ラ・バヤデールを見てきました 英国ロイヤル・バレエ

今日、バレエを見に行ってきました。

このときにリハーサルを見てきた、 ↓
「ラ・バヤデール」です。

いつものごとく、一番安い着席シートだったので、
後ろから2列目でしたが、
16ポンド(2000円ちょっと)で見られました。

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音楽も振付も、衣装も素敵でしたが、
話の内容が悲劇なので、
なんとなくスッキリしませんでした。

簡単に説明しますと、
こんなお話です。

ある戦士が神殿の踊り子と恋に落ちて、
聖なる火の前で永遠の愛を誓ったはずなのに、
王様の娘に見染められて、
なし崩し的に婚約を承諾してしまうのです。

踊り子は、戦士と王女の婚約の儀式で
舞を披露させられることになるのですが、
その席で毒蛇を忍ばせた花束を渡され、
毒蛇に噛まれて、死んでしまいます。

神官が血清を飲ませようとするのですが、
恋に破れた踊り子は、血清を飲むのを拒み、
自ら死を選びます。

戦士は激しく後悔するのですが、
結局、王女と結婚の儀を執り行うことになります。

しかし、神聖な火の前で永遠の愛を誓ったにもかかわらず、
他の娘と結婚しようとする戦士に対し、
怒った神が天罰を下して、
戦士だけでなく、関係者全員を殺してしまうのです。

あの世で、戦士と踊り子は永遠の愛を全うし、
物語は幕を閉じます。



なんで、簡単に恋人を裏切るのかしら?

いくら誓いを破ったからって、
どうして皆殺しにしてしまうのかなぁ?

などと考えてしまって、
なんとなく話に入り込めませんでした。

フィクションなのだから、
真面目に考えずに、
バレエと音楽にだけ陶酔できれば良いのですが、
そうなるには、私は少し俗物すぎるのかもしれません。