一昨日、一旦引き受けた仕事のことで
上司にメールを書きました ↓
コメントを下さった皆さん、
ありがとうございます。
これまで与えられた仕事に異議を唱えたことがなく、
こういうことをしたのが初めてだったので、
上司にメールを出した後も、
あれで良かったのかな?と気になって仕方がなかったので、
とても励まされました。
昨日の朝、ドキドキしながら受信メールを見たら
「少し話をしたいので、午後に会議を設営して下さい」
というメールが、上司から入っていました。
午後の会議まで、なんとなく気まずくて、
ソワソワしながら過ごしていたのですが、
結局、「がんばるぞ!」と思っていたにもかかわらず、
会議でも丸め込まれたような気がします。
上司は東大卒で、とても頭が良いのです。
今考えると、うまい具合に誘導されたような、
そんな気がしています。
話し合いの口火を切ったのは
「君は、どういう仕事をしたいのか?」
という上司の言葉でした。
言われたことだけをやる、機械的な仕事でいいのか?
それとも、自分で考えたり主体的な仕事がしたいのか?
その後で「君なら、後者が出来ると思った」と・・・・
今思うと、「後者の仕事をしたいと思いますが、
私の契約内容と給料は、前者のものです」
みたいなことを言えば良かったのですが、
そんなふうに聞かれると思っていなかったので
なんと答えて良いか、分かりませんでした。
話し合いは30分くらいで、
結局のところ「君なら出来ると思った」などと
おだてられて(?)終わってしまいました。
ただ、うまく言えないのですが、
単に丸め込まれただけのような気もしますし、
同時に、私の仕事のうえでの成長を
促そうとしているようにも思えたのです。
そう私に思わせてしまうところが、
上司の頭の良さだろう、と思いました。
私の成長を促しているようにも思えたのは、
こんな話になったからです。
私がいちいち上司である彼の指示を仰いでいるので、
それが面倒だっただけかもしれませんが、
「細かいことの指示を僕に求めるのではなく、
問題を解決すべき人に振ってほしい」と言われたのです。
「面倒なことをいちいち聞きに来ないでくれ」という
上司の都合を押し通すための詭弁のようにも感じましたが、
この仕事は、私一人で抱えることなく、
課内の他のスタッフにも作業を振っていくように、と言われました。
「それが、チームワークだ」と・・・
思わず、ここでお話した人のことを言いたくなりましたが ↓
上司の話が途切れないので、
話すタイミングを逃してしまいました。
もともと事務員で、人に言われたことをやるのが基本で、
自分から主体的に動くことがありませんでした。
そこで、「私は事務員なので、
肩書的にも偉い人にものを頼める立場にないので、
それなりに職務内容(肩書)を変えて欲しい」と答えたら、
「具体的に考えている職務内容はあるの?」と聞かれました。
しかし、何も考えていなかった私は、
「いいえ、特には・・・」としか答えられませんでした。
(今思うと、きちんと考えておくべきでした・・・)
眉間にシワを寄せながら黙っている私に
上司は、こう言いました。
「君は事務処理能力も高いし、
問題を発見する能力も高いし、
それを解決するために工夫する、
発想力とスキルもある。
ただ、自分で抱えすぎて、
人に振ることが下手だと思うから、
これからは『人に仕事を振る』ということを
身につけて欲しいと思っている。
一人の力では限界があるけれど、
皆がそれぞれ得意なことを持ち寄れば
より大きな力となって、
難しい仕事を片付けることができるから」
それを言われたとき、
豆子さんのコメントを思い出しました。
「調査の段階はイチイさんが得意そうだけど、
苦手な他部署との交渉事なんかは
そのHAPPYさんとかにも協力してもらったら?」
というコメントだったのですが、
(豆子さん、ありがとうございます)
「上司は、まさにこのことを言っているのかもしれない」
と思ったのです。
私は事務員であって、人に指示した経験がなく、
これまでは言われたことを頑張るだけでした。
肩書的にも平社員だから、
「人に仕事を振る」という発想はありませんでした。
しかし、上司は「それをやりなさい」と言っているのです。
その言葉が出た原因が、
面倒なことを押し付けてほしくないからなのか
(いちいち指示を仰がないでほしいからなのか)
私のスキルアップを考えてくれているからなのか、
上司の本心は分かりません。
しかし、上司に「人に振っていい」と言われたので、
例えば、他課との交渉の席で相手に事情を説明する役などは、
口の立つ他の同僚にお願いすることにします。
そして、お願いされた同僚が文句を言ってきたら、
「XXさん(上司)が分担するように、って言ってたから」と
上司の権限を笠に着るつもりです。
こうなったら腹を括って、
「人に振るスキル」と、
「チームをまとめて、チームワークの成果を出す」
という2つのことを、
今回の仕事で学ぼうと思います。
チームをまとめて・・・なんて言っていますが、
本当はチームなんていうものはなくて、
私一人だけなのです。
だから、まずは自分の課だけでなく、
他課からも協力してくれる人を見つけて、
一緒に問題を解決していけるような体制を
作ることから始めないといけません。
人に仕事を依頼するにしても、
(上司がしているように)お願いしやすい人ではなく、
たとえばエクセルで分析しなくてはいけいないことがあったら、
そのスキルに秀でている人 といった具合に、
必要なスキルを身につけている人を選ばないと
ただでさえ解決困難な問題が、
余計に込み入ってしまいそうです。
なんだか大変そうではありますが、
良くも悪くも自分ひとりなので、
とても頼りになるチームメイトがいない代わりに
足を引っ張るような人もいないので、
自分が頼れて、信頼できる協力者を見つけられれば
きっと仕事がはかどると思います。
私生活も、会社生活も、
ずっと一人で考えて、
一人で行動してきた私にとっては、
かなり大きな挑戦になります。
ただ、私もボランティア活動などを通して
いろいろな経験をしてきて、
少しずつ人と交流するのに慣れてきました。
ボランティアと仕事は違いますが、
でも、きっとこういった経験も
何かしらの役には立つと信じて、
頑張ろうと思います。
それから、今回の話し合いで、
上司自身の仕事も「人に振る」ということが、
根底にあることが分かりました。
だから、他課との会議にも出ないし、
こういう面倒な大仕事を、
細かい作業が得意な私に振ったのでしょう。
きっと私が断れないことも見抜いていて、
それで、この仕事を私に振ったのだと思います。
結局、振られた仕事を返すことができず、
ガックリして席に戻りました。
そして、隣の席の同僚に話したら、
こう言われました。
「こうなったら、頑張って片づけて、
それを成果としてぶら下げながら、
来年のアプレーザル(給与交渉)でゴネるしかないよ」
確かに、振られた仕事はもう覆らないようなので、
来年6月の給与交渉までにどうにか片づけて、
自分の成果として主張し、
給与アップもしくはボーナスの交渉を目指します。
その同僚は、こうアドバイスしてくれました。
「あの人(上司)は結果にしか興味がないけど、
折に触れて、どれだけ仕事が大変かということを
上司にアピールしたほうが良いよ。
結果だけをもっていったら
『ご苦労様』で終わっちゃって、
どれだけ苦労したかということが伝わらないから
アプレーザルでも『大したことしていない』と
思われかねないから・・・」
「仕事をやってます!大変です!」
というアピールは苦手と言いますか・・・
これまでにやったことがないし、
それをやっている人を見ると、
ちょっとどうかと思っていたくらいなので、
それが出来る自信がありませんが、
イギリスでは、そういうアピールも
大切なのかもしれません。
いずれにせよ、来年6月の給与交渉までに
仕事を頑張って片づけて、
自分が希望する職務内容と肩書を考えておいて、
それを聞き入れてもらうよう、
そして給料アップの交渉をすること
を目標にしようと思います。
今日は貼り付ける写真がないので、
昨日のランチのフィッシュ&チップスの写真を載せておきます。
金曜日になるとフィッシュ&チップスを食べたくなるのは、
イギリス文化に慣れてきたせいなのかも?と思いましたが、
単に雰囲気に流されやすいだけなのかもしれません(苦笑)