優しい人間関係

先週末、Open Square Garden Weekend での出来事です。

日曜日の午前中にガーデンに行って、
少しだけバラを切っていました。

金曜夜に、枯れたバラが1輪もない状態にしたのに、
たった1日バラの手入れをしていないだけで
枯れたバラは、
スーパーのレジ袋2つ分ほどになりました。

イングリッシュローズは、
本当に花の盛りが短いですね。

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普段よりも大勢の人たち来てくれました。

皆さん、バラがキレイだとほめてくれて、
とても嬉しかったです。

Jさんも訪れてくれたご近所さんに、
「今年のバラは、これまでで一番見事だよね。
全部、イチイが手入れしてくれたんだよ」
と私のことを紹介してくれました。


実は、先日Jさんと会った時に、
「週末、時間があったらガーデンに来れるかな?
時間がなかったらいいのだけど・・・」
と言われていたので、
てっきり入口でリーフレットを渡したりする
スタッフが足りなくて、
手伝って欲しいのだと思っていました。

でも、スタッフは足りていて、
私は何もすることがありませんでした。

何もすることがなく、
手持無沙汰に入口で立ち話をしていたのですが、
Jさんは、知り合いが来るたびに
「バラはイチイが・・・」と紹介してくれるのです。


「まぁ、なんて素敵なバラなのかしら。ありがとうね」

「本当に、きれいね。ありがとう!」

「私はバラが大好きなの。ありがとうね」


そして、皆が口々にそう言ってくれるのです。

人に褒められたことがないので、
こそばゆい感覚がして、
何と答えたら良いのか分からず、
目を泳がせながら
「えと、こちらこそ、ありがとうございます」
などと答えていましたが、
私の様子を嬉しそうに見ているJさんと目があったとき、
ようやく気づいたのです。

Jさんは、手伝ってほしくて私を呼んだのではなく、
この賞賛の言葉を私に聞かせたくて、
呼んでくれたのだと・・・

それに気づいたとき、
なんて奥ゆかしい心遣いをする人なのだろう、
と驚きました。

言葉で、「いつも、ありがとう」と言うのは簡単です。

心をこめて「ありがとう」と言うことも
割と簡単にできると思います。

でも、きっと、それよりも もっともっと
沢山の「ありがとう」を伝えたいと思ってくれて、
私が、他の人たちからも「ありがとう」を沢山受けとれるように、
と思って、私を呼んでくれたのです。

Jさんに何とお礼を言ったら良いのか分からず、
気の利いた言葉を言うこともできませんでしたが、
胸がいっぱいになりました。

褒められたことのない私は、
見知らぬ人からの褒め言葉に
少し居心地の悪い思いをしつつ・・・

それでも、真冬に腕が痛くても、
何時間も剪定し続けたことや、
寒い戸外に長くいたせいで頬っぺたが痛くなったことや、
バラのトゲに引っかかってボロボロになったコートや、
今でも少し痛む腕のこととか、
「なんで私、こんなことしてるんだろう?」と思いつつ、
でも、ひたすらきれいに咲いてくれることを願って
毎週末欠かさず手入れをしてきたことなど、
全ての苦労が報われたような気がして
心の中が嬉しさででいっぱいになりました。

人への感謝の伝え方って、
いろいろとあるのですね。

言葉で「ありがとう」と言ったり、
何かお礼の品をあげたりするだけでなく、
こうして、本人に気づかせずに、
さりげなく素晴らしい経験をさせてくれることも、
感謝を伝える手段なのですね。

私は人とあまりかかわってこなかったから
知らなかっただけなのかもしれませんが、
こういう優しい人間関係って素敵だなって思いました。

こういうことができるJさんを見習って、
私も、いつかJさんみたいな優しい気遣いと、
さりげない感謝の伝え方ができるようになりたいです。

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posted by イチイ at 22:11Comment(7)考えたこと

一人ランチ

今日のロンドンは、
少しだけ青空が出ています。

とにかく忙しくて、
ゆっくりランチに出る時間は無いのですが、
デスクで食べていると、
次々と用事を頼まれてしまい、
ゆっくりご飯を食べる暇がないので、
無理矢理 外に出てきました。

会社の近くにある、
小さな教会前の広場です。

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街の真ん中にあるので、
決して空気が綺麗なわけではありませんが、
こうして小さな緑を見ているだけでも、
気持ちが和みます。

そして、1人の時間を楽しんでる人の
多いことといったら…

写真に写っている人たちは皆、
1人でご飯を食べたり、
本を読んだりしています。

かく言う私も、
1人でここに来ています。

日本にいた頃は、
1人ランチなんて、
友達がいないと思われそう…と人目を気にして、
こそこそしていましたが
今は、堂々と好きなことができます。

こういう些細な事でも、
ストレスを感じたり、
プレッシャーを感じないようになったのは、
イギリスという環境のおかげだと思います。

でも、冷静に考えてみれば、
1人でランチを食べていたって
誰かに迷惑をかけるわけではないので、
人目なんて気にする必要は
なかったかもしれません。

まぁ、今更言っても
仕方のないことですが
もっと若いうちから
広い世界を見られればよかったなぁ…
と思います。

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posted by イチイ at 21:41Comment(2)日記