イギリスの住宅ローン 2年 or 5年?

今日は、こちらのブログの続きです ↓

Mortgage Certificate(住宅ローンを出します、という証明)
を2回とった理由ですが、
イギリスの不動産に興味がなければ
つまらないかもしれないので、
そういう方は、今回は読み飛ばして下さい。


イギリスで住宅ローンを組む時は、
大きく分けて、自分が住む家のローンと、
人に貸すための家を買うローンがあります。

今回の話は、自分が住む家のローンの場合です。

住宅ローンを組む時は、
定率制か、利率変動制のどちらかを選び、
さらにその利息が適用される期間を選ぶ必要があります。

たとえば、こんな感じです。

「2年間は2.29%の利息、
その後、ローン終了期間までは変動利息利息になる」

「5年間は2.49%の利息、
その後、ローン終了期間までは5%になる」

「ずっと変動利息」

私に紹介されたローン商品を見たところ、
多くのローンは最初の2年もしくは5年が定率で、
その後は5%くらいになるところが多いようでした。

モーゲージアドバイザーに、
どういう商品が良いのか聞いてみたところ、
その人の生活パターンによって変わってくるようです。

例えば、資産がたっぷりあって、
今回買う家を転売する予定もなく、
ずっと住み続けるつもりであれば、
変動利息よりも定率利息のほうが利率が低いので、
5年定率にするのが良いそうです。

でも、ラダーを登るつもりで、
しばらくして不動産の価値が上がったら
他の物件を買おうと思っているのであれば、
5年間一定の利息で縛られるよりも、
2年定率にして、その時点で次の家を買って、
ローンも組み替えるようにしたほうが良いそうです。

また、2年であろうと、5年であろうと、
定率の期間が終わると、
たいていのケースで利率が上がるため、
新しいローン商品に乗り換えるのが一般的なのだそうです。

ただ、銀行によっては、
定率期間が終わった後も、
定率のときと同じような利率を提供してくれるところもあるため、
定率期間が終わる数か月前に、
ローンの見直しをするか、
そのまま同じローンを続けるか、
判断することになるそうです。


私は、利率の安い定率にすることは決まったのですが、
2年間か、5年間か?ということが決められずにいました。

2年後に、もう一度モーゲージアドバイザーにお金を払って
ローンの見直しをしてもらうくらいなら、
5年後にしたほうが経費が少なくて済むかな?

そう思った私は、5年定率として申し込み、
銀行から証明書をもらったのです。

でも、その後、会社の同僚と話をしていたときに
「私は、住宅ローンは常に2年定率にしている」
という話を聞いたのです。

なぜ2年にしているのか?と聞いたら、
2年の間にリストラに遭うかもしれないし、
子供が私立学校に行って
お金がかかるようになるかもしれないし、
人生は予測できないことが起こるから、
できるだけフレキシブルなローンにしたかった、
という話をしてくれました。

この話を聞いて、
確かに5年間コミットし続けるよりも、
2年後に自分の経済状況や
世の中の不動産価格を見て、
その先をどうするか決めたほうがいいかもしれない、
と思ったのです。

というのも、考えたくはありませんが、
もしかするとリストラに遭ったり、
転職しているかもしれません。

たとえば、今は払えるローンが
何かの事情で払えなくなったり、
大病を患ったりした場合、
家を売却してキャッシュを手に入れたり、
もしくはもっと安い家に買い替える必要が
出てくるかもしれません。

そこで、最初に伝えたことを翻して、
アドバイザーにこう言ったのです。

「5年でお願いしましたが、
やっぱり2年でお願いします」

その言葉を聞いたとき、
アドバイザーは「そのほうがいい」と言ってくれました。

私が決めるまでは「XXXにしたほうがいい」
などということは一言も言わず、
私が5年でお願いしたときも
「分かりました」と言っただけだったのが、
2年でお願いしたら、
ようやく彼の本心を伝えてきたのです。

お客さんの意思を尊重して、
あくまで意思決定はお客さんにある、
というプロフェッショナルな対応だと思いつつ
なんだか、謎々(答えを当てる)をしているような気になり、
少し笑ってしまいました。

というのも、彼は2年が良いと思っていたのに、
私がその答えに辿り着くまでは、
黙っていたわけですから・・・

なぜ2年のほうが良いと思ったのか、
その理由を聞いてみたら、
こう言われました。

「君の場合は遠隔地に買うわけだから、
実際に買った後で、
家に帰るのが億劫になったり、
思っていたほどは
家に帰れなかったりするかもしれない。

遠くに家をもつというのは初めてのことだから、
思っていた通りに行かないことが
沢山あるかもしれないだろう?

そうなったら、売却したいと思うかもしれない。

そのことを考えると、
できるだけ短い期間のコミットにしておいたほうが
将来の選択肢が広がるからね」

なるほど・・・と思いつつ、
「最初からこのアドバイスを聞いていたら
素直に2年にしたのになぁ」と心の中で思いました。

でも、答えを誘導するようなことをすると
後で訴えられたリする可能性もあるでしょうし、
お客さんが後で不満に思ったときに責められないためにも、
あくまで中立な立場を貫いていたのだと思います。

お客さんに親身でありながら、
中立的な立場をとれるのって、すごいですよね。

そして、前にもどこかで書きましたが、
「知らないことは損になる」ということを
ここでも実感しました。

過去にいろんな人たちの不動産購入を見てきた
アドバイザーの経験から、
遠隔地に家を買った人は、
あてが外れて手放してしまうことも往々にしてある、
ということを知っていたのだと思います。

色んな知識をつけるのも大切ですが、
こういう経験に基づいた知識というものは、
なかなか身につけることができないので、
良いことを教えてもらいました。

今回、一旦は違う解答をしてしまいましたが、
最終的に、正しい(アドバイザーが最適と思う)
判断ができて、良かったです。


そして、この経験から、
アドバイザーを雇っていても
万能ではないということを学びました。

アドバイザーはあくまでアドバイスをするだけで
最終的な判断は、本人がしなくてはなりません。

アドバイザーは事実やデータを提示しますが、
その提示方法にも主観が入ってはならないわけですし、
お客さんにも自分の考えを伝えることなく、
中道を行かなくてはならないわけです。

そして、与えられたデータやアドバイスをもとに、
自分で考えて、正しい判断を下さないといけないのです。

自分で考える段階で、
些末なことや思い込みに囚われてしまうと、
判断を間違ってしまうこともあるわけです。

アドバイザーを雇ったから安心、
最適な判断ができるはず・・・

そんなふうに思っていた私は、
目が覚めたような気がしました。

おそらく、アドバイザーとの会話で
カマをかけてみたり、
彼の話しぶりを観察したりしていたなら、
彼が「これがいい」と思っている商品を推測できて、
迷うことなく、正しい判断が下せたかもしれません。

相手に任せきりにして、
なんとなく話を聞いて、
なんとなく決断して、
それに対してアドバイザーが何も言わないから、
これでいいんだ・・・なんて思っていた、
自分の甘さに気づいたのです。


この「自分で考えて、判断する」ということが、
なかなか慣れないのですが、
きっとこの国で生きていくためには
必要なスキルなのだと思います。

私は人に丸め込められやすいタイプなので、
今回のことでは、人の言うことを鵜呑みにしないで
「自分で考えて、判断する」ということの
本当の意味を学んだような気がします。

別に人との会話すべてに
神経をとがらすつもりはありませんが、
こういうビジネスがらみの話では、
きちんと会話の内容を聞いて、
耳で聞くことだけでなく、
その場の雰囲気とか話しぶりとか、
色々と注意を向けるようにすることが、
正しい判断の基盤となるのでしょうね。


話は変わりますが、
こちらは、目下一番お気に入りのバラです。

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Chandos Beauty(チャンドス・ビューティー)というのですが、
艶と光沢のある深い緑の葉がついた
すっと真っすぐ伸びた茎の先に1輪だけ咲く、
花の大きさが10cm以上という、大輪のバラです。

その香りが、甘いダマスクっぽい香りのなかに
少しだけフルーティーな香りと
ティーの香りが混ざっていて、
なんとも品のある、しつこ過ぎない香りなのです。

しかも、切り花にすると2-3日しか持たない
イングリッシュローズが多い中、
これは1週間くらい美しい姿を保っています。

隣にあるバラがハダニ被害に遭っていても、
つやつやの葉っぱは元気なままなので、
病気や虫にも強いようです。

育てやすいうえに、美しく、香り高い。

文句のつけようのないバラです。

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posted by イチイ at 23:05Comment(2)貸別荘購入と運営

ロンドンでボーリング

今日はNさんに誘われて、
ボーリングに行きました。

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ボーリングなんて、
30年以上ぶりでした。

なんでもNさんの会社で
ボーリング大会をすることになり、
その練習に付き合ってくれと頼まれたのです。

付き合うと言っても、
私はバラの手入れのしすぎで右腕が痛いので、
何球か投げた後は
全部Nさんに任せきりになりました。

Nさんは1人で2人分投げたことになります。

「申し訳ないなぁ…」思い、そう伝えたら
「かえって特訓できたから良かったよ!」と
ボーリング大会への意気込みが
感じられる返事をされました。

前向きなNさんらしい答えだなぁ
と思いました。


なぜ週末などではなく
火曜からボーリングに行ったのかといいますと
レーンのの予約が取れなかったからです。

そんなに混んでいるようには見えませんでしたが、
ロンドンにはボーリング場が少ないないので、
予約が取りづらいのだと思います。

All Star Lane という
一昔前のアメリカのような風情の店で、
レストランが併設されていました。

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ボーリングが終わって
併設されているレストランで
何か食べようと思ったら、
あたかもコース料理しかないかのように
店員さんは何食わぬ顔でセットメニューを持ってきて
「前菜、メインの2コースか
メインかデザートの2コースになります」
と言いました。

しかもコースメニューがいくらなのか、
値段が書いてありません。

すごく高かったら困るし、
何よりもそんなにお腹が減っていなかったので
困ったなぁ…と思っていると、
Nさんが、こう言いました。

「アラカルトメニューを下さい」

なんだ、単品メニューもあるのか…と思い、
コースメニューを返したとき
店員さんは嫌そうな顔をしていました。

Nさんは前にこの店に来たことがあったので、
単品で頼めることを知っていたのです。

でも、何も知らなかったら、
ここはコース料理しか食べられないのだと思って、
値段の高いコース料理を注文していたと思います。

もしかしたら、ボーリングに来る人は
会社のイベントなどが多く、
コース料理で頼むのが一般的だからとか、
色々と理由が考えられますし、
店員さんはこれといって
悪いことをしたわけでは無いのですが・・・

なんだか、お客さんがお金を使うように
誘導されてるような気がして、
あまり良い気がしませんでした。

お店も商売だから、
仕方がないのかもしれませんが…

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posted by イチイ at 22:45Comment(0)日記