1月にイタリアに行くことにしました

先日も書きましたが、
Pさんから送られてきた写真に触発されて、
どうしてもイタリアに行きたくなり、
1月にイタリアへ行く飛行機を予約しました。

「ガンかもしれない騒動」のときに、
泣く泣くキャンセルした旅先へ行きます ↓

本当は、今すぐにでも行きたいのですが、
直前だと飛行機代が高いので、諦めました。

そして、もっと日が長い夏に行こうかな?
とも思ったのですが、
私の気持ち的に、夏まで待てない気がしました。

そして、飛行機の値段を丁寧に調べてみたら、
1月中旬が底値であることが分かりました。

なんと、往復で32ポンド(約5千円)です。

手荷物だけの運賃ですが、
2泊3日なので問題はないだろうと判断し、
飛行機を予約しました。

ホテルも、小さいシングル部屋ですが、
街の中心で見晴らしの良いホテルが取れました。

実は、ここは前に旅行を計画していたとき、
泊まりたいと思っていた、
「シングルの部屋からの眺望が素晴らしい」
と書いてあるB&Bなのです。

こちらの宿です → トラットリア・パロッタ

部屋数が少ないのと、
人気のあるB&Bであることから、
前に旅行を計画していたときには
満室で予約できなかった宿なのです。

冬場は寒いから出歩くのは厳しいけれど、
部屋の窓から美しい景色を眺められるなら、
外に出る必要はないかもしれません。

今から、とても楽しみです。


こちらは、ロンドンのシアター街、
コベントガーデンに隣接している、
Strand 通りのクリスマスイルミネーションです。

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これからの時期、
夜の街が煌びやかになります。

また他の通りでイルミネーションを見かけたら、
写真を撮ってきますね。

改装後のナショナルギャラリー

ロンドンのナショナルギャラリーは、
金曜日の夜だけ21時まで開いています。

週末に行くよりも人が少なくて、
ゆっくりと見ることができるので、
ときどき会社帰りに立ち寄っています。


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こちらの建物の向かって左側は
Sainsbury Wing という建物で、
イタリア ルネッサンス期の絵画と
同時代のオランダ絵画が収められています。

このセインズベリー・ウィングは、
少し前まで改装していました。

改装前は上のほうに飾ってあって、
じっくりと見ることのできない絵画があったのですが、
改装が終わった後は、
高いところに飾ってある絵画が1つもなくて、
背の低い私でも隅々まで見られるようになっていて、
とても嬉しかったです。

もちろん、見上げるくらい大きな絵は
天井の高いところから吊るされていますが、
それほど大きくない絵画は、
以前よりも低い位置に飾られていました。

たとえば、私の好きなこちらの絵ですが、
以前は3mくらいの高さに飾ってあったので、
背伸びして、両腕を伸ばして撮っても、
こんな感じで下から見上げた写真になっていました。

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改装後は、2mくらいの高さに飾られていて、
目線で見れるほど低くはないのですが、
それでも以前よりも近くで見ることができました。

下の写真は、昨日撮ったものです。
こちらは背伸びせずに、
頭の上くらいで両腕を構えて撮った写真です。

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あまり違いが分からないかもしれませんが、
以前よりもずっと近くで見れたので、
時間をかけて隅々まで堪能できました。

こちらの絵はフィリッポ・リッピ作で、
このときにお話しした絵です ↓


そして、昨日も書きましたが、
ラファエロの絵画の大半が1つの部屋に集められていて、
しかもその部屋のモチーフは宗教画でした。

さらに心憎い演出と言いますか、
ラファエロの先生にあたるペルジーノの絵画も
同じ部屋に飾られていました。

私は、優しくて、柔らかくて、
ふんわりとした雰囲気をもつ
ペルジーノの絵画も好きです。

たとえば、こちらのマリア様の絵を見ていただければ、
私が言わんとしている、柔らかで幻想的な雰囲気を
感じて頂けるのではないでしょうか。

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ひとつひとつの絵画をじっくり見ていたら、
あっという間に時間が経ってしまいました。

足が疲れてきたので帰ることにしましたが、
こんなことができるのも、
美術館が無料だからこその話です。

こんなに素晴らしい絵画を無料で公開するなんて、
心の底から、有り難いと思います。