秋のパーゴラガーデン

今日はボランティアをお休みしたので、

「1日を自分のためだけに使うぞ!」と思い、

朝はゆっくりと寝ていました。


午後になって、

カムデンガーデンセンターに行こうかと思ったのですが、

行こうとしている理由に気づいて、

行くのをやめました。


実は、昨日手入れした野菜ガーデンの、

ハーブベッドに隙間があるので、

「そこに植えるハーブを買わなくちゃなぁ・・・」

と思っていたところだったのです。


買い物がなくても、

ほぼ毎週末足を運んでいるところですし、

実際、昨日もサラダ菜を買いに行ったくらいなのですが、

「今日は自分のために使う」と決めたのに、

いくら自分の好きなところでも、

その目的がボランティア先に植える植物だったら

完全に自分のためとは言い切れないよなぁ・・・


そう思って、ガーデンセンターへ行くのはやめました。


その代わりに、

久しぶりにパーゴラガーデンに行ってきました。


こちらでも何度かご紹介している、

こちらのお庭です。


過去のお庭の様子は、こちらにあります ↓





最後に行ったのは、

8月くらいだったと思います。


それ以降、駅の野菜ガーデンのボランティアが増えたり、

日が短くなって会社帰りに行けなくなったこともあり、

ずっと足が遠のいていました。


もう紅葉が始まっているロンドン、

こんな枯れ葉にうずもれた道を歩いていきました。


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まだ午後3時過ぎだというのに、

大分日が傾いてきていました。


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ここには浅い池があるのですが、

水面に反射する木々が、

まるで絵画か写真ように鮮やかでした。


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5月に見事な藤を見せてくれていたパーゴラも、

今はこの通りです。


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それでも、一部の柱には

秋になっても葉の落ちない植物たちが

元気よく茂っていました。


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そして、自然が作り出す

この色合いの素晴らしいこと!


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朴訥とした、何の変哲もないレンガの壁ですが、

まるで大きなキャンバスに描かれた抽象画のようです。


シンプルだからこそ色彩の美しさが際立ち、

とても目を引きました。


お隣のお屋敷(柵があって入れません)も

相変わらず良く手入れが行き届いていて、

堂々としたたたずまいでした。


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こちらは、お庭の全景です。


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日が傾きかけているせいかもしれませんが、

やっぱり何となく寂しい感じですね。



パーゴラを出て、

暮れなずむハムステッドヒースを縦断して、

家に向かいました。


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上の写真の右側の木が、

茶色く色づいていて、

秋を感じさせてくれます。


イギリスの木には赤くなるものが少なく、

黄色になるものが何本かあって、

あとは殆ど茶色になって枯れる木ばかりで

日本のような鮮やかな紅葉にはならないようです。


茶色くなった木を

ぼーっと見ながら歩いていたのですが、

近づいてみて、ビックリしました。


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こちらの木なんですが・・・


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誰かが木に座っています!


あ~、ビックリしたぁ・・・


そう呟きながら、

私たちよりも高い目線でみる夕焼けは、

きっとキレイなんだろうなぁ、

と少し羨ましく思いました。


パーラメントヒルと呼ばれる、

ハムステッドヒースで一番高い丘に着きました。


こちらからは、ハイゲイト(Highgate)という

高級住宅地のあるエリアが遠くに見えます。


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そして、こちらがロンドンのシティです。


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相変わらず この丘には40~50人の人たちがいて

しかも、そのほとんどがカップルでした。


でも、だんだんと寒くなるにつれて、

人も来なくなることと思います。


そしたら、きっとこの丘を独り占めするという、

贅沢な時間をもてることでしょう。


冬は寒くて好きではありませんが、

丘を独占できるという小さな楽しみがあるので

いつもほど冬になるのが憂鬱ではないような気がしました。