勘違いで、舞台 プルート

今日、Aさんに誘われて、
ダンスを観に行きました。

と言いますか、
ダンスのはずだったのですが、
実は全然違うもので、
開幕数分後に愕然とした、
と言ったほうが正しいのですが・・・

このAさん、
こちらでも何度か書いているのですが、
ちょっと変わった人なのです。

例えば、この辺に書いています ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/450019727.html

思い込みの激しい人で、
自分中心な考えしかできないところがあるのですが、
本人にはまったく自覚がないタイプの人です。

そんなAさんから、数週間前に連絡がありました。

「友達が行けなくなったから、
一緒にダンスのショーに行かない?」

そう声をかけられたのです。

「『Pluto』といって、
前にもこれを見たことがあるんだけど、
本当に素晴らしいダンスなのよ!」

そんな風に熱弁をふるうAさんを見て
一緒に行くことを承諾したのです。


そして、昨日劇場に行ったのですが、
座席に着いて、驚きました。

舞台の端にロボットの残骸みたいなものが
沢山並んでいたのです。

1E15D406-E06F-41D2-8437-87EF599D8FB4.jpeg

「あれ?これって、もしかして
まさかマンガの『Pluto』じゃないよね?」

私は『Pluto』を読んだことはありませんが、
昔の上司が同僚に貸すために持ってきていた
マンガ本を見たことがあったのです。

こちらのことです → PLUTO

そうAさんに声をかけると、
「ううん、全然違うよ!」と言われました。

でも、幕が開いてすぐ、
なんと日本語の台詞が始まりました。

『トビオ、お前は失敗作だ』

ええええ??と思って、
右に座っていたAさんを見たら、
Aさんは固まっていました。

そして、登場人物がアトムだと分かり、
ダンスどころか、
日本語で進む舞台劇を目にして、
私も固まりました。

インターバルになったときの、
気まずさと言ったら・・・

「えっと、ダンスじゃなかったね」

私がそう言うと、こう言われました。

「おかしいなぁ。
前に観たのと違うよ、これ!」

「えっと、でもなんかパンフレットを見ると
今年の新作みたいだけど・・・」

「おかしいなぁ。そんなはずないよ!」

どう考えても
Aさんが勘違いしたのだと思いますが、
「おかしい!これ、違う!」をくりかえしていました。

これ以上続けても、
不毛な会話になりそうだったので、
私はトイレに立ちました。


もともとそれほど心待ちにしていた
ダンスというわけでもないので、
別にダンスでも劇でも良いのですが、
自分の勘違いを認めない頑固さに、
ため息しか出ませんでした。

それに、原作を読んでいない私には、
ストーリーは追いかけられるのですが、
ときどき「なぜ、主人公はそこに拘るんだろう?」
と思うようなことが多くて、
そういう小さなエピソードが気になり、
あまり楽しめませんでした。

おそらく、原作を読んだことのある人には、
「ああ、ここはあのエピソードのオマージュなんだ」
などと理解できるのだと思います。


しかも、ダンスショーだから1時間半くらいで終わる
と聞いていたのに、
3時間以上もの大作でした。

夜中の12時過ぎに帰宅して、
「今日のは、いったい何だったんだろう」
と呟きながらベッドに入りました。

舞台自体は素晴らしいのだと思いますが、
原作を知らないうえに、
舞台劇にそれほど興味があるわけではなかったので、
なんだか時間とお金を無駄にしてしまたような、
そんな気分になってしまいました。