アラフィフには恋ができるのでしょうか

いきなりな話題で恐縮なのですが・・・・

実は、少し前に知り合った人に気に入られたらしく、
メールなどが頻繁に届いています。

その人は もうすぐ60歳になるアメリカ人で、
仕事をリタイアして、
イタリアの田舎町に住んでいます。

退職しているから時間があるのか、
1日に何通ものメッセージが届くのですが、
あまりに頻繁に届くので
返事を書くのが追い付きません。

そして、その人は真剣にパートナーを探しているそうで、
私に、そのポテンシャルを感じた、と言うのです。

私としては、2回しか会っていないので、
ポテンシャルどころか、
人となりが分かっていないのに、
どうしてたった2回会っただけで、
そんな「ポテンシャルがある」と思えるのか、
不思議でなりません。

良い人だとは思いますが、
サンタクロースみたいな体型の人なので・・・

たいして年齢が変わらないのに、
失礼を承知で言いますと、
どっちかというと「お父さん」という感じの
親近感を持っています。

ただ、その人は田舎に家をもっていて、
お金持ちというわけではないようですが、
それなりに蓄えもあって、
老後に住む家のほかにも家があったりして、
少なくとも、老後になって
路頭に迷うことはなさそうです。

こちらのブログをずっと読んでくださっている方は
ご存じだと思いますが、
私が躍起になってアパートを買おうとしているのは、
老後に住む家がないと、路上で野垂れ時ぬかもしれない、
という恐怖があったからです。

もし、この人にもっと気に入られて、
将来を一緒に過ごすことになったら、
少なくとも野垂れ死にはしないで済みそうです。

・・・などと、いつの間にか計算している自分が、
ちょっと嫌になりました。


もともと男性が苦手なこともあって、
恋愛経験が乏しいことが災いし、
なぜ、こんなに好かれているのか分かりません。

なんだかよく分からないので、
ゆっくり相手を知りたいなと思って、
そういうふうにメールで返信したら、

「遠距離なんだから、お互いを知る努力をしよう」

「月に1回はロンドンに行ける」

「もうリタイアしているから、
もし君と良い関係を築けたら、
住むところには拘らない(=ロンドンに引っ越す)」

といったようなことを言われました。


でも、失礼ながら、
彼のことを男性として意識していない
と言いますか・・・

彼に限らず、もう私に恋愛は無縁だと思っていたので、
老後を一人で暮らす算段を立てようと、
がんばって貯金してアパートを買おうとしていたのです。

つまり、世の中の男性を「男性」として
意識しなくなってから何年も経つので、
女としての気持ちが枯れているのかもしれません。

そんな私なので、
果たして今後 彼を男性として意識するようになって、
彼の気持ちに答えられるようになるのか、
はなはだ疑問です。

そんなふうに思っているせいか、
どうして彼がここまで熱くなれるのか理解できず、
彼の気持ちが盛り上がっていることを感じるたびに、
なんだか 後ずさりしてしまうような気持になります。


とはいえ、こんなアラフィフのおばさんに
言い寄ってくれる人は貴重なので、
ここで無下に断わったら、
それこそ一生独り者で終わりそうな気もしています。

一人で生きていく覚悟はできていましたが、
もし気の合う誰かと一緒に過ごせたら、
そのほうが幸せかもしれないので、
これは、もしかしたらチャンスなのかもしれません。


私は一体、どうしたら良いのかなぁ?

そう思ったときに、「どうしたら良いか」ではなく、
「私は、どうしたいか?」ということを
考えたほうが良いかもしれない、と思いました。

でも、「私は、どうしたいのかな?」と自問しても、
答えが出てきません。

ドラマのような燃え上がる恋愛ができれば
答えは簡単に出てくるのかもしれませんが、
そういう気持ちが枯れ果てたのか、
それとも、私の中にはもとから存在していなかったのか・・・

なんだか、よく分かりませんが、
たぶん、「たまに会ってお茶でもする友達だったらいいな」
というのが答えなのかもしれません。

でも、それを言ったら彼が離れてしまい、
もう二度とこういうチャンスが巡ってこなくて、
老後に「ああ、あのとき『YES』と言っていれば・・・」と
後悔するのが怖いのかもしれません。

そう考えると、結局のところ、
彼の気持ちを大切にすることができず、
自分勝手なことを考えている自分に対して、
ちょっと嫌な気分になります。

人の気持ちって、難しいですね。

数学みたいに公式があって、
それにあてはめて「正解」かどうか確かめられたらいいのに、
とすら思ってしまいました。



こちらは、グラストンベリーで見かけた
クロッカスの群生です。

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見た時は蕾でしたが、
きっと今頃は満開なんだろうな・・・と思うと、
今すぐにでもグラストンベリーへ行きたくなります。



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posted by イチイ at 23:23Comment(20)日記