プライベート病院での診察

有料のプライベート病院で、
診察を受けてきましたが、
正直なところ、
その対応の差にショックを受けました。

NHS(普通の医療)のドクターが悪いというわけではなく、
むしろ私に紹介状を書いてくれたNHSのドクターは
15分のアポイントのところを
30分以上かけて診察してくれて、
とても親切な方で、救われたような気がしました。

私が感じたことではありますが、
プライベート病院との違いは、
患者数の違いだと思います。

有料なだけあって、
患者がそれほど多くなく、
ドクターもそれほど急かされることが
ないように思いました。

受付の人も、NHSの つっけんどんな対応とは違い、
1人1人に時間をかけて、
丁寧に対応していました。

同じ医者の免許を持っていても、
きっとプライベート病院で働いたほうが
お給料も良いでしょうし、
仕事量やプレッシャーも少ないのではないかと思いました。

そう思うと、逆にNHSで
一生懸命診察してくれているドクターたちに
頭が下がる思いでした。


今日の診察では、
針金の先が動くようになっていて、
その先端にカメラがついている機械を鼻に入れて、
鼻から喉の奥のほうを見てくれました。

「特に大きな問題はなさそう」とのことでしたので、
やはり、ガンではないのかもしれません。

また、甲状腺の腫れは女性に多いそうで、
「ガンのときもありますが、
ガンではないことも多いから、心配しすぎないように」
と言ってくれました。

こういう言葉を選んだ説明を聞いて、
NHSのように、多くの患者さんを診なくてはならず、
しかも専門外の患者さんも診ないといけないという
プレッシャーを感じずに
専門の患者さんだけ対応していることから来る
余裕なのかな?と思いました。

専門医がプレッシャーを感じていないと言いたいわけではなくて、
いつも似たような病状の患者さんを相手にしていたら、
どんな言葉を掛けたら相手が安心するか?ということを
熟知しているのではないかと思ったのです。

NHSのドクターは、それこそ整形外科から眼科、内科、外科・・・
すべての症状を診断し、
そこから専門医に紹介するという仕事なので、
多岐にわたった知識が必要になりますし、
そのプレッシャーも大変なものだと思います。

いくらイギリスの医療制度がダメであっても、
そこで働いているドクターたちは、
とても立派だと思いますし、尊敬しています。

それにしても、プライベート病院は、
対応も、設備も、お医者さんの対応も、
何もかも次元が違います。

仮に誰かがガンのように進行していく
重大な病気だったら
検査を待っている間に手遅れになるかもしれません。

本当に「地獄の沙汰も金次第」だと思いました。

検査についても、
今日は既に7時を過ぎていたので担当者がおらず、
検査の予約を取ることはできませんでしたが、
明日、ドクターの秘書が電話をくれるそうです。

「緊急扱いにするから、来週始めにはスキャンを受けて、
来週末までには診断結果が出せるだろう」とのことでした。

でも、今週末の日曜から2泊3日で
イタリア旅行を予定しているので、
その間に検査をすることになったら、
イタリア旅行をキャンセルするか、
旅行から帰ってきた水曜日以降にしてもらうか、
迷うところです。

気持ちが少し落ち着いたこともあり、
「1-2日遅れても大丈夫だろう」と思う反面、
イタリアはいつでも行けるから、
今は検査を優先するべきかも?とも思います。

とりあえず明日の連絡を待って、
直近で空いている日時を聞いてから
判断しようと思います。


今日、診察を終えて、
エレベーターで地上階に降りたら、
こんな絵が目に入りました。

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正直なところ、私の好きなタイプの絵ではありませんが、
でも、「こういう絵なら私も書けるかもしれない・・・」
などと、おこがましいことを思ってしまいました。
(今思うと、かなり図々しいですよね・苦笑)

そして、衝動的に「水彩画を習いに行こう!」という思いが
心に浮かびました。

今はアパートを買う前で、
家具などを揃えないといけないため、
出費を抑えないといけないのですが、
それでも「やりたい」と思ったことは
素直にやってみたい、という気持ちを強く感じるようになりました。

最近、忘れていたといいますか
あまり口にしなくなっていましたが、
「今日が残りの人生で一番若い日なんだから」
というNさんの言葉を思い出しながら、
「近所に水彩画教室がないか調べてみよう」
と思いました。

待合室でお茶を出してくれる病院

今日のお昼頃、
どうにか医者の予約が取れないかと
四苦八苦していることを書きました。

その後、何度か電話のやりとりをした後、
幸いなことにアポイントが取れました。

しかも、今日の夕方6時半のアポイントでした!

今日は、知り合いの家に
泊まりに行く予定だったので、
次に取れるアポイントの日を聞いたら、
1週間後の20日だと言われたので
おそらく急なキャンセルがあったのだと思います。

すぐに知り合いに連絡をとって、
今日の約束をキャンセルしてもいいか聞きたところ、
彼女も快く了解してくれたので、
また病院に電話をして、
空いているアポイントを取りました。

そして今、病院に来ています。

見た目は普通の病院なのですが、
なんと、受付で名前を伝えた後、
待合室の椅子に座っていたら、
若くてかわいい看護師さん(?)が来て
「コーヒーかお茶はいかがですか?」
とにっこり笑いながら
聞いてくるではありませんか!

驚いて、キョトンとしている私に、
彼女はこう続けました。

「お水もありますけど、どうされます?」

とっさに「では、お水をお願いします」と答えたものの、
「もしかして、これって有料? 
スキー場みたいに、
市販価格の3倍位の値段を請求されるとか? 」
とドキドキしながら待っていたら、
看護婦さんはコップとともに
ペットボトルの水を手渡してくれました。

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気をつけて周囲を見回してみると、
患者さんの殆どが
優雅にコーヒーを飲みながら
新聞や雑誌に目を落としています。

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お水をくれた女性は
待合室内を頻繁に行き来していて、
空いているカップがあったらすぐに下げ、
「おかわりのお茶はいかがですか?」
などと聞いています。

このマメな働きぶり、
まるで日本人のようです。

こんなきめ細かで、
愛想の良いサービス、
この国に来て初めて見ました!

普段行っている診療所との違いに、
言葉を失いました。

患者さんを呼びに来るお医者さんも、
にこやかで、余裕があって、
全然違う国に来たような気すらします。

ここは私立の有料の病院、
つまりここに来る人たちは
それなりにお金を持っている人たちです。

そして以前、Nさんから聞いた話を思い出しました。

Nさんが私立の病院で胃カメラを飲んだ時、
胃カメラ1回分の診療費が
5000ポンド(100万円弱)だったそうです。

Nさんは、きちんと高い掛け金の保険に入っていたので、
全額保険会社が払ってくれたそうですが、
その時の治療費の合計金額は
検査を含め、病院に行った回数はたった3回なのに、
治療費の総額は20,000ポンド位(350万円位)だったそうです。

このサービスの違いと
それ相応に対応してもらえることへの
対価に思い至った時、
「地獄の沙汰も金次第」と言う言葉が
頭をよぎりました。

やっぱり、この国はお金さえあれば
快適に暮らしていけるのでしょうね。

どうにかならないかと、頑張っています

励ましや心配のコメントを寄せて下さった皆様、
ありがとうございます。

今は会社で昼休み中なので、
家に帰ったら、
コメントにお返事させていただきますね。

私の周りには支えてくれる人は誰もいませんが、
それでも1人じゃないんだ、と思えて、
頑張る原動力になっています。

言葉では表せないほど感謝しています。
ありがとうございます。

皆さんの励ましがなかったら、
たぶん私は現実逃避して、
会社を休んで、
家に引き篭っていたと思います。

といいますのも、診断から1日経って、
だんだんと「ガンだったらどうしよう…」
という気持ちが強くなってきて、
「柔らかいしこりの場合は未分化のガンの可能性があり、
で転移する速度がものすごく早い
という記事をネットで読んでからは
恐ろしくなって気が動転してしまいました。

でも、皆さんのコメントを読んで少し頭が冷えた後に
安い医療保険に加入していることを思い出したのです。

補償される度合いによって掛け金が違っていて
私は1番安い掛け金しか払っていないので、
最初に100ポンド払わなければなりませんし、
薬代なども自己負担になってしまうのですが、
ガンかどうか診断するところまでは
100ポンド(約16,000円)で
診断を受けることができそうです。

ただし、保険適用病院とはいえ、
医療制度のひどい国なので、
すぐにアポイントが取れるとは限りません。

2週間後より少しでも早く検査してもらえるなら、
100ポンド払う価値はありますが、
そうでなければ意味はありません。

それなのに、実際に100ポンド払って
保険適用を受けるアポイントを取り、
最初の診察を受けてからでないと、
 2週間後よりも早く検査が受けられるかどうかわからない、
という、まるで賭のようなものです。

それでも、少しでも早く診断してもらえる可能性に
賭けてみることにしました。

でも、保険会社に電話しても、
保留が長かったり、
話の途中で切れてしまったりして
なかなか話が進みません。

どうにか保険会社との話が終わって、
保険会社に紹介された、
専門医がいる病院に電話をかけても、
その病院に勤めているはずなのに
「そんな人はいない」と言われたりして…

しかも、最初にかけた病院と、
次にかけた病院でそのように言われました。

3度目にかけた病院では
専門医がいることがわかったのですが、
アポイントの途中で何か誤解があったようで
他の部署に回されてしまい、
また最初からやり直しをしたり…

結局、まだアポイントが取れずにいます。

なかなかつながらなかったり、
たらい回しにされたりして、
ほとほと嫌になっています。

今日の午前中だけで、
何十回電話をかけたことでしょう…

とりあえず、ガンかどうかの診断がわかれば
気持ちが落ち着くかもしれないので、
頑張って電話をかけ続けるしかない。

そう思って、今も電話の保留を待っています。

できるだけのことはしたいと思うので、
がんばります。

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