人員削減でクビになったときに残した言葉

実は、最近仕事でとてもストレスを感じています。

こちらで書いたことが、泥沼化しているのです ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/456233510.html

量は多いものの、
単なる数値のミスだと思っていたら、
実は他部署にも間違った情報を渡していたことが分かり、
被害範囲が広がっているのです。

しかも手元にその情報の根拠となった書類が
残っていないのです。

現在、2つの部署から苦情を言われていて、
なぜか私がイニシアチブをとって
3つの部署での合同会議を開くべく、
担当者に頭を下げてお願いして回っています。

でも、昨夜寝つけずにいたときに思ったのです。

これって、私の仕事なの?と・・・

私はアドミン、単なる事務員です。

私の認識では、上司に言われた仕事をする役割で、
雑業係やアシスタントみたいなもので、
作業の改善提案くらいはしたとしても、
私が中心になって物事を進める立場にはないと思うのです。

しかも、入社して間もないから
社内では知らないことばかりです。

私には仕事の内容ごとに3人の上司がいるのですが、
正直なところ、ここまで酷い対応といいますか、
無責任な対応をする上司は見たことがありません。

一人目の上司は、課内の予算管理などを担当している
マネージメント職なのですが、
過去数年分の間違いがあって、
しかも私の前任者たちがひた隠しにしていたこともあり、
間違ったレポートを数年間提出していたのです。

これを正しい数値に修正することになり、
5年前から1つ1つの経費精算を丁寧に見て、
最初から記録をつけ直しています。

気の遠くなるような作業ですが、
誰かがやらなければいけないと思い、
一つ一つ見ながら、記録をつけています。

でも、書類が揃っていなかったり、
数値が一致していなかったりすることが多く、
その都度上司のところに行くのですが、
こう言われるのです。

「うーん。仕方ないですね。
XX部に聞いてください」

でも、XX部にも記録がなく、
元はと言えば、
うちの課が記録を残していなかったことが原因なので、
逆に「なんでそちらの課のミスのために、
うちが手間暇かけなくちゃならないんだ!」と
その部署の人たちに怒られるのです。

「怒られただけで、
なんの情報ももらえませんでした。
どうしたら良いでしょうか?」

そう上司に聞いたら、こう言われました。

「僕は、アドバイスはしますけどね。
それはそっちで(私のもう一人の上司をさして)
やってください」

自分が作ったレポートが間違っていたのに、
少しも責任も感じず、知らん顔なのです。

確かに、そのレポートのもとになる数値を出した人の
責任と言われればそうかもしれませんが、
その数値を検証しなかったのは上司ですし、
実際に上司自身が出したレポートが間違っていたのだから、
その修正に尽力するのは当然だと思うのですが・・・

でも、他人事のような顔をして、
他の課に聞くという嫌な役回りを、
状況をよく知らない私に任せっきりにして、
なにもしてくれません。

そして、他の部署に聞いて回って、
結局、私が怒られるのです。

仕方がないので、そのレポートのもとになる数値を出した人
(もう1人の上司)のところへ行って聞いてみましたが、
「XX課が悪い。ZZZさん(私の前任者)が悪い」などと
他の人に責任がある!と主張するだけで、
なにもしてくれません。

その人は1年位前に私の前任者が辞めたときに
この問題について初めて知ったようです。

でも、問題があることを認識してから1年間、
なんの対策もとらず、問題を残したまま、
さらに問題を悪化させていたのです。

都合の悪いこと、
面倒なこと、
ほかの課に頭を下げないといけないこと、
そういう事について見て見ぬ振りをしてきたから、
今、この時点で大きな問題となっているのです。

「この数値の根拠になった書類があるはずですから
過去に受信したメールから探していただけませんか?」

とお願いしましたが、
面倒くさがって対応してくれません。
メールを確認するどころか、
「そんなの、ないから」という一言で終わりです。

一度、その上司のさらに上の立場にいる上司を交えて
この件について話し合いをしたのですが、
彼は のらりくらりとはぐらかして、
そのまま違う問題をさりげなく持ち出して、
会議の議題が他のことに移ってしまいました。

つまり、うまく問題をすり替えてしまったのです。

どうしてこんな仕事を放棄するようなことをして、
楽なことばかりやって、
嫌な事や面倒な事を放置しているのに、
マネージャーとして何年も働けているのだろう?

私の10倍近い給料をもらっているのに、
毎日仕事中にジムに行って3時間くらい帰ってこない、
そんな働き方なのに、
仕事すらきっちりしないなんて、
詐欺のようだとすら思ってしまいました。


そして、最後の頼みの綱である、
もう一人の上司に「どうしたら良いでしょうか?」
と相談したら、のらりくらりとはぐらかす上司との
3人での会議を設定するよう言われました。

会議で何か言ってくれるのかな?と期待していたら、
「うん、うん」と頷きながら
のらりのらりとはぐらかす上司の言う事を聞いているだけで、
これといった発言もなく、
なんの実りもない会議でした。

私が嫌な見方をしているだけかもしれませんが、
「問題があります。対応してください」と言ってきた部下に対し、
「会議の場を設けた」(=対応した)という
既成事実を作りたかっただけなのかもしれない、
とすら思えるような会議でした。

しかも、仕方なく私がイニシアチブをとって設定した
他課との合同会議に出てもらえませんか?と頼んだら、
断られてしまいました。


だって、自分の課のことでしょう?

かつて自分の部下だった人が犯したミスでしょう?

なんで、みんな人のせいにして、
その問題に直視しないの?

そんな疑問を抱きつつ、
誰も頼れず、誰に聞いてもはぐらかされる状況で、
仕方なく他課との折衝をしていましたが
知らないことばかりだし、
私の部署がいいかんげな仕事をしていたせいで
怒られることも多くて・・・

過去の事情も知らない、
どうしてこうなったかも知らない、
解決方法すらわからない、
かばってくれる上司もいない、
そんな状況で、毎日のように一方的に怒られて
もう誰とも会いたくない、
とすら思うくらいでした。

話は逸れますが、
私が先週末引きこもっていたのは
イギリス人化したわけではなく
職場の人付き合いに疲れてしまったからなのです。


そして今日、
朝からぐったりした表情をしている私を見て
職場の先輩が声をかけてくれました。

「どうしたの?
私でできることなら仕事を引き受けるわよ」

思いがけず優しい言葉を受けて、
言葉に詰まってしまった私は
途切れ途切れにこんなことを言いました。

「いえ、自分で・・・やらなくちゃいけない・・・
のだと思うのですけど・・・

でも・・・上司が3人とも・・・
他の人や他の部署に・・・
責任をなすりつけるだけで・・・
なにも・・・してくれなくて・・・

他の部署に聞けって言われて・・・
聞いてみても・・・
結局は・・こっちの手落ちで記録がないから・・・
逆に・・・怒られてばかりで・・・

どうしたら良いか、本当にわからなくて・・・」

私がそこまで話すと、
先輩はこう言いました。

「ここじゃなんだから、
空いている会議室に行きましょう」

そして会議室で私の話を聞いてくれたのです。

感情的になっていたせいか、
英語がたどたどしくて聞きずらかったに違いないのに
きちんと最後まで話を聞いてくれました。

そして、こんなことを言われたのです。

「大変そうだとは思っていたのよ。
というのもね、あなたが苦労している原因となった、
過去にミスを犯していた女性は、
15年も会社に勤めていたのだけど、
結局、そのミスが発覚したときにクビになったの。
そして、会社を辞める日に、私にこう言ったの。

『私は辞められてハッピーだわ。
この、めちゃくちゃな状況を片付けなくて済むんだもの。
それは、あんたの仕事よ。ザマーミロ!』

私と彼女は折り合いが悪かったから、
最後の捨て台詞だったのだけど・・・

つまり、あの人が「自分はやりたくない」
「お前がやるんだ。ざまーみろ」と言うくらい、
酷い状況だということだから、
きっとあなたは大変だろうなって思っていたのよ」


「飛ぶ鳥跡を濁さず」なんて言葉は
この国には存在しないのかな?

そんなことを思いながら、
ああ、やっぱりこれは誰もが嫌がって
避けてきた問題だったんだ・・・

それを何も知らない私が
うっかり引き受けてしまったんだ・・・

うっかりと言いますか、
上司に言われたので引き受けざるを得なかったのですが、
こういった状況を知っていたら、
最初から上司を巻き込むとか、
なんらかの方法が取れたと思います。

問題の深さを知らなかったからこそ、
素直に引き受けてしまい、
そして誰も助けてくれない状況に疑問をもちつつ、
苦労していたわけです。

そして、上司3人が他の人のせいにして
全てを私に任せっきりにして、
本気で取り組んでくれないことについては、
先輩はこんなふうに言っていました。

「たぶん、彼らは意図的に
関わらないようにしているのだと思う。

だって、関わってしまったら、
決して解決することのできない問題に直面するわけだから、
最終的にその問題に対する責任を取らされるでしょう?

リダンダンシー(人員削減)があるかもしれない、
って言われているような状況だから、
もし本当にリダンダンシーが行われたら、
この問題の責任を負ってしまったら
クビになる格好の理由ができてしまうでしょう?

実際、この問題を引き起こした人は
クビになっているわけだし・・・」


これを聞いたとき、悲しくなりました。

結局、上司は自分の保身が一番で
厄介ごとを何も知らない私に押し付けていた、
ということになります。

そして、もしかしたら、
問題を整理できなかったという理由で
将来、私がクビになるかもしれません。

スケーブゴート(生贄)と言いますか、
パンドラの箱を開けさせられたと言いますか、
なんだか嵌められたような気がしてしまいました。

そう思うと、
頼りにしていた上司の裏の顔を見てしまったようで、
悲しくなって、うつむいて黙っていました。

すると、先輩はこんなアドバイスをしてくれました。

「まず、あなたはもう少しタフになったほうがいいわ。
なんでも引き受けていると、
どんどん大変なことを頼まれてしまうわよ。

大変であっても時間をかければ解決できることならいいけれど、
これは5年どころか
10年以上も遡らなくちゃいけないくらい、
根の深い問題なうえに、
記録を残していないという杜撰な管理をしていたから、
はっきり言って、解決するのは不可能だと思う。

そして、その責任を取らされるのはあなたではなく、
これまでいい加減なマネージメントをしていた
上司であるべき。

だから、どうにかして、
上司たちが関わらずにいられない状況を作りましょう!」

そういって、自分の仕事とは関係ないのに、
対策を一緒に考えてくれました。

前向きで、頼りになって、
親身に対策を考えてくれて・・・

ここのところ、
ずっと「私は一人だ。誰も頼れない」と思っていたので、
頼れる人がいてくれて、
泣きたくなるくらい嬉しかったです。


これから、どうなるか分かりません。

でも、先輩のアドバイスを実行していって、
どうにか状況を改善して、
私が矢面に立ってしまうことのないように
頑張ろうと思います。

苦手ではありますが、
ときに強く出ないと舐められてしまったり、
どんどん責任を押し付けられてしまうということが
今回のことでよくわかりました。

「強く言うのは苦手だから・・・」などと
黙々と仕事をしているだけでは
知らない間にクビになるかもしれないので、
背に腹は変えられません。

やるしかないのです。


そんなことを考えていたとき、
私が思いつめたような表情していたのか、
先輩は優しく、こう言ってくれました。

「私も、昔はなんでも引き受けていたから、
あなたと似たような目にあったことがあるのよ。
でも、上司の一人が『タフになれ』って励ましてくれて、
がんばってみたのよ。

そして、私は強くなったと思う。
最初は大変だと思うけど、
きっと、あなたもタフになれるから。

私でできることは協力するし、
困ったときにはいつでも遠慮なく言っていいのよ。

私も協力するから、がんばりましょう」


私は、本当にラッキーだと思います。

こんな良い先輩に恵まれて、
これまでずっと一人だったし、
前の職場では仲間外れにされていたので、
嬉し泣きしてしまいそうでした。

先輩が私のために費やしてくれた時間と、
私を励ましてくれる気持ちに答えるためにも
私は強くならなくちゃいけない。

今は、そう思っています。

そして、明日からは思うだけでなく、
少しずつでもいいから実行に移していきたいと思います。


今日は長くなってしまいました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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