病になってしまいそうです。