初対面でご馳走させる人

最近、こちらで話題に上ったAさん、
また、びっくりするような話を聞きました。

前回のことは、こちらです ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/449850253.html

私の会社と同じビルに翻訳会社が入っていて
そこに努める日本人女性から聞いた話です。


その女性が、ビルのトイレに入ったら、
Aさんが洗面台のところで化粧直しをしていたそうです。

これまでは通りすがっても軽く会釈する程度だったのに、
なぜか「お仕事、忙しいですか?」などと
話しかけてきたそうです。

でも、その話す内容が、
ことごとく、うちの会社の愚痴だったそうです。

そして、自分の言いたいことを怒涛のごとく愚痴った後、
こう言われたそうです。

「今度、ランチでもご一緒しませんか?」

断る理由もないし・・・と思って承諾し、
その数日後の昼休みに、
一緒にパブに行ったそうです。


そのパブは昼時で混み合っていたので、
その女性は、Aさんにこう言ったそうです。

「混んでてテーブルがなくなるかもしれないから、
私が買ってきますから、
テーブルを取っておいてもらえますか?」

イギリスのパブで食事をするときは
まず座るテーブルを決めて、
テーブル番号を確認します。

そして、カウンターで料理を注文するときに
テーブル番号を伝え、
その場でお金を払って、
料理の番号札を貰います。

そして、お料理ができたら
ウェイトレスさんが番号札を頼りに、
お料理をテーブルまで運んできてくれます。


そのため、その女性はカウンターで
2人分のランチを注文し、
その場でお金を払って、
Aさんの待つテーブルに座ったそうです。

無事にお料理が運ばれてきて、
食べ終わった時に、こんな会話があったそうです。


Aさん 「あ、食事代、いくらでした?」

女性 「あ、えっと・・・・」
(2人で19ポンドだから・・・と計算していたそうです)

Aさん 「え? いいんですか??」

女性 「え? え?」

Aさん 「そんな、申し訳ないですぅ。
    でも、ありがとうございます!」


そして、Aさんはさっさとお財布をしまって、
席を立ったそうです・・・

その後、その女性は何も言えなくなって、
結局、初対面に近いようなAさんに対して
食事をご馳走したのだそうです。


さらに驚くことに、
その翌日にビル内でAさんとすれ違った時に
「昨日はご馳走様」などといった一言もなく、
いつものように、軽く会釈されだけだったそうです。


しかも、その日のランチの間中ずっと
Aさんは延々と愚痴をこぼしていたそうで、
その女性は、ポツリとこう言いました。

「なんだか、お金を払って、
愚痴の捌け口にされただけみたい・・・」



この話を聞いたとき、
「あ、私と同じだ」と思いました。

このときのことを思い出したのです ↓
http://yewtree.seesaa.net/article/450019727.html

この時の女性はAさんではありませんが、
同じ体験をした者として
「私もこんな人がいて・・・」と話しそうになりましたが
そのときに、はたと気づきました。

そんなことをしたら、
愚痴ばっかり言っているAさんや
あの女性と同じです・・・


「そっかー、そんなことがあったのね。
それは、ちょっとビックリだわ・・・」

などとお茶を濁しましたが、
人付き合いには、
会話のテクニックが必要ということを痛感しました。

同じ悩みを持つものどうし、
建設的な解決策を話せるならいいのですが、
こういう問題は「関わらないこと」以外に
私たちができる解決策はなさそうです。

そうなりますと、
下手をすると彼女たちのように
相手の愚痴を言い合うだけで終わってしまいます。


こういうときに
上手な受け答えができる人になりたいなぁと思いつつ、
とりあえず話題を逸らすようにしました。



ところで、昨日はこれをもらいました。

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赤い箱に太い黒いリボンがお洒落ですね。

中身は、まるで小さな宝箱のように
チョコレートで溢れかえっていました。

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ベルギーからのお土産だそうで、
甘さ控えめの美味しいチョコでした。