心機一転という言葉がぴったりな、
清々しい朝でした。
・・・と言いたいところなのですが、
前にも書いたとおり、 ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/453257626.html
問題のある人がいる職場だと聞いていたので、
朝から戦々恐々としながら、
新しいオフィスに行きました。
とても大きくて立派なビルで、
社員が何百人もいる、大きな会社です。
これまでは雑居ビルに入っていて、
幽霊社員(自宅勤務と称して、全然出勤してこない人)も含めて、
11人しかいなかった職場だったのに、
一気に100倍近くの規模になりました。
人事担当者が私の席へ連れて行ってくれたときも、
まるで、突然 煌びやかな表舞台に引きずりだされたような気がして、
自分がとても場違いなところにいる気分になって、
廊下の真ん中を歩く人事担当者の後ろを、
コソコソと廊下の端っこを歩きながらくっついていく自分に気づき、
まるでドリフのコントみたいだわ・・・
と思ってしまったくらいです。
広いオフィスには大勢の人が働いていて、
少しほっとしました。
これだけ大勢いるなら、
私が少しくらい変なことをしたり、言ったりしても、
それほど目立たないだろう、と思ったのです。
というのも、前の会社では、
一挙手一投足を見張られているかのような
妙な緊張感を感じていたので・・・
それは多分、自分が嫌われていることを知っていたから、
これ以上、おかしな真似はできない!と思って、
常に緊張していたからだと思います。
そして、噂に聞いていた(というほどでもありませんが)
「難しい人」と会いました。
こちらで書いている人です ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/453257626.html
どんな人なんだろう?と思ってはいましたが、
あまり先入観をもって会ってしまうと、
善人でさえ、自分のなかで悪人になりかねないと思い、
あまり考えないようにしていました。
実際に会ってみたら、
テキパキした物言いをする人で、
頭の回転が速いせいか、
ポンポンと会話が出てくるし、
仕事も手早くこなしていく人でした。
でも、そんな意地悪そうには見えません。
しかも、ランチに誘われて、
一緒に行ったら、「初日だから」と言われて、
ご馳走になってしまいました。
少し変なたとえに聞こえるかもしれませんが、
イメージ的には、江戸の職人さんみたいな感じでしょうか?
ちゃきちゃきしていて、
元気よく、いろいろなことを教えてくれるので、
「意地悪なお局さん」というよりも、
「頼りになるお姉さん」といった印象です。
本当に、この人が「難しい人」なのかな?
と思いつつ周りを見てみましたが、
私と一緒に仕事をするのは、その人だけです。
初対面だから猫を被っている可能性もありますし、
私が鈍感なだけかもしれませんが、
意地悪な人にありがちな顔の歪みというか、
性格の悪さはちっとも感じませんでした。
仕事も、「少しずつ慣れてね」と言われて、
引き受けた作業はとても簡単でしたし、
暇すぎて、かえって申し訳ないくらいでした。
なんだか思っていたことと全然違いますが、
今日は初日なので、
お互い様子見という感じなのかもしれません。
なんだか肩透かしをくったような、
警戒していた自分が少しバカみたいだと思えるような、
そんな不思議な1日でした。