せっかくイタリア旅行をキャンセルしたのに・・・
と、ガックリしてしまったものの、
今日 行った病院は
日本の大病院とは違った意味で、
驚くほど立派でした。
例えば、待合室はこんな感じで、
ナース・ステーションさえなければ、
ちょっとしたホテルのロビーみたいな雰囲気です。
しかも、イスに座って3分も経たないうちに、
看護婦さんがやってきて、こう聞いてきました。
「本日は、どちらの先生とのアポイントですか?」
「N先生ですが、30分以上も早く着いてしまったので、
ここで待たせてさい」
「分かりました。では、N先生に電話して、
早めに診察室に入れるか、聞いてみますね」
そして、そう言われて1分もしないうちに、
「N先生のところへご案内します」と言われました。
看護婦さんは、私だけでなく、
待合室にいた全員に同じ質問をしていました。
こんなきめ細かなサービス、
さすが有料の私立病院だと思いました。
でも、たった一言で3万円は
あり得ないと思いますが・・・ ↓
ちなみに、こちらが受付で渡された
問診表ならぬ、診察料金表です。
「これだけかかるから、覚悟してね」ということらしく、
この書類を渡されたときに、
「保険会社が払わないことになったら、自分で払うこと」
という誓約書への署名を求められました。
さすが高い料金の病院です。
回収し損ねないよう、
きちんと手を打っているのですね。
この病院は広く、とても清潔で、
患者さんたちも生活に余裕のありそうな人たちばかりでした。
病院内の廊下はチリひとつ落ちていないし、
壁には絵画が並び・・・
病院内には、立派なクーポラのある教会もありました。
教会内には、前ラファエラ派っぽいモザイク画が
何枚も飾られています。
何もかもが規格外と言いますか、
普段行っている診療所と雲泥の差があり、
本当に驚きました。
きっと政治家はお金をもっていて、
はこういう病院しか知らないから、
一般病院の問題点を身をもって感じることなく、
診療所の質が改善されないのかもしれません。
とはいえ、病院がいくら立派でも、
先生がいくらしっかりしていても、
アポイントをとった秘書がいい加減な人で、
今日は丸1日無駄にしてしまったので、
この病院に対する印象は決して良くないのが、
残念です・・・