言ったけれど、後味が悪いです

今日は、昨日の続きをお話させてください。

昨日のお話は、こちらです ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/455091846.html

上司たちの車の手配ができているか心配だった私は、
ミニドラゴンさんに電話をして聞いてみました。

私の上司は他のところに出張してから
そのままロンドンに戻らずに東欧へ行くので、
その翌々日にロンドンを出発する予定でした。

Cさんの話では、直前に手配してミスだらけ、
というパターンがが多いようだったので、
心配になってしまったのです。

電話をしてミニドラゴンさんに
「もし忙しいなら、私が手配しますよ?」と申し出ましたが、
「じゃ、忙しいんだけど、今日やるよ」と言ってくれました。

そして3時間後くらいに、
私とCさん宛にミニドラゴンさんからメールが来ました。

ハイヤーの予約確認書が添付されていたのですが、
いちばん後輩にあたる私の上司の携帯番号が、
国番号81で始まる、日本の携帯番号になっていました。

「あれ?ちゃんとイギリスの携帯番号を伝えたのになぁ」と思って、
ミニドラゴンさんに電話しようと思ったとき、
Cさんからミニドラゴンさん宛にメールが届きました。

「イチイさんの上司の携帯番号が、
日本の番号になっているようですが、
イギリスの携帯はお持ちでないのでしょうか」

そこで、私がメールで携帯番号を知らせました。

すると、さらにCさんからこんな指摘が入りました。

「よく見たら、私の上司の住所も少し違うようです。
21番地ではなくて、20番地です」

すると、ミニドラゴンさんから
すぐに返信がありました。

「1番地くらい違っても問題ないと思います」

・・・・確かに、1番地の違いなら、
目的地の近所に着くのは確かです。

でも、そういう問題じゃないよね?
なんで、謙虚に謝らないのかなぁ?

そう思っていたら、
早速Cさんからメールが来ました。

「前にも何度か同じことがあって、
その都度正しい住所をお伝えしているはずです。

細かいことではありますが、
きちんと確認すれば防げるミスだと思います」

すると、なんとミニドラゴンさんは
こんな返事を書いてきました。

「このくらい(のミス)、みんなするよ。
あなただって、間違うでしょ?」

・・・・驚きました。

そういう問題じゃないでしょう?と思うと同時に、
この売り言葉に買い言葉的な返信、
まるで子供たちの言い合いのようです。

それに対して、Cさんはこう返信しました。

「確かにミスはしますけど、
こういうのはしませんよ・・・・

ドライバーに知らせる電話番号が違うのは、
致命的だと思います。

それに、私なら人に送る前に内容を再確認します。
確認していたら、こういうミスは防げたはずです」

その直後、ミニドラゴンさんから
私のところに電話がかかってきました。

「あのメール、見た!? 私が言いたいのはね!
ミスに、大きいも小さいもないのっ!
ミスは、ミスでしょ!?

なんなの、あの言い方!
イチイさんだって、おかしいと思うでしょう?」

えと、えと・・・と
モゴモゴ言いそうになったのですが、
一昨日くらいから「ハッキリ言わなきゃ!」と
ずっと思っていたこともあって、
勢いあまって、早口でこう言ってしまいました。

「でも、ドライバーが空港に到着して携帯に電話したとき、
電話に出た人が『車なんて頼んでないよ』って言ったら、
きっとドライバーは帰ってしまうと思います。

そしたら上司たちは待ちぼうけになって、
大変なことになりますよね?

だから、電話番号の間違いが致命的だという
Cさんの言い分は正しいと思います。

それに私の上司の携帯番号も、
今朝教えたばかりなのに、
どうして1桁も合っていない番号になるのか、
ちょっと良く分かりません」

すると、ミニドラゴンさんは悪びれもせず
こう言いました。

「あの番号は、予約画面で名前を入れたら、
自動的に出てきたのよ」

「自動的に出てきたとしても、
81で始まるのだから日本の番号だと分かるはずです。

そこで、イギリスの携帯番号でないことに
なぜ疑問をもたないのか、不思議です」

あ、言い過ぎたかも・・・と思った直後、
ミニドラゴンさんがキレました。

「なによ、せっかく予約してあげたのに!」

「それは感謝しています。でも・・・」

と、ここまで言って、言葉が詰まりました。

というのも、こんなことを言ってしまいそうなところを、
どうにか言葉を飲み込んだのです。

「あなたの手配が遅いから、
私もCさんも何度か『予約しましょうか?』と言ったのに
『私がやる』って言って聞かなかったのはあなたでしょう?

しかも、予約した内容がミスだらけなんて、
後のフォローが大変だから、
私たちに任せてくれたほうが手間がかからないし、
確実に手配するから、安心できます」

私がしばらく黙っていると、
ミニドラゴンさんは「もういいわよっ!」と言って、
怒って電話を切ってしまいました。

私は「あ、余計なことを言ってしまった・・・」と
しばし茫然としていました。


たぶん、私はイヤだったのだと思います。

自分は仕事ができないという自覚もなしに、
他人よりも自分が出来る!とひけらかしたり、
私のような事情を知らない人に対して
同じ職場にいる先輩の無能ぶりをまくしたてて、
彼女を貶めることによって、
自分の素晴らしさを吹聴する、
その姿が、イヤでイヤで仕方なかったんだと思います。

でも、頂いたコメントを読んでいて気づいたのですが、
たぶん私の中には、
こんな気持ちが強く根付いているのだと思います。

「他人に悪く思われたくない」

「皆に良い顔をしなくちゃいけない」

「皆に嫌われてはいけない」

「どんな人にでも優しくしないといけない」

だから、人に対してハッキリ言うことができないし、
ああいう人にもへらへらと良い顔をしてしまい、
仕事中に押し掛けられてしまったり、
愚痴を延々と聞かされる羽目になってしまったりと、
付け入られる隙ができるのだろう・・・と思いました。

でも、あんなことまで言うつもりじゃなかったのに、
と激しく後悔しています。

とても後味が悪くて・・・

「違う言い方をすれば良かったのかも?」

「ミニドラゴンさん、今頃怒ってるかな?」

「ああ、もういっそのこと言わなきゃよかった」

などということを、
ぐるぐるぐるぐる、ずっと考えています。


『ちゃんと言わなきゃ!』とずっと思っていて、
確かに『ちゃんと言った』のですが、
言い方を間違えて、失敗しました。

言いたかったことを言ったはずなのに、
気分がすっきりするどころか、
逆に落ち込んでしまいました。

両刃の剣とでも言いましょうか、
自分も切り刻まれたような気分です。


こんな後味の悪い思いを引きずるなら、
何も言わなければ良かった!

そう思う反面、
ちゃんと言うべきことを言わないと、
これからもミニドラゴンさんだけでなく、
同じようなタイプの人に目を付けられて
また同じことを繰り返すことになるし・・・などと、
自分の言動を反省したかと思うと、
「いや、これで良いはず」と肯定的になったり、
頭の中がまとまりません。


きっと、これも「言い方」の問題なのでしょうね。

上手な表現の仕方を学べば、
きっともっと上手にかわすことができたはず。

でも、こんな嫌な思いをするなら、
何も言わなければ良かった・・・
というのも、本音なのです。


本当に、このままだとダメ人間まっしぐらです。

人との付き合い方、
話し方を本格的に学ばないと、
このままだと同じことのくり返しですよね・・・


IMG_3071_800x600.jpg

ギルドホールで卒業式

今日もギルドホールまでやってきました。

いつもの通り絵を見に行ったのですが、
どこかの学校の卒業式があったようで、
普段は空いている美術館の中に
大勢の若い人たちがいました。

美術館なのに、ギャーギャー騒いだり
走り回ったりしていて、
正直、とても迷惑でした。

でも、きっとそれだけ嬉しいのでしょうね。

それに、そのおかげで
美術館の端っこのほうにある
普段はガイドさんが説明しない絵の説明をしてもらえたので、
それはそれでラッキーだったと思います。

C53A4317-B9D8-4D6D-995E-496531EDE7EA.jpeg

さぁ、気持ちもリフレッシュできたので、
午後もお仕事がんばります!
にほんブログ村 花・園芸ブログ ガーデニングへ
posted by イチイ at 22:43Comment(0)日記