実は、こちらの記事に ↓
こんなコメントを頂きました。
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前から気になっていたのですが、貧乏・生活苦のボタンはやめたほうがいいのではないですか。
「私は貧乏ですし」と記載がありますが、家を買おうという記事もありますし、世間一般の常識で言えば、貧乏とはいわないでしょう。
ブログを見る限り、不安感が強い方のように見受けられますのでそのせいかと思いますが、あまり行き過ぎると嫌みたらしくて不快です。
「私は貧乏ですし」と記載がありますが、家を買おうという記事もありますし、世間一般の常識で言えば、貧乏とはいわないでしょう。
ブログを見る限り、不安感が強い方のように見受けられますのでそのせいかと思いますが、あまり行き過ぎると嫌みたらしくて不快です。
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このコメントを頂くまで、
この右側に張り付けている、
ブログランキングのことを忘れていました。
この方(お名前の記載がありませんでした)が指摘されているのは、
ここのことです。
これは、2015年6月に初めてブログを作ったとき、
どこかのサイトで「ブログの作り方」というマニュアルを読んで、
それに従ってブログを作ったときに、
「ブログランキングに登録しましょう」と書かれていたので、
そのまま、そこに紹介されていた
2つのブログランキングに登録したのでした。
そして、その後ブログランキングのことなど
すっかり忘れたいたのです。
このブログの前身となったブログから
ずっと見守ってくださっている方はご存じだと思いますが、
以前は、本当に貧乏でした。
この現代において、
バス・トイレ共有の集合住宅に住み、
しかも大家さんは、
留守中に人の部屋に勝手に入ってくるような、
とても変わった人でした。
でも、大家さんに文句も言えず、
家賃が安いから・・・
とひたすら耐えていました。
あの頃の楽しみと言えば、
近所のデザイン事務所の窓辺に飾られている、
ストーリー性のあるレゴブロックだけでした。
「今日は、どんなストーリーになってるのかな?」
と楽しみにしながら、お店の前を通っていたのが、
とても懐かしいです。
今は、後ろのほうの安い席とはいえ、
ロイヤルオペラハウスのバレエを
楽しめるくらいになったわけで・・・・
こうして考えてみると、
目の保養が、レゴブロックからバレエになるなんて、
かなり出世(?)したような気分です。
それでも、あの時の私を慰めて、
気持ちを明るくしてくれたレゴブロックのことを思い出すと、
今でも、胸の奥が温かくなります。
その後、ブログを始めるようになって
皆さんに励ましていただいたり、
アドバイスを頂いたりして、
少しずつ外の世界に興味を持つようになり、
だんだんと引きこもっていた世界から
外を覗くようになりました。
最初はおっかなびっくりで、
外の世界に出て行っては、傷ついて戻ってきたり、
ときには家にずっと籠っていたり、
落ち込んだり、困ったり、
昔のことを思い出して、
苦しい思いを反芻したり・・・
そんな毎日のなか、
「自分だけの世界」から、
皆さんのコメントから「自分以外の価値観」を知ったり、
自分とは無縁だと思っていた世界を知ったりするうちに、
最初は無いに等しいほど小さかった好奇心が
時間をかけて少しずつ大きく育っていって、
それがきっかけになって、
外の世界へ気持ちを向けるようになった気がします。
そして、前を向いて、
周りを改めて見回してみたら、
私を助けてくれたり、
私にチャンスをくれる人たちがいたのです。
これまでも そこにいたはずなのに、
私が見ていなかっただけなのかもしれません。
きちんと前を向いて、顔を上げて、
「これがしたいです」と意思表示をして、
そして勇気を出して助力を乞うことで、
また違う扉が開いていきました。
今の私になるまで、
つまり、ここまでくるのに、4年近くかかりました。
最初のブログは、
ある事件がきっかけで更新するのをやめて、
こちらで新たに始めたのが
2016年12月のことでした。
前のブログにも来てくださっていた方々が、
新しく作った私のブログを見つけてくれたときの嬉しさは、
今でも、はっきりと覚えています。
私はずっと孤独だと思っていましたが、
こうして、見ず知らずの私を探しに来てくれたこと、
完全に一人というわけではないんだ、と思えたこと、
そんなことも、私が前に進めるようになった原動力です。
こうして、私を励ましてくれる人たちがいるのだから、
ここで私がへこたれてしまっては、
その人たちの気持ちを裏切るような気がするから、
もう少し頑張ってみよう。
ブログを引っ越して暫くの間は、
そんな風に思いながら、頑張っていました。
特に、あの頃は
前の会社で疎まれていた時期だったので、
何かしらの理由付けがないと、
異国で、たった一人で生活していくことの
辛さに飲み込まれてしまいそうでした。
思うように進まないことも多く、
「イギリスはなんて不便な国なんだろう」と思いつつ、
自分の生活を打ち立てるのに必死でした。
最初は、無理して自分を前に押していましたが、
いつの間にか、それが習慣化して、
それほど苦労を感じることなく、
前を向いて進めるようになりました。
今でも落ち込むことはありますが、
それでも、ときに昔のように悲観的になったとしても、
しばらく経つと、
自然とこう思えるようになりました。
「落ち込んでいても、
何も改善しないし、誰も助けてくれない。
今の私に、できることをやろう」
人と比べると、ダメな部分も沢山あります。
でも、そのダメな部分も含めて、
今までの自分の集大成なのだから、
その責任は自分が負うべきで、
「周りが悪い」とか「タイミングが悪い」とか
ほかのもののせいにしていては、
何の解決にもならないことも分かりました。
そうして、「今の私にできること」を
ひとつずつやってきたら、
なんとか住宅ローンを組めるくらいになって、
ロンドンから離れた地方であるものの、
小さな家を買えるところまで来ていました。
とはいえ、お弁当代やお茶代すらもケチっているくらいなので、
今でも十分、貧乏な部類に入ると思いますが、
それでも、昔のような「極貧」とは違います。
ここまで来れて、とても嬉しいです。
これも、皆さんの励ましのおかげです。
皆さんが、私の頭になかった、
あたらしい発想や考え方を吹き込んでくれたので、
自分だけの引きこもり世界から抜け出せました。
どうもありがとうございます。
なんだか話にまとまりがなくなってしまいましたが、
今はもう、昔のような「極貧」では
なくなっているような気がするので、
ブログランキングのカテゴリーを、
貧乏からガーデニングに変えてみました。
今の私は、4年前の私には想像もできませんでした。
そして、できれば4年後の私も、
今の私には想像もできないような
明るい生活を送っていたらいいな・・・と思います。
歩みは遅いと思いますし、
これから年を取って、
健康にも不安が出てきたりしますが、
それでも、頑張って前を向いていたいと思います。