C さんに会ってきました。
少しやつれた感じはしましたが、
昔のように水色の洋服と大ぶりなネックレスをつけて、
明るく笑う姿を見たとき、
心の底からほっとしました。
いろいろとお話をしてきました。
何度かお会いしていましたが、
ここまで長く、
そして深い話題について話したのは
今回が初めてのことです。
詳しいことは書けませんが、
印象に残ったことを、3つだけ書きます。
順風満帆で幸せそうに見えていても
はたから見たら想像もつかないような、
いくつもの大きなストレスを抱えていたことを知り、
それでも、困っている赤の他人の面倒まで見ていた、
その底知れない包容力と前向きさに驚きました。
私と会わなかった5か月の間に、
実は二度も死にそうな状態になっていたことを知り、
そこから、奇跡的な回復を遂げたことに驚くとともに、
もしかしたら、神様とか、そういう存在が、
「あなたは他の人のためにもっと生きなさい」と、
彼女を救ってくれたのではないか? とすら思いました。
そして、彼女の闘病中、
自分が歩くこともままならなかったのに
一緒に入院していた大勢の人たちに、
癒しを与えていたことを知り、
どうしたらそこまでできるのだろう?
と、とても驚いたのですが、
彼女にとってはそれが普通のことで、
少しも特別なことだとは思っていないことに
大きな衝撃を受けました。
温かくて、素晴らしい人だとは思っていましたが、
自分が死ぬかもしれないような、
半身が麻痺しているような極限の状態にあっても
それでも、救いや癒しを求める人に対して
自然に手を差し伸べられるなんて、
にわかには信じがたいくらいです。
そんな Cさんは、どうにか退院できた後に
もうマッサージをすることもないだろうと思って、
商売道具のオイルとかお香とか、
そういうものを全て処分したそうです。
というのも、常に腕が震えて、
ヨロヨロとしか歩くことができず、
携帯電話もまともに持てないような状態だったので、
もう二度とマッサージなんてできないと思ったのだそうです。
しかも、最初は処方された薬が強すぎて、
症状が悪化したこともあったそうです。
でも、回復するためには
血管の壁にたまった汚れを落としたり、
血液をサラサラにすることが大切だと聞いて、
アップルサイダーやショウガなどを混ぜた、
血液をサラサラにする飲み物を毎朝飲んだり、
地道な努力を続けて、ここまで回復したそうです。
でも、Cさんらしいなと思ったのが、
処方された薬で悪化した後、
お医者さんから、処方できる薬の候補を教えてもらって、
ダウジングを使って、
どれを飲むのか自分で決めたそうです。
ご存じだとは思いますが、
ダウジングというのは、こういう → ペンデュラム
ペンデュラムというものを使うのですが、
それで自分に効く薬を選んだそうです。
ダウジングで選んだ薬は、
アメリカで開発されてから日が浅い薬で
イギリスではそれほど一般的ではなかったそうですが、
その薬と、自家製のドリンクを飲み続けて、
たった5か月でここまで回復したそうです。
私にはとうてい見習えないことばかりですが、
ただ、いつ何時病気や不幸が襲うか分からない、
ということを改めて思い知りました。
そして、もし仮に自分にそんなことが襲い掛かってきたら
私はきっと C さんのように前向きに立ち向かうことなんて
できそうにありません。
でも、Cさんはどうして
こんな奇跡的な回復を遂げたのだろう?
と思ったときに、こう思ったのです。
彼女は毎日人々のことを助けたり、
常に笑顔でいるよう、楽しいことを沢山したり、
少女のような純粋な心で物事を楽しんだり・・・
そういう積み重ねてきたものがあって、
こういうときにそういう積み重ねたものが
効力を発揮してくれるのかもしれないと思いました。
上手く表現できませんが、
前向きで明るい状態が彼女にとっては「普通」なので、
暗くて重たい状況になったとしても、
自分の「普通」=明るい状態 になるよう
身体や心が無意識のうちに動くのかな?と思ったのです。
もちろん、悲劇のヒロインになって
悲しみに溺れたりしない強さとか、
辛いときでもリハビリを頑張る努力とか、
そういうものも必要だったと思います。
でも、常日頃から明るく前向きに過ごしていると
こういうときにも前向きになりがちと言いますか、
無意識のうちに前へ進む力が出てきて、
Cさんが頑張るための後押しをしてくれるのかな?
と思ったのです。
たとえば「なにをやっても駄目だ」と、
以前の私のような毎日を過ごしていたとしたら、
処方された薬で悪化したときに
「やっぱりダメじゃん・・」と
諦めていたのではないでしょうか。
でも、そこで「ほかの薬を試そう!」と思えたのは
日頃から「ダメだ」と思わない経験(クセ?)を
身につけていたからではないかと思ったのです。
私も、できるだけ前向きに、
明るく生きていきたいものです。
それは、目の前に続いていく、
毎日の生活を楽しいものにするためだけではなく、
将来、大きな問題にぶつかって、
それを乗り越えなくてはいけないときに
問題を克服しようと努力する自分のことを
じわっと後ろから後押しをしてくれるような気がするので、
将来の自分のためにも、Cさんのように
明るく楽しい毎日を送りたいと思いました。
こちらは、グラストンベリーの街で見かけたネコです。
ずっと動かないでこちらを見ていて、
しかも、ネコの色が壁のレンガ色とマッチしていたので
一瞬、置物かと思ってしまいました。
最近、こうして街中のネコに目が向くようになったのは
きっと大家さんちのネコの影響なのでしょうね。