先週末、グラストンベリーへ行く途中
ウェルズに立ち寄りました。
前にも何度か立ち寄ったことがあるのですが、
イギリスでもっとも小さな「City」で、
アメリカのコメディ映画の舞台になったこともあります。
こちらの映画です → Hot Fuzz
ウェルズのバス停に到着して、
バスのドアが開くと、
いつも香ばしいソーセージの臭いが漂ってきます。
バス停のすぐ横に
ソーセージの屋台が出ているのです。
土曜日は、せっかくなので
そのソーセージを食べてみました。
コッペパンみたいなパンにソーセージを2つ、
炒めた玉ねぎを添えて、4ポンドでした。
ロンドンだったら6ポンドくらいしそうなので、
やはり田舎は物価が安めなのかもしれません。
植物を売っている屋台もあったので覗いてみたら、
どれも安くて驚きました。
ロンドンだったら20-30ポンドくらいしそうな
直径25cmくらいの植木鉢の植物が、
なんと10ポンドで売っていました。
ロンドンへ持ち帰るのは大変なので、
買うのは諦めましたが、
元気そうな植物ばかりで、
生き生きしていました。
野菜を売っている屋台で、
地元のアップルジュースが売っていました。
ラベルが手作りっぽくて、可愛かったです。
そして、会社の同僚にお土産を買おうと、
こちらのファッジ(イギリスの甘いお菓子)のお店に入ってみました。
とても明るい店員さんが、
元気よく声を掛けてくれました。
「お子さんへのお土産なら、
こっちのチョコレート風味がお勧めですよ」
「会社の同僚へのお土産なのですが・・・」
「男性の方だったら、
こちらのショウガ入りのが人気ですよ。
味見してみますか?」
「いいんですか?」
・・・と、ちいさな欠片をくれました。
甘さの中にショウガが効いていて、
癖になりそうな味でした。
小袋に入ったショウガ味のファッジを買ったのですが、
お会計を済ませて、お店を出ようとしたときに、
声を掛けられました。
「これからカテドラルを見に行くの?
もしよかったら、お荷物を預かりましょうか?」
「え・・・・?」
咄嗟に「いいえ、大丈夫です」と言いかけたのですが、
外は小雨が降り出していたので、
転がすタイプのスーツケースをもっていた私は
このまま転がして歩くと荷物が濡れてしまうと思い、
お言葉に甘えることにしました。
たぶん、定員さんは雨が降り出したのを見て、
声を掛けてくれたのだと思います。
一番安い小袋を1つ買っただけなのに、
親切な人だなぁ、と気持ちが和みました。
ロンドンだったら、
こんなことは ありえません。
「お客さんに対して、憂さ晴らししているのかしら?」
と思うような、高飛車な店員さんが多く、
物を売ったらおしまい、という人ばかりです。
見知らぬ人であっても
相手の立場になって考えて、
手を差し伸べてくれる。
自分もそうしているつもりでしたが、
ロンドンでそうしていると
どんどん人に利用されるばかりで、
貧乏くじを引いてしまうことが多いような気がします。
仲の良い同僚からも
「あなたは Take Advantage されやすいから
(=人に利用されやすいから)気を付けたほうがいいわ」
と言われたことがありますし・・・
こんなふうに、
相手のためを思って行動してくれる人が
多い環境で働けたなら、
もう少し楽しく仕事ができるのかなぁ?
と思ってしまいました。